蛍火
焚火のあとの灰の中の
熱い蛍火に
風をはらませ
今一度
燃え上がらせてみようと
してみたりしてー
煙の迷宮を
規則正しく彷徨う
毎朝同じ時刻に
見も知らぬ
未来の冷たさで
古(いにしえ)の顔を
洗い落とす
朝
昨日と同じ足から
靴を履き
ドアを開くと
炎が
荒野に
燃え広がっていた
夕べ
枯らしが吹いた
ので
今日、木枯らし1号が吹いたらしいです。寒い寒い。
| 固定リンク
「詩集「The letter」 (107)」カテゴリの記事
- My Humberger Stomp(2024.04.13)
最近のコメント