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『卒業Part2』~輝かしい一瞬の後日談

「卒業」Part2 Book 「卒業」Part2

著者:チャールズ・ウェッブ
販売元:白夜書房
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 今日、本屋の中をぶらついていたら、この本を見つけました。なぬっ!って感じです。だって、この物語のその後って、皆、知りたい?あの花嫁を奪った後、バスに乗っったはいいけどナンか途方に暮れているようなベンジャミン(ダスティン・ホフマン)とエレーン(キャサリン・ロス)が良かったんだけど。

 でもね。考えみれば誰だって輝かしい一瞬の、その後日談を生きてるのかもしれないよな。そうは思いたくないけどもサ。

 しかし、40年経って続編ってあんまりあることじゃない。実はこれ、私、高校生の頃、原書で読んだ。唯一全部読み通した原書がこれ(笑)。ペーパーバックの表紙が色っぽくて、英語の先生がエロ小説を読んでいると勘違いして、「そんなの読むのやめろ!」と、嫌な顔をしたのを今でも良く覚えている(代わりにモームの『月と六ペンス』にしろ、と図書館から借りてきてくれた。今、思うといい先生だった。突然、思い出した)。

 Web上で色々と解説を見ると、これは花嫁強奪から40年後じゃなく11年後の話だとか。それも中途半端な気がするけど、前のキャストでこの続編を映画化できないということだけは確かで、そこんところはホットしました。

 これ、きっと自分は読まないと思います。映画にしろ原作にしろ、この作品はエンドマーク後の余韻それこそが「味」だと思っているもんで。

 出版社さん、黄昏てる団塊の世代に受けようとして何でもやっちゃいけないよ。

 しかし、読まない本について書いたのは初めてだな。

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Books (71)」カテゴリの記事

コメント

うん。うん。見たく無い。読みたく無い。

「明日に向かって撃て」の10秒後をえがいた続編くらい見たく無い。

一瞬の輝きって素敵ですよね。生きている限りそのチャンスは誰にでもあると思います。

投稿: jazz坊主 | 2008年10月16日 (木) 23時15分

jazz坊主くん、今朝の夢に君が出てきた。「やあ、久しぶり」と僕が声をかけると、君は「いい所で会いましたね」と言って、勝手に歩き始めた。
 僕は君がブログで言っていた「だめん、だめん」みたいな所に連れて行ってくれるのかなと思って期待してついて行ったら、月が衝突したくらいのドデカイ穴ぼこの所にたどり着いた。
「この下は何時代でしょうね」と言うから、僕は内心、「こんな下の地層に人類の痕跡はないだろう。」と、思ったが、何故かか悪くて言えずにいた。

 それででかいクレーターみたいな穴の底の水溜りに二人で石をぼちゃん、ぼちゃん投げている夢。

 変な夢。

 「卒業」「明日に向かって撃て」と逆に続編が見たい映画ってなんだろう?

 僕はこのブログにも書いたけどウォーン・カイエー監督の「楽園の翼」って映画の続編が見たいね。

 もう、無理なんだけど。

投稿: ナヴィ村 | 2008年10月17日 (金) 20時29分

続編が見たい映画。思いつかないです。
きっと映画ってひとつの生命体なんだと思います。
好きな映画はアメリカでは「真夜中のカウボーイ」
ヨーロッパでは「気狂いピエロ」。いずれも続編の作りようがないですね。

俺が遺跡の仕事をしていたとき
初めて掘ったのは府中の「防空壕」でした。
昭和じゃねえか!誰の指示だったかは思い出せません。確かにドデカイ穴ぼこを掘りました。
個性的で素敵な人が多い職場だったなー

投稿: jazz坊主 | 2008年10月17日 (金) 23時41分

「僕は小さな恋のメロディー」の二人が、ぐっと大人っぽくなってフランス映画の「ベティーブルー」みたいにドロドロになるのが見てみたいね。どう?おやじ趣味かい?

投稿: ほぴ村 | 2008年10月18日 (土) 21時49分

ほぴ村君、そりゃあ、オヤジ趣味だなあ。僕は見たくないな。

 以前、YouTubeを見ていたら、成長しておやじになったマーク・レスターとジャック・ワイルドが向こうのワイドショー見たいのに出ている映像がありました。マーク・レスターはまだ良いんだよ、まあ、年月がたてば誰だってこうやって年取るんだよな・・って納得できる範疇。

 でもね、ジャック・ワイルドは少年期とは似ても似つかないほどの貧相なひひジジイみたくなってて、初め、「何故、この変なオヤジとマークが一緒に出ているのだろう?」と認知もできなかったほど。YouTubeのコメント欄を見ても悲鳴に近いものばかりでした。

 どうしても続編をというなら僕が考える『続小さな恋のメロディー』はこう↓。

 あのトロッコで逃亡した先で、二人はやはり保護されてしまいます。それで周囲の大人たちはこのままでは二人の成長の妨げになるだろうと、メロディーは遠く離れた別の町へ家族とお引越しとなります。走るトラック、追いかけるマーク・レスター、音楽『若葉の頃』うるうる。

 で、初め、可愛い手紙のやりとりなんかしていますが、それも次第に途絶え、いつしか音信普通となります。そして長い長い年月が過ぎます。

 成長したマークはカーレーサーになりきれいな女性と結婚します。子供も一人授かります。そしてルマンなど出場しますが、ある大会の時事故に遭い、そのニュースにショックを受けた奥さんは自殺。心に、身体に受けた以上の深い傷を負って、マークは心を閉ざした男になります。

 一方、メロディーちゃんは大人になってデザイナーかなんかの仕事をしています。美人の働くお母さん。やはりこちらも離婚していて、働く一児の母。毎日大忙しです。

 そしてある朝、二人は子供を預けに行った保育所で偶然に再会します。走馬灯のように一作目の数々のシーンが甦ります。(音楽『イン・ザ・モーニング』)うるうる。

 そして、二人はまた激しく恋に落ちます。近くの海辺のシーンではガブリエル・バンサンの絵本『アンジュール』のような犬が走ってきたりします。

 それでそれ、音楽は、シャーバダ、シャバダバダ、シャバダバダ、シャーバダ、シャバダバダシャバダバダ、シャーーーバーーダーーみたいな・・・あれ、『男と女』になっちゃった・・・みたいな。

投稿: ナヴィ村 | 2008年10月19日 (日) 06時25分

『「卒業」Part 2』の担当編集者です。紹介していただきありがとうございます。

実はこの小説、刊行に至るまでにはかなり複雑な経緯があります。
http://diary.jp.aol.com/mugvwzj/416.html にまとめていただいていますので、お時間がありましたらご一読ください。

投稿: eno7753 | 2008年10月21日 (火) 15時03分

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