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思い出のUFO

謎の円盤UFO COLLECTORS’BOX PART1 謎の円盤UFO COLLECTORS’BOX PART1

販売元:ビデオメーカー
発売日:2003/06/27
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 赤いランドセルの横にキーホルダーでぶら下げられたシルバー・メタリックの小さな物体。オシャレだなー、かっこいいなあーーなんて言ってらんないの。これ防犯ベル。我が家の子供たちが通う学校ではもう全員に配られています。上のように言っておきながら、円谷プロ全盛期の初代ウルトラマンやウルトラ・セブンで育った僕としては、あの頃の近未来が、ありきたりな日常となし崩し的にフィージョンしてしまって、ワクワクしながら、幻滅もするという、憧れの彼女といざことにおよんで、結局、上手くできなかったみたいな、ようするにそんな気分です(なんて例えだ・・)。

 しかも、最近、妙につんけんしてきた娘ちゃんが久しぶりにじゃれついてきたのか、その懐中電灯にもなる防犯ベルでオレンジ・ライトを僕に照射してくれっちゃったりしたもんだから、僕の脳内のシナプスはぱちぱちぱちぱちと連結して、シルバー・メタリックの物体→オレンジ・ライトの照射→ウルトラマンの科学捜査隊→怪獣退治(バルタン星人などの宇宙人)→宇宙→UFOと、一気に先日、数年ぶりに見たUFOのことを思い出し、それと同時に過去に目撃したUFO映像の脳内アーカイブが瞬時にカテゴライズされるという快感が、朝の僕の優雅な食卓にもたらされたのでありました。

 そうなんだよね、そうなんだ、あいつら、きっとあの時のと同じやつらだよ、うへへへへ・・・テレビではNHK教育の“からだであそぼ”のあいちゃんが『せいしろう、できる?』って、ほんとはできてないせいしろうを『がんばったね!せいしろう!』って、褒めてる。やっぱ、ニュースは見ない方が素晴らしい朝ですね。野菜ジュースグビグビしながら僕、そう思います。ニュースって今や殺人ショーですからね。一番子供に見せたくない、バッドなオーラを撒き散らす番組ですよ。で、“からだであそぼ”“ブルーナ”“テレビ絵本”“ぜんまい侍”なんかが目玉焼きと同様、我が家の朝の定番メニューです。

 その後、『車と変態野郎に気をつけるんだよ。』と、ハグしようとして、娘が腕をすり抜けて行ってしまい、それに続いて息子も出かけてしまうと、とたんに沈黙が訪れます。テレビではぜんまい侍が必勝だんご剣を投げていますが。それで、今朝は僕、近頃コミュニケーションがすっかり希薄になっている妻に、こんな風に語りかけてみたのです。

『あのさ、俺、やっぱ、昔、UFOに連れ去られて手術されてるわ。』

 『ああ、そう?』と、妻は優しくにっこりと頷く。激しい愛情で結ばれたつもりの二人ですが、妻の側からすれば、その愛はいつしか、美しい友情に変わり、今は慈愛にみちた同情になりはてて、きっと、菩薩のような気分なのでしょう。妻は遠い所を見るような目で、うん、うん、と、コックリ、コックリしています。メンタル・クリニックの先生と患者みたい。

 『お、俺、初めてUFO見たの小学校5年生の時で、英語の塾に行く途中でさ、弟と坂道歩いていたら、いきなり前方の空にオレンジ色の光が現れて、凄くでかくてさ、ボーーーーーって空を横切っていったんだよね。で、その次は大学の時、また弟と友人と三人で、高速道路走ってたら今度は銀色の丸い玉が4つ空をぴょんぴょん跳ねるみたいに飛んで追いかけて来たんだよ。初めどっかのデパートの開店記念のアドバルーンかなんかと思ったんだけどさ、動きが不規則で、それで、その次は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』

 僕は過去に3回UFOを目撃したことがあるんです。こないだで、4度目。息子と夜、本屋に行き、野球の雑誌と“プルートウ”の4巻を買って、駐車場の車に戻ろうと歩いていたら、空で滅茶苦茶に不規則な動きをする赤い物体を見つけました。まるで、スカッシュしてる時のボールみたいな感じでした。で、何故、連れ去られ手術されたと思ったかというと、昔、木曜スペシャル(懐かしいでしょ??)で、矢追純一さんが言っていたからです。『UFOを目撃したことがあるあなた。その前後で記憶を失っている部分はありませんか?また、その後、体に覚えの無い、何かの跡、傷跡のようなものはありませんか?』ってね。ちなみに『木曜スペシャル』のUFO特集って言ったら、あれっしょう、あの英語と日本語の音声多重のインタヴュー。“When I was driving on the highway with my wife Nancy・・・・”私があ、妻のお、ナンシーとお、ハイウエイを、ドライブしている時のことでしたあ・・・みたいな。(目で英文を追いながら声に出して読むと気分がでます。)

 子供の時、これ、すんげえ怖かったんです。コマーシャルに入る前、『この後、我々取材班は決定的な事実と遭遇することになる!!!』ジャジャジャーーーン・・って、もうおしっこ行けなかった。マジで。家の玄関の戸開けると、外はもう宇宙人が溢れかえっているような気がしました。

 で、手術の話だけど、僕、初めてUFO見てしばらくしてから、尋常性白斑っていう病気になったんです。初めは額にある小さな斑点だったんですけど。つまり、美しい顔にさらに芸術的な味わいが加味されたっていうか、そのせいで女の子たちにももてて、良かったんだけど、幾分(相当)妄想癖が強くなりました。これ、マイケル・ジャクソンも同じ病気で、そのせいで、僕はこんな文章を書いたり、詩を書いたりするようになって、奴はムーン・ウォークなんかしながら歌うようになったんです。(同列かよぉ・・・・?)

『宇宙船の中って、シーンとしててさ、手術っていうと“仮面ノリダーみたいに、やめてくれええええーーみたいな印象だけど、全然、そんなんじゃなかったよ。なんか高級フレンチの厨房みたいだったなあ。清潔で、皆、テキパキしててさ。で、食材が俺。それで宇宙人って、みんな地球の美女の集まりみたいなやつらなんだよね。別に“女”じゃないんだけどさ、あれって金星人だったのかなあ。。。』

 妻はもう聞いていませんでした。

 僕の中で宇宙人って、子供の時から女性のイメージです。小学校の時は大場久美子(コメットさーーん!)、中学校の頃は小林麻美さん(メーテルのイメージ!)、で、高校・大学・現在にいたるまではずっとずっと一人の女性なのですが・・言えません。

 さあて、そろそろ仕事に行くか、今日は車で何聞いていこうかなあ、よおーし、久々に80sリヴァイヴァルだぁ!なんて思いながら懐かしの“スリラー”を聞きながら出発すると、余りにもま正直に国道に出てしまい、いきなり渋滞。“チクショー、UFOが現れて、空に車ごと吸い上げて、会社で下ろしてくれねえかなあ、”なんて考えていると、ピーポーピーポー救急車のサイレンが!一瞬、妻が電話したのかと思って・・・身をこわばらせた2月20日は・・・・・・・・・・・そう二人の結婚記念日なのでありました。

 PS・という訳でAへ。これまでの13年間のあなたのカウンセリングへ感謝を。これからもよろしく。この前、Mに聞かれたよ、『お父さん、いつコクったの?』って。で、I say

  When I was driving on the highway with my・・・・・・(音声多重なれど以下、聞き取り不能・・・・・・)。 

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コメント

娘さんもそういうお年頃ですか。うちも最近なかなかハグさせてくれない。
でも妻が格闘技マニアの為、いいこともある。妻は最近、キックやパンチやヒジ打ちに飽き足らなくなってきたようで、総合格闘技や関節技に興味深々。娘らに“サバ折り”(反則技のような気が・・・)を試してみたがどうも上手くいかない様子。ついに“放蕩ダメ親父”の出番だ。正しい鯖折りのやり方を実演することになった。ウエイトも十分で“格闘家”の妻には鯖折りはすぐに決まったが、次女は体重が軽く体もやわらかいのでいくら締めても決まらない。フワフワと浮かんでしまう。仕方なく技をかけたまま次女のまっ平らな胸のあたりをアゴでグリグリ攻撃してやっとタップにもちこめた。
ところが、次女曰く「プライベート・ゾーンはやめて」とのたまわう。
どうやら学校の道徳か何かの授業で、年頃になったら、たとえ親父や兄弟であっても女性的な部分を触らせてはいけないと教育されたようなのだ。あーアホ臭い。家族のスキンシップにまで踏み込まなければならないなんて、まったく世知辛い世の中になったものだ。
でもふと思った。当たり前のことだが、娘を抱っこしているときの安らいだうれしさと、エロ全快気分で若い女の子をさわっているときのうれしさと、両方「嬉しい」ことに違いはないが、感情的にはまったく別次元だなと。
全ての男が本能的にそれを区別できるようなら何の問題も無い。
もし、それを区別できない男がいたとしたら、俺がそいつの背骨を“鯖折り”でへし折って“教育”してやる。

UFOねえ~。子供の頃それに似たような経験はあるものの自分の脳がそう感じただけで、事実かどうか判らない。
きっとナヴィ村さんは「デスノートもってると死神が見える」みたいになんか変なノート持ってんじゃないですか。
そういえば子供の頃「ジャポニカ学習帳」はメジャーでちょっと高くて買ってもらえなくて、マイナーな「アピカノート」持ってたからUFO見えたのかもしれないな。

投稿: jazz坊主 | 2007年2月21日 (水) 22時53分

 映画“ミリオンダラー・ベイビー”見て一番初めに思い出したのはあなたの奥様。クリント・イーストウッドみたいなトレーナとかいるのかしら?ヒラリー・スワンクみたいな事故にくれぐれも気おつけて下さいね。

投稿: ナヴィ村 | 2007年2月22日 (木) 21時07分

僕は現在の妻を紹介してくれた方が僕の目の前に現れる前夜(深夜)、見ました。巨大な奴を。いっしょに歩いていた社の同僚が僕の絶叫で空を見た時には消えていて、信じてくれませんが、ほんとリアルに見てしまったのです。(誰が深夜0時過ぎに路上で絶叫するってんだ!!)僕は妻の紹介者を実は宇宙人ではないかと密かに思っているのです。

投稿: ほぴ村 | 2007年2月25日 (日) 15時43分

 最近の宇宙人は八代亜紀を聞いて泣いたりするからな。可能性あるかもよ。

 

投稿: ナヴィ村 | 2007年2月25日 (日) 17時44分

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