WBC東京ラウンド 日本VS中国
ワールド・ベースボール・クラシック東京ラウンド中国VS日本。ワールド・ベースボール・クラシックに関してはまず、前回の世界一からすでに3年の歳月が経ったことにまず驚く。前回の決勝、キューバ戦の時は休日だったにも関らず私は工期が差し迫った恐ろしく忙しい現場にいて、テレビ観戦のためゴースト・タウン化した池袋の一角で、家々から漏れ伝わる歓声に気もそぞろにしていた。私が仕事をしていると現場の隣のマンションの住人がベランダから戦況を報告してくれ、その下で私は当時のバイト君達とともに一々ガッツ・ポーズをしていたを思い出す。
3年と一口に言っても、その間に我が周辺で起きた様々な出来事に思いをはせれば、これはちょっとした年月で、例えばあの時野球帽にランドセルの小学生だった息子はこの春から中学3年生で受験生ということになるし、夜毎、電話で試合の感想を言い合っていた母はもうこの世にいない。
チームに関して3年前と一番違うのは言うのもはばかれる位当たり前のことだが監督が違う。前回は王さんで、今回は原くん。(と、今、このブログの野球コラム『外野自由席』をクリックすると、去年の原巨人セリーグ優勝の時から野球に関しては何も書いていない。なんて、ことだ。で、その前の記事が王さんの引退。)
3年前、イチローがチーム・リーダーとして全開で機能できたのは、実は王さんのカリスマによるところが大きい。王さんの磁力がチーム内でのイチローを“特別な人”にしてしまわなかった。
昨日の試合を見る限りではその指揮官の違いが何処に出ているのかはまだ分からない。ただ当然だが、名だたるメンバーと言えどもチームはまだ寄せ集めの印象が強く、今後、この短期決戦の中で原くんがこれをどうまとめていくかの見ものだと思う。
昨日の結果は村田のホームランと相手ピッチャーのボークなどを絡めた得点で4対0で勝利。ラジオでは解説者が格下の中国に対して“5回コールド”をうたっていて、前半、得点につながらない場面ではいちいち苛立っていたが、そう予想通りいかないところが野球というもの。中国の投手はスピードはないものの緩急がありなかなか打ち辛そうだった。
で、この初戦での収穫はなんといってもダルビッシュ。不安を感じさせないピッチング。圧巻の46球無失点である。ただ、滑り易い国際球の使用を意識してかストレート主体の投球。中国相手ならまだ良かったものの、日本投手陣の大方がそうなら対戦相手の格が上がってくるとかえってそこが狙い目ということになる可能性もある。
で、不安材料は我等がイチローである。不調と言われていたが、昨日も5打席ノーヒット。そしてやっぱ、なんかちょっと浮いて無いか?チーム内で。週刊誌の記者みたいなことを言いたくはないが、この目で見てもなんかそんな気がしたぞ。
今日6日は韓国対台湾。その勝者と7日対戦し、勝てばサンディエイゴの2次ラウンド進出が決まる。
まあ、次は当然韓国がくるだろうな。
| 固定リンク
「野球(31)」カテゴリの記事
- 日本、WBC優勝(2023.03.22)
- 西武VS楽天戦を見に行った。(2022.05.16)
- 昭和36年(1961) 全国都市対抗野球 オール常磐VS川崎トキコ戦の記事。(2019.04.21)
- 王ゲート、長嶋ゲート。(2019.04.15)
- ハマスタのDeNA対巨人(2014.04.03)
最近のコメント