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NHKBS『人間60年 ジュリー祭り 沢田研二コンサートIN東京ドーム』

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 12月3日はねぇ、行けなかったんですヨ、私は(ρ_;)。ジュリーの東京ドーム公演。

 どうしても仕事を抜け出せる状況じゃなくて。ドームの周辺を車でウロチョロはしてたんですけど。『釣り馬鹿日誌』のハマちゃん方式ってのも考えたんですが、やっぱりね・・・・・。

 翌日の色んなメディアのニュースでは桑田佳祐が『一人紅白』とかで40曲近くを一人で歌った!って記事で盛り上がっていたけど、私はネットで見て知っていたから内心思っていたんです。「へん、ジュリーなんて80曲も歌ったんだぜ!」ってね。

 それで、色々な人のブログやホーム・ページでその日の様子やセット・リストを見てため息をつく日々を送っていたのですが、昨夜、やっとNHKBSで『人間60年、ジュリー祭り 沢田研二コンサート IN 東京ドーム』を見ました。良かった、やっと見れた、NHKさん、ありがとう!!!!

 TVですからね、80曲全部って訳にはいかないのは当然ですけど、当日歌った曲から全19曲をたっぷり堪能しました。相変わらず衰えない歌声!見事でした。

 ジュリーは全盛期ほどではないにしろ、少し痩せていました。このドーム球場でのコンサートのため好きなお酒を断ったとかで、去年、パルティノン多摩で見た時よりずっとスリムになって動き易そうでした。

 そのせいなのかどうなのか、コンサート中、ジュリーはもう走る走る。ウイングからウイングまで、花道を行ったり来たり、これ、20代の奴とかでもなかなかできねぇぞってくらい。小田和正といい、ミック・ジャガーといい、高齢者ロッカー?は健在を示すために走るのが一種義務付けられているのかのように走る走る(笑)。

 番組で放映された中で私が特に好きなのは『睡蓮』『君のキレイのため』『ヤマトより愛をこめて』『気になるお前』の4曲。

 

 特に『睡蓮』。他の曲は彼のヒストリーや現在に至るまでの心情を紹介・吐露するような楽曲であるのに対し、この曲を歌っているところだけがなんか違うテンション、アニバーサーリームード抜きの“ロック・コンサート”のように見えて、ロッカー・ジュリーに惚れた私はゾックっときましたね。そしてこの曲は作詞・作曲ともジュリー本人なんです。

 今、沢田研二オフィシャル・ホームページを見ると、彼自身の作詞作曲集『ココロノオト』という企画物のCD集が出ています。以前から彼の“私ロック”的な部分を絶賛していた私は欲しくてたまらん一品です。

 で、昔からのジュリー・ファンの皆さんは身近すぎて気づかないのかもしれませんが、“日本語のロック”という文脈で見た場合、作詞家・詩人ジュリーは突出していますよ。日常の情景を切り取る眼が鋭敏で、これはホント彼独特の世界なんだけど、指摘している人は今のところ余りいないようです。

  このドーム・コンサートの後半のMCでジュリーは『ぼくは夢見る人間ではありません。皆さんに夢の中に連れてきてもらいました。夢の中で、その上で夢を見ることはできませんから、ぼくは現実だけを見つめて、一歩一歩やってきましたら、また皆さんに夢の中に連れてきてもらいました。・・・また、明日からしっかりと日常を暮らして行きたいと思います。』なんて、言うんですよね。まるで、素人のおじさんが一夜だけコンサートをやらせてもらって感謝してるみたいに。こんなの普通のことじゃありません、って。

 このMCを見て、私はこの間見たローリング・ストーンズの映画『シャイン・ア・ライト』のワンシーンを思い出したんです。その中でロン・ウッドがキース・リチャーズの魅力ついて、どこが好きかと聞かれて『人に優しくて、常識をわきまえているところ』って言ったところを。

 そう、ハレで思いっきり弾けて、普段は世間の常識をわきまえてるってのが大人のロッカーの条件。それで今40代の私にはそれが凄くかっこよく映る。

 当日のセット・リストを見ると、テレビでは放映されなかった曲(圧倒的にその方が多いのですが)の中に、私が大好きな曲が一杯あって、これだけ良いとやはり惜しいことをしたと後悔しますね。特に『届かない花』とか『マンジャーレ、カンターレ、アモーレ!』、聞いてみたかったですね。

 

           ぼく等が今 できることは

           野生の血を燃やすことさ

           水に浮く睡蓮の花は

           泥にまみれた根があるから

           きっとキレイに

           咲けるのだろう

                    『睡蓮』 作詞 沢田 研二

 

 ジュリーはまた日常に戻って行った。あの日、私は日常から抜け出せなかった。トホホホだったですが、まあ、仕方ありません・・・・日々キレイに咲けていることだけを願いつつ・・・。

 

 このブログを見て、コンサートを見に行った方、当日の様子なり何なりありましたら教えて下さい。

 

PS  『睡蓮』は上に貼り付けたアフェリ、『明日は晴れる』に収録です。しっかし、凄いパッケージ?だな・・・・・。

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音楽コラム(89)」カテゴリの記事

コメント

私はドームへ行ってきました。
朝5時に起きて二日分の食事を作り洗濯をし、岐阜の山の中からやっとの思いでドームに着いたときには本当に嬉しかった。
ついにジュリーに会える。41年間の思いが溢れてきます。なんでこんなにジュリーに恋焦がれてしまうのか、結婚をし三人子どもを産み、50歳の主婦なのに、タイガースで見たジュリーを忘れることができないのです。
今年は二回もジュリーに会えました、名古屋とドーム。本当に幸せに溢れています。全ての曲を祈る思いで聴きました。
残念ながら知らない曲も沢山ありました、でも全てジュリーが選んだ曲たちです。ジュリーの思いが詰まっています。
この年になってまたジュリーに会えたこと、本当に幸せでした。見た目は変わります。でもジュリーは変わりません。
いつまでもずっと、ジュリーのファンでいられたことが私の幸せです。

投稿: kazumi | 2008年12月29日 (月) 21時36分

Kazumiさん、コメントありがとうございます。
“岐阜の山の中からやっとの思いでドームに着いたときには本当に嬉しかった・・・・。”

 すぐそばにいて、見なかった(見れなかった)私からするとつくづく頭が下がる思いです。
 私はジュリーファンを公言してまだ2年目くらいです。もちろん、私が子供の頃、テレビで彼は大活躍していたので、その頃から数えれば何十年ということになるのでしょうけれど。

 このブログの『ジュリーを聞け!』ってカテゴリーを見て辿っていただけると分かると思うのですが、私はある時、テレビに出なくなってからのジュリーの音楽の素晴らしさに仰天し、それで今日にいたっておるのです。

 想いの熱さ、キャリアともにジュリー・ファンの大先輩であるKazumiさん。このブログ、いつもジュリーのことだけってわけではないですが、今後もぼちぼ行きますので、ヨロシクお願いします。
 

投稿: ナヴィ村 | 2008年12月30日 (火) 07時00分

 今晩は。私はデビュー25周年特番以来のJulieファンです。一番好みなのは「彼は眠れない」から、「来ルベキ素敵」ですが、他も勿論好きです。
 京セラと東京ドーム、行きました。
 TVの利点は音が整理されるところですね。
 ドームのスタンドにいると、演奏の反響が凄かったのです。曲を既知のファンはよくても、周りの、Julieブランク何十年の人達には、新しいナンバーは歌詞が聞き取れなかったと思います。今のJulieの詞を聴いてほしかったので、それが残念でした。
 だから、バラードになると、ドーム中がJulieの声に耳を澄ませる、その瞬間は何とも形容しようがありませんでした。
 2000年代のアルバムは、あまりメロディアスなアレンジではなくなってしまったので、私自身はリピート数が減っていましたが、「Snow Blind」等にドームで聴き入ってしまったので、又一枚ずつじっくり聞いていこうと思っています。
 Julieのロックは、美声で、美しい日本語で歌われる、他に例がない音楽ではないでしょうか。そして、自己陶酔ではないエンターティメント性。
 そして、「JULIE」たるご本人が、あれほど自然体で、謙虚でいられるのは殆ど奇跡のようです。だから実のある詞が書けるのだろうかと思います。
 音楽的に詳しいことはわかりませんが、嗜好が近いような気がして、書き込みさせていただきました。今後もJulieの記事を楽しみにしていますね。

投稿: morie | 2008年12月31日 (水) 22時17分

morieさん、コメントありがとうございます。

 元々そのために造られたものではないとは言え、ドームの音響が悪いのはホント困りものですよね。私も過去に数々行ったコンサートで、もう少しなんとかならんかいと憤慨することしばしでした。

 おっしゃるとおりジュリーは美声なので、声そのものも“サウンド”の一つとして聞いていて心地良いです。私は『彼は眠れない』を聞いていた時、それに思い及んでハッとして、このブログにそのことを書いたことがあります。

 そして詞も、ちゃんと聞くと結構、新しい発見がありますよね。

 僕はほんとは偉そうにここでうんちくを垂れる程、ジュリーの音楽を聞きこんでいる訳ではないのです。ただ、凄い鉱脈を発見した採掘工のように少しずつ掘り下げている感じなので、今後も色々と教えて下さい。

投稿: ナヴィ村 | 2009年1月 3日 (土) 04時02分

はじめまして。妹がコアなファンで、チケット売れないとドーム中止になるかもというのでもらったチケット。
えー開場1時で終演9時なの?
体力もつかなあ。
途中で帰っちゃうかも…などと不謹慎なことを考えてた私でした。

でもそれが、すばらしいコンサートで、こんなすばらしいコンサートはきっと一生に一度出会えるかどうかってくらいの大感動のコンサートでした。
BSで一時間半の番組があったので、きっと一部のふんいきは伝わったかと思いますが、当日の会場は、うーん今考えてもまさにジュリー酔いしちゃってたというか…。なんなんだろ。ジュリーの歌を聞きながらおのおのの人生を振り返りかみしめていたというかそんな感じでした。
あと、みなさんがいろんなところで書いておられたようにその歌声、表現力は本当にすばらしかったです。
これもいままでジュリーを支えてくれたコアなファンあってこそですね。
感謝です。

投稿: REY | 2009年1月12日 (月) 10時59分

REYさんはじめまして。こういうお話を聞くと、つくづく行けなかったことを後悔します。

 NHKは地上はでは45分、BSで90分の番組を放送しましたが、本当はもっといっぱい違うバージョンの番組がつくれるほど当日の映像を持っている筈ですよね。

 セットリストを見ると、もっと見たい曲があって、やってくれないかなあ、と考えてしまいます。

投稿: ナヴィ村 | 2009年1月13日 (火) 05時36分

えっと、通りすがりですが、雰囲気を…。

両ドーム参加したものですが、
東京の方が音楽関係者が多かった気がします(当たり前ですね~)。

6時間半ですから、
(体力持つか? どこで立とうか)
と思っていたのに、いきなり1曲目そのキス!
「キターーーーー!」
立つしかありません。
両ドームともアリーナ後列でしたが、
その瞬間にまわりも立ちました!
そして2曲目、30アニバーサリー…

これではっきりわかりました。
ヒット曲のオンパレードはない、
歌いたい曲をするのだと。

自分は二年前からのファンです。すいません。でも高い授業料つぎこみ、知らない曲は涙と明星のみ。
だから逆に、(知らない曲やって、大丈夫なのかおっさん!)と、内心、すごく、すごく心配しながら手拍子していました。

でもジュリーは大丈夫でした。

モニター画面がドデン。あとは何もないセットで、
「わしの歌を聴け、ゴルァ~~~」
歌で共有できる空間を作り上げていました。

きっと自分は、10年、20年経っても、
このライブのことを覚えていると思います。

投稿: nuko | 2009年2月11日 (水) 17時32分

nukoさん、はじめまして。二年前からのファン、というと僕とほぼ同じですが、知らない曲は涙と明星のみ・・・とは凄いですね。

 コアなジュリーのCDは普通のお店には置いていませんし、レンタル屋にもないので聞こうとしたら買うしかなくて、中々大変です。でも、高い授業料・・・御見それいたしました。

 寄せられた多くのコメントを見る度、行けなかったこと、後悔の日々でございます。

 

投稿: ナヴィ村 | 2009年2月11日 (水) 19時56分

わざわざコメント、ありがとうございます。

>CDは普通のお店には置いていませんし

えーーと、自分の場合、図書館に少しCDありました。ぽすれん、つたやオンライン、もう一つDなんとかで、映画・ドラマ・架空のオペラCDは借りられます。オークションも手です。でも廃盤は高くて、高い高い買い物でした。まだACTは競り負けしてゲットできていません…泣

投稿: nuko | 2009年2月12日 (木) 21時38分

懐かしさで ドーム参加しましたが、ジュリーの魅力に恐れ入りました。
 今まで すっぽり抜けていたファン時代を埋めるような作業をしている毎日です。
 曲数が多いことと、どのCDを買っても 無駄がないのに 驚くばかりです。 
 何年もかかりそうです。present楽しみでもあります。

投稿: | 2009年3月 1日 (日) 16時56分

あの、まことに申し訳ありませんが、
そしてそんな気はないかもしれませんが、
沢田研二の新曲、
アマゾンとか山野楽器とか、タワーレコードとか、CDランキングにカウントされるところで買っていただけないでしょうか。

すいません。すいません。

投稿: すいません | 2009年6月 3日 (水) 16時00分

あの、…いつも見ていました。
でも、ちょっと出てきてしまいました。

今回のプレジャー、
なんとか、アマゾンとか山野楽器とか、タワーレコードとか、CDランキングにカウントされるところで買っていただけないでしょうか。

すいません。すいません。

投稿: ,すいません | 2009年6月 3日 (水) 16時05分

OK(笑)、そういったところで買うことにします。

投稿: ナヴィ村 | 2009年6月 3日 (水) 23時19分

コメント見ずに投稿し、
全部読み返したら自分の米発見…バガバカ

>そういったところで買うことにします。

ありがとうございます!

投稿: nuko=すいません | 2009年6月17日 (水) 20時44分

ちは!

なんか、あの頃は、ランキングにカウントされるところで買っていただけないでしょうか

ていうので必死だったなぁ…と思って、
久しぶりに覗きました!

ランキング、結局、無理でしたね(遠い目

いいんす!

投稿: ぬこ | 2009年9月26日 (土) 00時16分

ぬこさん、返事遅れてすみません。実は『プレジャー・プレジャー』はまだ買っていません。お店に置いてあるんでしたっけ?最近、CD屋に行く暇がなくて。連休中、探してみます。それはそうと今や都市伝説化したドーム・コンサートのDVDとCD出てますね。全曲収録って凄い。今もYouTubeで見ていたところ。TVでやらなかった映像、特に『届かない花』。最高っす。

投稿: ナヴィ村 | 2009年10月10日 (土) 03時39分

僕は灰とダイヤモンドを最後に彼の作品を知らない。この前タイガース時代のCD聴きながら、よし今年は新しいジュリーを聴くぞ、そして観るぞと想ったのでした。しかし今聴いてもタイガースはやはり素晴らしく、GSのなかではダントツだね。うちの亡くなった姉の耳はたいしたもんだと誉めてあげたい。よく明治チョコレート食べてたから。ラヴラヴラヴがラジオから流れた1970年、僕が中学二年の時、嗚呼タイガースもそろそろ終わりなのかと何故か感じたことを。姉は翌年東京の会社に就職し、お盆か何かで帰ってきた時レコードを頂きまして、それは吉田拓郎という聞いたことがないやつで友だちというアルバムだった。何かかったるいサウンドで、しかしどこか気になる何かがあった。そして吉田拓郎はそのあとスターになったのである。姉の耳はやはり素晴らいと誉めてあげたい。そして高校生になた僕はソロになったジュリーの危険な二人に痺れたのである。

投稿: じゃみん | 2012年4月27日 (金) 17時06分

 昔、大学の恩師の家に世界一周旅行中だという18~19のオーストラリア出身の二人の大学生が泊まりに来て、一緒にバーべキュウに行った事があります。で、その二人に好きな歌手は?みたいに質問すると口をそろえてボブ・ディラン!と答えた。理由はかっこいいから、の一言でした。向こうには若者にとってはディランって未だにそういう存在なのかと思ってちょっとびっくりしたのを覚えている。その時でディランはゆうに60を越えていて、それでも十代に若者にそんな目で見られているなんて。

 ぼくはジュリーにそういう風になって欲しい、欲しかった。今、彼は60ちょい過ぎだが、ジュリーの熱狂的なファンの十代っていないでしょう?ぼくはいてもいいと思うんだけど。明らかに全盛期を知らない世代とカラオケ行ってもジュリーの曲だと皆盛り上がっているし。

 よく言われることの一つに太ってしまったことがあるけど、ディランだってがらがら声だし、見た目にももう爺さんだけど、関係ねぇ、って感じだし。

 ぼくは今のジュリーも味があってかっこいいと思います。あの反原発ソングは好きじゃないですが。

投稿: ナヴィ村 | 2012年4月27日 (金) 20時40分

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