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歴史的“B面”

6845e8b97b46f6941071ea27bfa2565f  昨日、井坂幸太郎原作の映画『ゴールデンスランバー』の話からアビーロードの話になった。ビートルズの事実上最後のアルバムとも言える歴史的名盤『アビーロード』。多分、私の生涯で一番聞いた音楽は?と問われればこれになるんだろうな、やはり。もう、どの曲と言うより、サウンドの飛沫、断片、一つ一つが血肉化している。

 若い音楽ファンの中にはたまに“アビーロードのB面メドレー”と言っても言葉として通じない時がある。CDから育った世代には“B面”という概念がそもそも無い。

 「ジョンの『I want you』で寝ちゃってさ、レコードがプツプツ言ってんのよ、それでハッとして裏返すとこの曲から始まんのよね・・・。」なんて言っても通じない。そんなことにこだわるの古い!と言われるかもしれないが、しょうがねぇだろう、ビートルズがそういう風に作ってんだから。

 この、多分ロックのアルバムの中で最も有名なB面!は、改めて聞くと“眠り”と“夢”そして“目覚め”というキーワードが裏にある(ような気がする)。それは黄金の60年代のフィナーレであるとともに、総括でさえある。最後の『The end』の歌詞はこう。

 “結局、あなたが奪い取る愛は、あなたが生み出す愛とイコール。”

 インド哲学からきたフレーズらしいが、世界的に若者の氾濫の時代だったと言われる60年代を締めくくるに、これはなんと深遠な言葉だろうか。

               ☆  

 さて、ハッとして裏返すと始まるのは↓の曲です。『Here comes the sun』。映像は『バングラディッシュ・コンサート』から。確かに、おひさまは偉大だね。

↓はニーナ・シモンによるこの曲のカヴァー。素敵な写真ばかりなのでこれも貼り付けときます。

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