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WBC第2ラウンド 日本Vキューバ

 “野球は点さえ取られなければ負けることはないゲーム”と、言ったのは現楽天野村監督である。何を当たり前な、と思うむきもあろうが、確かに点さえ取られなければ最悪でも引き分けで負けはなく、つまり野球は投手力だと言いたいわけだが、今日のキューバ戦は世界に日本投手陣のクオリティの高さを証明したような一戦になった。

 結果は6-0で日本。先発の松坂は6回86球を投げ5安打無失点、無四球で8奪三振。前回大会でMVPだった時よりもさらに進化を遂げた内容で、3年前の彼のパワー・ピッチングを意識したキューバは、今回の緩急をつけたクレバーな配給と技術には全く手が出なかった。そして、続く岩隈ー馬原ー藤川のリレーも見事だった。

 今日は早朝4時45分からのテレビ中継だったが、いつも4時に起きている私には全然OKで、私は朝食を作り、食べ、弁当を詰め、お茶なんぞを飲みながら中継時間を待った。

 試合が行われたサンディエゴには昔、一度だけ行ったことがある。カリフォルニアの最南端で、治安が良く、お金持ちのリゾート地といった印象。さらに25キロ程南に行くとメキシコのティワナがあり、貧富のコントラストがキツイ地域だったと記憶している。そして暑い割りには湿度が無く過ごし易いという風にも。中継によると今日、現地は18℃で快晴。Battle of sunshine そのものの天気で、選手達、特に外野手はサングラスを着用した方が無難と言えそうな日だった。

中継開始4時45分から家を出る6時までに私がテレビで見れたのは3回まで。

 2回表、小笠原、内川の走塁ミスでチャンスを潰しやきもきしたものの、3回、城島、岩村、片岡のヒットで先発の160キロ豪腕チャプマンを攻略。そして代わったゴンザレスが青木に暴投で先制。その後、青木の中前適時打、村田のレフト犠飛で3点を挙げ、その時点で私はほぼ勝利を確信しつつ家を出た。その後は通勤の車のラジオで聞いていたが、その後もさらに3点が入り、現場の新橋に着くまでにほぼ試合は終了した。

 上に野球は投手だと書いたが、日本投手陣は最高なので、つまりは打てれば勝てるということだ。そして今日は打線に関して言えばベース・ボールより“野球”。外野に飛ばすクリーン・ヒットと言うより“転がす”攻撃で、一見地味だが他国の選手達にはそれが非常なストレスとなるらしく、本大会は今後も意識してそうしていく方ががベストだと思う。

 また、イチローについてだが、東京ラウンド第2戦で完全復活かと思ったものの、また暗いトンネルに潜行してしまった感がある。そして、やはり、少し浮いている気がする。

                    ☆

さて、取りとめも無く書いてしまったが、最後にもう一つ特筆したいのは城島。大リーグで活躍している日本人捕手だなんてホント彼は貴重な存在である。そして今回の投手陣の好投の影に彼の強気のリードがあるということを皆さんお忘れなく。(打撃も絶好調だ)。

で、次は三度の韓国。どうしてくれよう(わなわなわな・・・・・・。)

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