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スライダーとカーブ

 20070401165958_1 このゴールデン・ウィーク中に最も印象に残ったのはレッド・ソックスの松坂とヤンキースの井川の不調である。それに比べ、松坂と同じレッド・ソックスの岡島は現在、大活躍中だ。何故か。色々言われている中で最も納得できたのは今朝、ラジオで聞いたスポーツ・ライター長谷修氏の分析である。それは日米における使用するボールの違い。

日本のプロ野球で使用しているボールは表面がしっとりしていて引っ掛かりが良く、スライダーが投げやすいらしい。しかし、大リーグのそれはツルツルしていて投げづらい。握りとしてスライダーは縫い目に指をかけない変化球である。

それに比べると、カーブは縫い目に指をかけ投げる変化球で、フォークもしかり。つまり、松坂、井川のようにスライダーを主体に投球を組み立てるタイプのピッチャーは苦戦を強いられ、フォークを主体としたかつての野茂や、たてに大きく落ちるカーヴ(昔流に言うとドロップ)が主体の岡島にはとてつもなく有利であるらしい。

岡島はボールを放した後、キャッチャーを見ていない。強烈なピッチャーライナーが来たら危ないだろうな。しかし、現在の大リーグには彼のようなカーヴを投げるピッチャーは少なく、しばらくは打たれないだろうとのこと。松坂は珍しく目が泳いでいた。不安そうだった。井川は無表情で、『もっと感情を表に出せ!!』と怒られたらしい。それに比べ月間MVPを貰い、『俺で、ほんといいんすかねー』と笑う岡島に私も笑った。このゴールデン・ウィーク。スライダーとカーヴで明暗が分かれた。

皆さん、自分の球種を見直しましょう。ちなみに私はストレートだけ。

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