TED~すごいプレゼン
これはTechnology Entertainment Designの略で、今、ネットで調べると詳しく出ているが、平たく言うと、世界の様々な分野の人々が年1回、自らの主張をプレゼン形式で行う講座のこと。1984年からカリフォルニア州モントレーで始まり、小さな規模だったものが現在では毎年2000人近い聴衆を集めるものになったとか。
出演者は政治家、作家、医療器具開発者、音楽家、デザイナーなど様々。過去にはU2のボーノやビル・クリントンなども出演しているが、大事なのは無名の人々も多数参加しているということ。共通しているのは世界をほんの少しでも今より良い場所にしよとする意思とユーモアに溢れているということだ。
このTedは過去のプレゼンをネット上で公開し、世界の様々な言語の字幕サービスをつけて配信している。TEDのページに行けばあなたも興味ある人のプレゼンをすぐに見れる筈。
http://www.ted.com/translate/languages/ja
昨日、娘とたまたまテレビを見ていて、このTEDで行われた過去のプレゼンを傑作選のような形で一挙放送しているのを見つけ、思いがけず見入ってしまった。そう、この春からこのTEDのプレゼンを使った英語教育の番組がNHKで放送されていて、昨日はそのスペシャルみたいな番組だったのだろう。知らなかった。
http://tedxtokyo.com/blog/nhk-ted-super-presentation/
私が見たのは統計学者、器具開発者、デザイナーなどなどの話だが、特に半身不随になり絵が描けなくなったデザイナーのために、目の視線の動きだけで壁に光で絵を投影できる眼鏡を開発した人の話が素晴らしかった。デザイナーが寝たきりになっている病院のベッドの外には遠くに白い壁の建物があり、開発チームのメンバーが見守る中、夜の壁に体が動かせないデザイナーの7年ぶりの絵が浮かび上がる。写真を交えたそのプレゼンはまるで映画を見るようだった。
Appleの創始者で今は亡きスティーブ・ジョブスもプレゼンの天才と言われた。思うに彼にとってはプレゼンもデザインという行為の一つだったのだろう、と思う。次の世界をどのようにデザインしそれをどう人々に届けるのか。
昨日、見ていて羨ましかったのは、西洋には(と、随分、懐かしい言い方のような気がするが)有名無名を問わずフラットに人の話を聞くという文化があるということ。勿論、話す方も自分の主義主張を多くの人に届けるために態度や言葉を洗練させる訓練・努力がいるが。でも、それはとても気持ちの良い社会のような気がする。日本はダメ。本当の民主主義じゃないんだろうな。落語も“高座”と言うし。
↓は昨日の番組で3分間のすごいプレゼンとして紹介されていたもの。大笑いしたけど、なるほどね。二番目の馬鹿が大事なのね。
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