朝から雨。しかも寒い。
ジョージ・ウォーエルの『1984』を読んでいる。以前、あきる野市のショッピングモール内にある書店をブラブラしていたら早川文庫が何かの記念で作ったTシャツを販売するコーナーがあった。『オリエント急行殺人事件』とか『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』とか、早川で出されたミステリーやSF小説の傑作をモチーフに作られたTシャツが数点飾られていてどれも格好良かった。
HAYAKAWA FACTORY│オンライン書店e-hon
自分は『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』のTシャツが一番カッコいいと思ったが、案の定、それは一番の売れ筋らしくてその時ですら以前の復刻Tシャツらしく、数が残り僅かだった。
で、その時すぐに買ってしまえば良かったのだが、悪い癖で一日考え、翌日行くともう売り切れであった。ガッカリした。で、せっかく来たのだからと気を取り直して自分はカート・ボネガットの肖像が描かれたものとジョージ・ウォーエルの『1984』のTシャツのどちらにするか迷った挙句、1984Tシャツを買ったのだった。背中には"BIG BROTHER IS WACHIBG YOU"と書かれてある。
知らない人のために念のため説明しておくと『1984』は1949年に書かれたその当時の近未来小説で、全体主義によって統治された国家の恐怖を描いたディストピア小説。そのくらいのことは読む前から知っていたが、実際に読んだことは無くて、だが訳者のあとがきによるとこれは世界中の多くが読んだつもりになって、実は読まれたことのない小説の一つなのだとか。そうか自分だけじゃないのか。
で、前置きが長くなったが読むのはまだ途中なのに驚いていることがあって、それは主人公がその全体主義に抗う方法としてやっていることの一つが日記を書くことだということ。へえっ!俺って抗ってたのか。。。と思ってしまった。
自分が日記を書き始めたのは2000年から。当時は3年連用日記に手書きで6年付けて、ブログというものが世に出て来てからはブログで。ただブログを始めた時は日記と言う形式ではなくて、今のように日記の形にしたのは2020年から。妻の闘病の年は全く付けなかったが、それ以後、また再開して現在まで続く。
これはSNSとは違くて誰かに読んでもらおうという意思は全くなくてコメント欄も拒否した形。じゃあ、何故、書いているんだ?と問われると自分でも分からない(まあ、読んでくれる人がもしいたら感謝なのだけど)。
ただ『1984』を読んで、過去の改ざんが可能とされる世の中では、例え小さな個人の自分史でも書き留めておくことには意味があるのだなと思った次第。世の中がディストピアに近づけば近づくほど。続けよう。
午前中は家の中のことをやって、午後はまたジムに行った。ウォーキングとランニングと筋トレ。帰りにスーパーで某メーカーの味噌を買って帰ったら同じ商品なのに使いかけのものと色が全く違う。使いかけはきれいな黄色なのに買って来たのは黒っぽい。ネットで調べると色は変わっても大丈夫とあるが多少風味が落ちる、とある。買って使う前からそんなことが分かっているなんて嫌だと思い返品に行く。レシートはレジ脇のボックスに捨ててしまっていたがその旨説明すると気持ち良く応じてくれて良かった。やはりレシート、捨てちゃだめね。
夕食はサバの味噌煮。白菜が多く残っているので久しぶりにパーラーツァイを作った。
現在、21時51分。風呂入って寝よう。
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