ローズ

ベッド・ミドラー グレイテスト・ヒッツ Music ベッド・ミドラー グレイテスト・ヒッツ

アーティスト:ベット・ミドラー
販売元:イーストウエスト・ジャパン
発売日:1993/07/25
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 今日はクリスマス・イブ。毎年このブログではクリスマス・ソングじゃない歌をクリスマス・ソングとして聞くというのをやっていまして、これまでにローリング・ストーンズの『地の塩』やクイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』、ポーグスの『ニューヨークの夢』(これはどんぴしゃクリスマス・ソングですが)などを取り上げてきましたが、今年はこれ、ベッド・ミドラーの『ローズ』です。これは1971年に夭折した天才女性シンガージャニス・ジョプリンをモデルにした映画の主題歌で、若き日のベッド・ミドラーが熱演していましたね。

例によってYouTube&訳でございます。

     

            ローズ 

    ある人は言う 愛は川だと

    柔らかな葦を飲み込んでしまう川だと

    ある人は言う 愛は刃<やいば>だと

    心に絶えず血を流させる鋭いカミソリだと

    ある人は言う 愛は飢えだと

    それは

    決して癒えることのない渇きのようだと

    でも私は言う 愛は花だと

    そしてあなたはその たった一つの種なのだと

    

    傷つくことを恐れる心は

    軽やかに踊れない

    目覚めることを恐れる夢は

    決してチャンスを手に出来ない

    頑なに拒む心は

    与える喜びを知り得ない

    そして 

    死を恐れる魂は

    永遠に生きる意味を学べない

    

    寂しく一人ぼっちの夜

    目の前の道がきりもなく長く感じるとき

    そして愛が

    幸運で

    強い人にしか訪れないものと考えてしまうとき

    

    どうか思い出して

    厳しい冬、冷たい雪の下で

    寒さに耐えた種だけが

    太陽の恵みを受けて

    春

    美しいバラになるということを

 

意訳 ナヴィ村

 

 皆さん、メリークリスマス。

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18度目の歌舞伎~『野田版 鼠小僧』

 屋根の上の勘三郎。このシチュエーションには密かに思い入れがあります。それは私が二十歳の頃、テレビでやった2夜連続2時間(3時間だったかな?)ドラマ『幕末青春グラフティ・福沢諭吉』のラストシーン。

 まだ勘九郎だった頃の勘三郎演じる福沢諭吉が狂信的な攘夷思想家に変貌してしまったかつての仲間に追われ、命からがら長屋の屋根に逃げる場面。ようやくよじ登り一息つくと何やら同じ屋根の上にもう一人誰かいる。それは武田鉄也演じる坂本龍馬(今の人は笑うかな?でも当時“龍馬”と言うとこの人だったのです。)なのですが、そこで二人はお互い追われる身でありながら、ただ短い言葉で日本の未来を語り、そして別れる。

 「いつか一緒にあめりかんねいちゃんを見るんじゃ」と龍馬。「American Naition!」と息を弾ませながら諭吉。「Friend!元気で!」と竜馬。「Thank you! you too!」と諭吉。バックにはサイモン&ガーファンクルの『明日に架ける橋』が流れていて、強烈に記憶に焼きついて離れないワン・シーンです。私と同じ世代の人は勘九郎=現勘三郎をこのドラマで初めて知ったという人は多い筈で、ある本を読むと勘三郎自身このドラマ『幕末青春グラフティ・福沢諭吉』に非常な思い入れがあると語っていました。

                      ☆

 さて、昨夜の歌舞伎座、“十二月大歌舞伎”は午前の部最後に宮藤官九郎の『大江戸リビング・デッド』、午後の部最後には『野田版 鼠小僧』を配し、古典と新作の両方を楽しめる趣向となっていました。

 私が見たのは『野田版 鼠小憎』。平成十五年、歌舞伎座にて大ヒットを記録した野田秀樹の手による新作歌舞伎の待望の再演です。今まで見た歌舞伎とは全く違う斬新な演出とセリフ、そして現代的なテーマを持った物語で、あっという間の2時間。大笑いし、そして感動しました。

 ケチで強欲な棺桶屋の三太(勘三郎)が、仕組まれた遺言状により騙し取られた兄の遺産を取り返そうとするうち、“鼠小僧”ということになってしまい、何度も盗みに入るうちに周囲の様々な裏の事情を知ってしまう。

 初め“人に施しなんぞをすると手が腐る、死んでしまう”と嘯いていた三太が、ふと知り合った少年さん太の頭上になんとか金銀小判の雨あられを降らせてやろうとするラスト瓦屋根の上まで。

 舞い散る白い粉雪がだんだんと金色に変わっていって・・・三太=サンタ、「年の瀬の24日が一体何の日か、おめえ、知っているのかぇ?」なんてセリフもあって、江戸時代のクリスマスってキレイだったんだろうな?と思わせる美しいシーンでした。

                      ☆

 この12月は本当はクドカンの『大江戸リビング・デッド』か『双蝶々曲輪日記(ふたばちょうちょくるわにっき)・引き窓』を見るつもりでした。が、私は以前からこの歌舞伎座でまだ“芝居”する勘三郎を見ていないことがずっと気になっていまして、それで昨夜、ついにこれにしました。私が今まで歌舞伎座で見た勘三郎は『春興鏡獅子』、『六歌仙姿彩』など、舞踊だけだったのです。

 で、昨夜の勘三郎を見ての感想は、この人は全くオーラの質が変らない人だということ。初めて『福沢諭吉』で見たときから、演じることへの情熱がストレートに感じられる。そして、何より常に自身が楽しんでいる風なのがいい。古典を演じている時の芸の確かさはもちろんのこと、常に新しいことに挑戦し・・・私は団十郎、仁左衛門、幸四郎、吉衛門、皆それぞれ好きですが、今はやはり勘三郎の時代なのだなと思いました。

 信頼する歌舞伎評によればこの『野田版 鼠僧』は今回の公演により歌舞伎の演目として定着した感があるとのこと。そうか、新作はこうして段々と古典になってゆくのか。

 初演時、これは8月の納涼歌舞伎!でかかっていたそうで、“クリスマスネタ”ということで言えば本来は今の季節のもの。そして、きっと未来の年の瀬では、この『野田版 鼠小僧』がいつも何処かで演じられているといったことにきっとなるでしょうが、今のところ主人公“棺桶屋三太”を演じられるのは当代勘三郎しかいないと、私は思います。で、その位のハマリ役。

 平成15年の舞台がシネマ歌舞伎DVDになっているので↑見られない方そちらで是非。また見た人も今回は前回と微妙に脚本が変っているらしいので見比べるのも一興かもしれません。

                      ☆

 来るべき日本の未来を見据えて・・・、親に見捨てられた子供に金銀の雨を降らせるため・・・屋根の上の勘三郎。昔も今も・・・・絵になるぜ。    

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My Favorite Things

My Favorite Things Music My Favorite Things

アーティスト:John Coltrane
販売元:Wesgram
発売日:1994/06/16
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 「私は全ての宗教を信じる。」と言ったのは我がジョン・コルトレーン。クリスマスも正月もやって・・・と毎年、鼻白む人もいるけど、いいじゃない、クリスマスが近づくとわくわくするよ。僕は好きだな。

 現在AM5;50分。↓聞きながら朝焼けの街を走ると気持ちいいッス。映画『サウンド・オブ・ミュージック』の“My Favorite Things”。これをコルトレーのソプラノ・サックス!がジャズの名曲に仕立てた。ちなみに歌詞はこんな具合。自分のお気に入りって何だろう?って考えちゃうよな。で、プレゼント、何にしようかな、ってサ。

     Raindrops on roses and whiskers on kittens
     薔薇の花びらの雫 子猫のひげ
     Bright copper kettles and warm woolen mittens
     銅製の光るケトル 暖かいウールのミトン
     Brown paper packages tied un with strings
     紐で結ばれた茶色い紙の包み
     These are a few of my favorite things
     それが私のお気に入り

     Cream colored ponies and crisp apple strudles
     クリーム色の子馬 パリパリのリンゴのストラドル
     Doorbells and sleighbells and schnitzel with noodls
     ドアベル そりのベル カツレツにヌードル
     Wild geese that fly with the moon on their wings
     月夜を飛ぶ雁の群れ
     These are a few of my favorite things
     それが私のお気に入り

     Girls in white dresses with blue satin sashes
     白いドレスに青い飾り帯の女の子
     Snowflakes that stay on my nose and eyelaches
     私の鼻とまつげにつもる雪
     Silver white winters that melt into springs
     白銀の冬が春に変わる
     These are a few of my favorite things
     それが私のお気に入り

     When the dog bites, when the bee stings
     犬が噛んだり蜂が刺したり
     When I'm feeling sad
     悲しい気持ちになるときは
     I simply remenber my favorite things
     私はただ 自分のお気に入りを思い出す
     And then I don't feel so bad
     そうすれば そんなにつらい気分じゃなくな

 

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遊び過ぎ?

Neko_2 今日、仕事場の朝礼で御発声の後、強いめまいがして立っていられなくなる。救急車だなんだという人もいたが、午前中、机に突っ伏していたら治まった。午後、病院に行くと脳梗塞やら何やらそんな心配はないらしいが、原因として一番可能性として考えられるのは三半規管にある砂?の異常だとのこと。「過去に頭を強く打ったりした経験はありませんか?」と聞かれたが、そんなの一杯ある。一応、念のため脳のCTを撮った方が良いと言われたが、結局、しばらく薬で様子を見ることに。

 で、帰宅後、妻に事の次第を話すと、心配そうな顔をしながらも、「やっぱり、あなたは仕事するのに向いてないのよ。」と、一言。ガーン。じゃ、オりゃー、一体、何をしてれば良いんだ!

 私の場合、他の人から見れば、朝早くから夜遅くまで働きずくめに働いて、拘束時間が長くて可哀相と見えるのかもしれないが、強がりでもなんでもなく私は拘束されていると意識は全くない。仕事中に遊ぶというのじゃなく、仕事を遊んでいると言う感じで(仕事中に競馬はするが)、好きなことをやっているだけ。朝も楽しく出かけるし、夜は一日が終わるのがなんだか惜しいような気すらする。

 考えてみると、休日も平日と全く同じ時間に起きてなんかやっているし、絶えず何処かに出かけているので仕事の日と同じ過ごし方なのかもしれない。

 つまり、ずっと遊んでいるということ。して見ると今回の不調は遊び過ぎ?と言うことか。

 「辞めちゃえば?」と妻は良く言う。そう言えば彼女と出遭った時、私は住所不定無職だったなあ。

 皆、最初がゼロだと後、凄く楽だぞー。

 と、言うわけで今日は髭を切られたニャンコ状態です。早く寝ようっと。。。。

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いつサンタがパパとママだと気づいたか?

クリスマス・イン・ザ・ハート Music クリスマス・イン・ザ・ハート

アーティスト:ボブ・ディラン
販売元:SMJ
発売日:2009/11/25
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 昨日、中学生の娘に妻がうっかり「プレゼント何が欲しいか、サンタさんに手紙書いたの?」と言ってしまったらしい。それで娘、「もう、お父さんとお母さんがサンタだって知ってるっちゅうに!!」。

 我が家の子供達に自分達がサンタだとカミング・アウトしたのは確か息子が小学校6年生、娘が4年生の時。しかし、昨日、良く話すと実は息子も娘もそれ以前から薄っすらと気がついていたらしくて、してみると親は騙したつもり、子供達は騙されたふりのクリスマスが過去にあったことになるわけでなんだか可笑しい。娘曰く「だいたい分かっていたんだけど、どうやってプレゼントを気付かれないように置いているのか、それが分からなかった。誰か第三者に頼んでいるのかと思った。」とのこと。

 トリックは簡単。数日前からプレゼントを用意しておいて、子供達の手の届かないような場所に隠しておく。夜、チキンやらケーキやらを食べて、やや過ごして後、「サンタさん来ないね・・・。」と妻。それで「せっかくのクリスマスが勿体無いから、○△×のツリーのイルミネーションでも見に行こうよ!」と私。それでドライブに出かけるわけだが、妻&子供等が先に車に行っている間、私が戸締りがてらプレゼントを玄関やら子供の枕元に置いて出ることに。で、帰宅後に「うわ!出かけてる間にサンタさん、来ちゃったみたい!!」なんていう訳。この手で3年間くらいもった。

 しかし、ある年、息子&娘が「絶対サンタさんに会う!今年は出かけない!」と言い張る年があって、その時は困った。どうやって騙した?か覚えていない。確か子供達が風呂に入っている間、上手いことやったんだと思うが・・・・・・。また、ある年はクリスマスの何日も前からプレゼントそのものを目に付く所に置いておくという手も使った。ただ地味な紙袋に入れておいて、子供にはちょっと手の届かないところに置いておく。それで、ちょっとしたスキに紙袋から出すだけ。これも効果満点だった。

 妻と娘の会話を聞いた後、私は得意のウンチクをぶった。「サンタって何だか分かる?、それは親が子供を愛しいと思う気持ちのことなんだよ、だからお母さんがサンタに手紙書いた?って言っても何も可笑しいことじゃないだろ?」とかなんとか・・・・・。

 でも、親が必死で騙そうとしているのを気遣って、わざと騙されているフリをしてくれている子供達のことを思うと、サンタって実は子供が親を哀れに思う気持ちのことだったりして・・・・ね。恐えー(笑)。

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禁煙サーフィン

コーヒー&シガレッツ【廉価2500円版】 [DVD] DVD コーヒー&シガレッツ【廉価2500円版】 [DVD]

販売元:アスミック
発売日:2007/03/02
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 煙草を10年くらい止めていたが、今年の夏頃からまた本格的に吸うようになった。理由は吸ってみたら美味しかったから。昔は吸いつつ吐き気などを催したり喉が痛くなったりと、不快なことこの上ないのに止められないといった風だったが、今回はそういうことも無く、楽しみの一つとなった。

 大体昔から私の場合、吸い方は決まっていて昼間は全く吸いたくならない。身勝手な話だが吸っている人を見ると不愉快でさえある。なのに夕方から夜にかけて段々と肺がむず痒いように感じてきて、その後、爆発的なチェーン・スモーカーとなる。レベルは全く違うが、かつてキース・リチャーズがドラッグに関して「ツアー中は大丈夫。俺の場合、オフの時が問題だった。」と言っていて、私の煙草もそれと同じ。自己分析すると、私の場合もホッとしたいから吸うのじゃなく、ある緊張感を維持していたいから吸うと言う方が当たっている。健康にリスクがあるのがまた良くて、無意識だがそこには一種のマゾヒズムも含まれている、と思う。

 当然、煙草を吸うと食欲が落ちるので、みるみる体重が減ってきた。鏡を見るとなんとなくスッキリしてきて、身体も軽い。“煙草健康法”などと言って家族に呆れられていたが、多分、ちゃんと調べればあらゆる数値は下がるか正常値に戻るかしていた筈で、その位体調は良かった。

 しかし、である。当たり前だが段々と不快感が増し、生活に不都合が生じてきた。中でも一番嫌だったのが寝覚めが悪いこと。朝くらい爽やかに過ごしたいのに目覚めたと同時に何やら口の中が気持ち悪るく、吐き気がある。そして自分の息が臭いのが分かる。絶えず気分が鬱傾向で、また意味無くイラつくようになった。大きく深呼吸しても本来100パーセント酸素を取り入れられるところ70パーセントしか入ってこないような息苦しさがあり、そして持ち物が増えるのもなんとも面倒臭くさかった。例えばさっき一箱買ったばかりなのに離れた場所に置いて来てしまい、しょうがなくもう一箱買ったりとか、ライターが無くて探し回ったりとか、元々身の回りのものをきちんとしておけず忘れ物ばかりしている私には煙草というのは全く不向きな代物だった。

 で、生涯2度目の禁煙ということになったのだが、その方法。まず自分が一日の中でどういう時間、状況で煙草を欲するのかを良く分析することにした。結果、上述したが私はどうやらオンからオフに意識が切り替わろうとする時、オフになりたくなくて!吸うようであった。こう書くともの凄い仕事好き人間のように思われるかもしれないがそうじゃなくて、ただあるテンションを維持するための小道具という面が強く、身体に悪いという点が微かにタナトスを刺激して、それでかえって充実感&正気を得るみたいな捩れた感覚がその正体。

 身体は正直なもので毎日ある時間になると必ず肺が悲鳴を上げる。結局はそれにじっと耳を傾け、そのウェーブが去るのを待つか乗りこなすしかないのだが、何度かやり過ごせると波は徐々に小さくなってきてやがて荒れた海が湖の湖面のように静かになる。とにかく第一波が強烈で、その時はジョンレノンの『コールド・ターキー』のようになるしかない。I wish I was baby. I wish I was dead !

 そしてもう一つ問題があってそれは酒。だいたい煙草は高校生の頃、酒と一緒に覚えた風であるので、アルコールを摂取すると条件反射的に煙草も欲しくなる。十年前、禁煙に何度もトライして失敗したのは全て酒が原因で、いくら止めていても仲間と居酒屋にでも行けば元の木阿弥だった。それで、しばらく酒も止めた。野球選手の掌から豆がなくなるまで・・・みたいななんかそんな感じ。完全に自分の中から喫煙の感覚がなくなるまでということにしたが、その辺の判断は難しい。細かく言えば飲む酒の種類や銘柄まで関係あるような気がした。

・・・・・で、現在、無事禁煙に成功し、快適な日々を送っている。やはり寝覚めは爽やかな方が良い。お肌がスベスベして、何より飯・酒が美味い。煙草はいつも帰宅後、ビールを飲みながら吸っていたので、ビールをよしてウィスキーにしたら全然、大丈夫であった。

 一度目の禁煙成功と今回とを比べて変った点が一つ。それは以前の時は自分も喫煙者だったのにも関らず喫煙者に対して非常な嫌悪があったが、今回は無い。吸いたきゃ吸えば、って感じ。ただマナーだけは守ってくれよってだけ。かえって煙草というものから、より自由になったような気がする。

                ☆ 

↑の映画は幾つかのオムニバスを集めて一つの作品とするジム・ジャームッシュの真骨頂だが、何組ものコンビ・カップルがコーヒーを飲みながら煙草を吸い、ただだべるだけの映画である。そしてジャームッシュが正当なビートの末裔であることが分かる傑作である。

 この中で個人的に一番面白いのがイギー・ポップとトム・ウェイツの会話。「俺達、煙草なんていらないよな!」なんて頷き合ってから、「じゃあ、吸おう!」って・・・・良いよなあ、精神の自由を感じる。

                ☆ 

 先日、I君からI・W・ハーパーの12年ものを頂いた。ここのところ毎晩、ちょっと高めのチョコレートを買ってきてそれと一緒にこのハーパーをストレート&チェイサーで飲むというのが日課なのだが、これは違うaddictの始まりなのだろうか?。“ウィスキー&チョコレート”とかって(笑)。そして私には今、もう一つ深刻な?addictがあるのだが・・・それは秘密です。

 煙草はもう欲しくならない。

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映画『花とアリス』より~蒼井優のバレーシーン

 映画『花とアリス』より。

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銀色の湖から

ジャクソン・ブラウン・ファースト Music ジャクソン・ブラウン・ファースト

アーティスト:ジャクソン・ブラウン
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
発売日:2005/09/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 今日は3年前に火事で亡くなった友人下村誠の命日である。もし、自分の人生で無かったことにしていい一日というのが許されるなら、僕は間違いなく3年前の今日をあげる。彼にはもっと生きて、もっと歌っていて欲しかった。

 一昨日、仙台のシンガーソングライターの友人からFAXが届いて、どうやら今日仙台では彼を偲ぶ3周忌の集まりがあるらしい。FAXには質問事項があって、内容は1、下村誠の曲の中から1曲選び、それに関るコメントを。 2、下村作品以外で、下村さんに贈りたい1曲は?・・というもの。

 1についてここには書かないが、2の質問に対しての答えはこれ↓。またはこのアルバム丸ごとを。理由=僕は結局、彼の永遠の弟分だと思うので。

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2009 秋の競馬(3) ウォッカⅤ

 昨日の東京競馬場、第29回ジャパンカップ。天皇賞のときに続き、早朝から並びまたまた最前列にて観戦。お目当てはもちろんウォッカ。最後の直線でオウケンブルスリに追い上げられて勝負は写真判定に持ち込まれたが、鼻差でウォッカの勝利。長い判定待ちの後、“5”が掲示板に点灯された時の大歓声が、この馬の人気の凄さを物語っていました。日本の牝馬で初。そして東京競馬場の芝コースで行なわれる古馬GⅠ4レースを完全制覇したことになる。JRA ・GⅠ通算7勝。2分22秒4のスペクタクル。久しぶりに興奮し、そして少し疲れた。

 帰宅後ネットのニュースを見ると、レース中、ウォッカは鼻出血していたとのことで、有馬記念は規定により出走停止。そしてこのまま引退の声も。もう休ませてあげたい気もするし、まだ見ていたい気もする・・・・な。

 PS 昨日の1~9レースまでの負けは、その後、メインレースでウオッカちゃんに少しつぎ込んだおかげで全くのトントンになっていた。こちらも“ありがとう”でした。それにしても私ゃ“応援馬券(一頭の単複買い)”しかあたらんなあ・・・。

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17度目の歌舞伎~仮名手本忠臣蔵

仮名手本忠臣蔵 (橋本治・岡田嘉夫の歌舞伎絵巻 (1)) Book 仮名手本忠臣蔵 (橋本治・岡田嘉夫の歌舞伎絵巻 (1))

著者:竹田 出雲,並木 千柳,三好 松洛,橋本 治
販売元:ポプラ社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 さて、カテゴリー『いろは歌舞伎』で過去のエントリーを見ると、私が初めて歌舞伎座に出向いたのは去年の11月1日のことだから、それから早くも1年が過ぎたことになる。うーん、結構、見たな。まだまだ足りないですが(笑)。

 昨日買った筋書きによれば江戸の頃から毎年この11月は“顔見世”と言って、向こう1年間の顔ぶれを披露する大事な興行だったとのこと。そうか、偶然のこととは言え、去年、丁度いい時から歌舞伎を見始めたんだな、私ゃ。

 さて、昨夜はその11月吉例顔見世大歌舞伎で『仮名手本忠臣蔵』。先月の『義経千本桜』と並び歌舞伎狂言の名作中の名作です。この忠臣蔵、3月の真山青果作『元禄忠臣蔵』の時は長い物語の中のどの「場」を見るか散々迷いましたが、今回は最初から“討ち入り”を見ようと決めていました。『元禄~』ではこの討ち入りは『仙石屋敷』の詮議の場での台詞回しで表現されていて、それはそれで良かったのですが、どうしても1度芝居の舞台でこのシーンを見たかった。

 となると討ち入りはご存知のようにクライマックスにあたる部分なので夜の部となるわけですが、今回の夜の部は五段目・山崎街道鉄砲渡しの場・同二つ玉の場と、六段目・与市兵衛内勘平切腹の場で一幕、七段目・祇園一力茶屋の場と十一段目・高家表門討ち入りの場以下、で一幕と分かれていて、当然、私は七段目からを見ることになりました。

 七段目、由良之助に仁左衛門、お軽に福助、寺岡平右衛門に幸四郎、斧九太夫に錦吾、鷺坂伴内に松之助。

 この七段目は茶屋で遊興に耽る大星由良之助=大石内蔵助がついにあだ討ちの意志を明らかにする場です。茶屋には5・6段目で祇園に売られた勘平の妻お軽(福助)がいて、そこに兄の平右衛門(幸四郎)がやってきて兄妹の情愛溢れる物語がそれに絡む。

 派手に遊んでいる由良之助の真意を確かめようと塩治の元家臣達が茶屋にやってきますが、遊び呆けている彼に失望し切りかかろうとしたりします。また、元は塩治の家臣なのに褒美に転び今は高師直側についた斧九太夫もやってきて何かと様子を伺っています。

 特に九太夫が塩治判官=浅野匠頭の命日で本来なら魚肉を食するのを避け精進すべきところにわざと酒を用意させ蛸を薦めると、由良之助はそれなら鳥を絞め鳥鍋にしようなどと言うものだから、周囲は呆れ、益々あだ討ちの意志無しと見ます。由良之助の刀を見ると、それを裏付けるかのように鞘から抜けないほどに錆びている。

 この場の由良之助は遊び人に風の艶っぽさと同時にあだ討ちの意志を内に秘めたダンディさをも表現せねばならず、『仮名手本~』の中で一番難しい由良之助と言われていますが、さすが我が仁左さまは見事に演じていました。私は彼の遊び人に身をやつすいわゆる“やつし”芸は『吉田屋』で、また凛々しくダンディな内蔵助は『仙石屋敷』で見ましたので、この場はそれを繊細に使い分けているようで上手いなと思いました。

 最後、縁の下に隠れ様子を探っていた九太夫をお軽の手で引きずり出させると、地面に擦り付けるように押さえ込み「獅子身中の虫とは己がことよ」と一喝。ここぞとばかりの気迫の演技で大向こうが一斉に叫んでいました。そして主君の命日によくも俺の口に魚肉をつきつけやがったな!みたいなセリフ。うわー、それまでデレデレした雰囲気だったせいかそれとコントラストになってのこの場面、余計かっこよく見えました。

 続く11段目はいよいよ討ち入りです。ここは「高家表門討ち入りの場」「同奥庭泉水の場」「同炭部屋本懐の場」「引き上げの場」と4場に分かれています。そして“表門討ち入りの場”で勢ぞろいした志士たちの壮観さ。これが見たかったんだよな、って感じでした。続く“奥庭~”での立ち回りは多分、この一年で私が見た芝居の中で一番激しいアクションシーン。演じるは小林平八郎(歌昇)と竹森喜多八(錦之介)。戦いというより激しい舞のようで、目が離せず楽しめました。

 そして、本懐をとげいよいよ最後の引き上げですが、由良之助はゆっくりとゆっくりと花道を去っ行く。見送るのは馬上の旗本服部逸郎(梅玉)。で、この“ゆっくり”がね、長大な物語の余韻になっていると思うんですが、それはその前の段をどれだけ多く、また深く見たかによって感じる度合いが違うだろうなと思うと、ちょっと悔しかったです。

                                                ☆

 この『仮名手本忠臣蔵』、以前は全部の段を一度に通して見たいなどと思っていましたが、こうして各段各段が長く内容が濃いのが分かると、いかに自分が無知であったかが思い知らされます。(妻には「あなたみたいな人はテレ東の12時間時代劇みたいのを見てるのが一番よ」と言われましたがその通りかも。)しかし、一段一段がさらに長大な物語を形作っているのも確かなので全てを知らないと部分の理解が浅くなるのもまた事実。後は本などで読むしかないと思いますが、紹介したいのが↑のアフェリにある絵本です。このシリーズは他にも『菅原伝授手習鑑』などもあって、これから歌舞伎を見ようという人の予習グッズとしてもお勧めかも。また某週刊誌で安野光雅氏の絵入りで連載も確かしているので、これも一冊の本になったら読んで見たいと思っています。

 丁度1年経った歌舞伎鑑賞。見れば見るほど面白くて、奥が深い。まだまだ若葉マーク付き。で、まだまだ行きますよ(笑)。

 来月はクドカンの『大江戸りびんぐでっど』。歌舞伎でクドカンって・・どうなんだろうな(興味)。

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