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夜泣き?のハーモニカ

Yjimageca1mixwh  今日、弟夫婦のところに女の子が生まれた。

 実は私はこの3連休は実家に帰っていて、もしかしたら誕生に立ち会えるかと思っていたが、一日タイミングが合わなかった。当の弟も仕事で広島に行っていて、今日、電話で連絡を受けたらしく、まだ自分が父親になったという実感が湧かないような口調だった。

 “弟”と言っても私達は双子なので彼も当然私と同じ42歳なわけで、29歳で第一子をもうけた自分からすると、“あれを今からやるのかー”っと人事ながら少々怖気づいて?しまう。

 実を言うと私は自分の子を持つまで余り子供が好きじゃなかった。とにかくウルサイのが嫌いで、公の場で泣きわめいている子供を見るに付け、『なんとかならんかい!』と、怒りを露にすることもしばしばだった気がする。

 今、2階に住んでいる我が家の階下には赤ちゃんがいて、夜、泣き声が聞こえてくる。それで、私が怒り心頭に達するかと言うと・・・・これが全然逆で、とても耳に心地良く聞こえる。嬉しい心持すらする(必死にあやしているだろうお母さん、ごめんなさい)。

 私をこんなに変えてしまったのは、もちろん長きに渡り全面参加した子育てのおかげだ。夜泣きする子をあやし、オムツを変え、ミルクをやり、哺乳瓶を煮沸し、離乳食をやり、トイレ・トレーニングをし、子守唄を歌い・・・・何から何までやった。夜泣きが止まない時は妻と二人で気が狂いそうになりながら幾晩も起きていて、私はフラフラになりながら仕事に行くという日々を繰り返していた。

 今、子供の泣き声が心地よく聞こえるというのは、その頃に対する郷愁があるからだろうが、泣いている子をあやすお母さんの姿って人の源郷とでも言うべき風景で、私は子育てを通してその風景の中に帰ることができたのだろう。

 上に紹介したのはポピュラー・ミュージック史上に燦然と輝くスティービー・ワンダーの名作。この中に収められたこれまた名曲『可愛いアイシャ』はスティービー・ワンダーが娘の誕生に際し書いたナンバーで、きっと誰でも一度は耳にしたことがある筈だ。

 

 この曲の中でスティービーが吹くハーモニカの音色って赤ちゃんの泣き声に聞こえないだろうか?ぐずっているよで、お腹が空いたと叫んでいるようで、だっこをねだっているようで。

 すべての赤ちゃんの泣き声がハーモニカの音色だったら、世の育児ノイローゼの半分は解消されるだろうに。

  弟くん&Y子さん、本当におめでとう。子育て、愉しみながら頑張って下さい。

 

 PS 子供について歌った歌って余り思いかない。上で紹介した曲以外に思いついた所では

         『ビューティフル・ボーイ』BY ジョン・レノン

         『ララバイ』 BY 萩原健一

 の2曲くらい。もっと良い曲あるよー、という方、新品の姪へのプレゼントと思って教えて下さい。

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音楽コラム(89)」カテゴリの記事

コメント

弟さん家の赤ちゃんの誕生おめでとうございます。

俺もナヴィ村さんと同じで自分の子が生まれる前は子供嫌いでしたけど、自分の子供が大きくなってしまった今、赤ちゃんの泣き声が恋しいです(笑)。
隣の家の赤ちゃんの泣き声に聴き入っていたりして、お母さん、怒らないで、もうちょっと泣かしておいてくれないかな、と思ったりします。
生まれたての弱々しくも無垢な泣き声から、自己を表現する力強い泣き声に変わっていく様子もたまらなく良いですね。

そしてあっという間に歌い出すでしょう。

ぞうさん
ぞうさん
おはなが ながいのね
そうよ
かあさんも ながいのよ

ぞうさん
ぞうさん
だあれが すきなの
あのね
かあさんが すきなのよ

投稿: jazz坊主 | 2007年9月19日 (水) 01時38分

えっ!子供が生まれたの!!
それはめでたいね。
今度いわきに行くときは顔を見に寄ろうかな。
赤ちゃんかぁ・・・可愛いだろうね。
うちのはすっかり大きくなっちゃって・・・

本当におめでとう。

投稿: WILDFLOWER | 2007年9月20日 (木) 00時48分

まず、おめでとう。
随分会っていないが元気なのだろうか… 今のご時世、個人情報やら何やらうるさい。それは、わかる。ただ思うのは、そんなに皆世間に対して自分を隠す程後ろめたい生活をしているのかなと思う。子供が生まれても、個人名で呼び祝う事の出来ないもどかしさ。同時に、このブログのホストである友にたいして名を語っていいのかいけないのか考えながら書く行為のもどかしさ。俺自身、特に匿名主義ではないしここで旧友が見てくれたら有難いのであえてフルネームで投稿させて貰った。とにかく、T・M君おめでとう!

投稿: 志村 貴彦 | 2007年9月20日 (木) 23時47分

志村が言うように僕もデジタルな匿名性の中で行われるコミュニケーションというものにはずっと拒否反応があった。しかしね、かつての友人、知人達が段々疎遠になっていってしまっているのにも気がつかず日々過ごしていた身からすると、どんな形でもお互いの様子や近況が分かればひとまず良いのかなと思ってこのブログやっています。

 タモリの『笑っていいとも』の“友達の輪”は初めタモリが当時大好きだった伊藤つかさに何回友達の輪を辿って行けば彼女に会えるか?ということで始まったコーナーだった。それで実際に伊藤つかさにたどり着いた時は大騒ぎだった。

 このブログも始めてからそれまで疎遠になっていた友人達からコメントが来るようになって、やってよかったのかな、と思っています。別に辿りつきたい相手なんていないけどね。

 フルネームでの投稿、これからも宜しく。

 

投稿: ナヴィ村 | 2007年9月22日 (土) 07時25分

 みなさん、ありがとうございます。本日無事退院しました。母子ともにしばらくは嫁の実家で産後を過ごすことになります。何せ嫁のところは曾おじいさんまでが協力してくれる体制が整っているもんで、我が家に置くよりも安心なのです。
でも自分の娘ってこんな顔してんだぁ~てな感じで
とても不思議な気分です。(みな僕には似ていない、僕の母に似ているといいます。そのことを母に話すと、「それじゃ美人になるよぉ~」と自信満々ですが、う~んどうでしょう?)
 でも生んでくれたYさん、生まれてきてくれたAちゃん、コメントを寄せてくれたみなさん、そして神様、みんな本当にありがとう!
 (志村、昔君がいわきに遊びに来たとき、親父が病気をしているときで何もしてあげられなかったことを悔やんでいます。是非暇を見つけて遊びに来てください。魚も酒のうまいのも温泉もフラガールもみんなあっからさ!!)

投稿: ほぴ村 | 2007年9月23日 (日) 01時42分

フラガールと言えば、昨年の年末に吉祥寺のスタジオでライブのリハーサルをやり、そのまま夜中に地元高円寺ジロキチにてドラマー沼澤尚とブラジルのパンデイロ奏者マルコス・スザーノのセッションに行った日、スタジオのロビーで映画「フラガール」のプロモーション映像を見た後に、ジロキチで観客としてフラガールに出演していた松雪泰子が隣にいた時は驚いた。いわきのフラガールかぁ… また、行ってみたいねぇ。ありがとう。高円寺は、克義君も健在だよ。昔は、仲良かったけれど彼自身失業したり色々あって精神的に壊れかかったので今は、商店街で会っても無視されてしまう。俺は、克義君を介して今の仲の良い音楽仲間を得た。学生時代の下連雀のアパート。仕事で、あの近所へ行った折り寄ってみたらまだあったよ。懐かしかった。たまに、昔の友人達を思い出す。俺自身の事は、日記の如く「地下オン」というサイトの掲示板に書き込んでいるので日々の生活は、そこでわかるようにしてある。それじゃ、また!

投稿: 志村 貴彦 | 2007年9月27日 (木) 22時40分

志村、地下オン・掲示板、リンクできるようにしておきました。下連雀のアパート近辺は実は今でもうろうろしてます。最近、子供が手がかからなくなってきたので、妻とどっか出かけようということになると、何故かあの辺に行く。いつも飯を喰っていた“満貫”はなくなってしまった。ラーメン屋の“江口”、“松寿司”、今も常連です。この前も“八千代軒”へ行って、豚しょうが焼き定食を食いました。今度、三鷹で会いましょう。

投稿: ナヴィ村 | 2007年9月28日 (金) 21時47分

君たち、泣ける話をしてくれるじゃないか…。

投稿: ほぴ村 | 2007年9月29日 (土) 15時50分

だいぶ遅くなりましたが、おめでとうございます。。
弟さんに宜しくお伝えください。

女の子ですか?

うちのもジョンの命日あたりに、この世に誕生する予定です。
弟さんと一緒で第一子です。

投稿: Mack | 2007年10月22日 (月) 11時33分

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