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How dose it feel?

Dylan_cd1965_2  このところ毎日、面接に忙殺されていた。ほんの数人アルバイトを募集したところに予想以上の数の応募があり驚いたのだが、きっと、世の中、景気回復とは未だ程遠い状況なのだろう。

 大変な目に合っている人達が多数来ると思って、どんな人にも心優しく、印象良く対応しようなどと心づもりしていたが、数人と会ううちになんだか気分が変ってきた。もっと簡単に言うと、腹が立ってきた。

 今回はどういうわけか高学歴の人が多かった。T大H学部を出て外資系の会社の重要なセクションで働いていたとか、某新聞社の某ディスクのお偉いさんだっただの・・・etc、etc・・・・・・。そして、そういう人は一様に面接を受ける側だというのに態度が横柄で、こちらを好奇な目で見ていた、と言うより明らかに蔑んでいた。

 ハナッからこんな仕事、採用されて当然だというようで、こんな奴、テレビドラマのピンポイントなヒール役にデフォルメされて出てくる以外にいないと思っていたが・・・実際にいたのだ。しかも、こんなにたくさん。驚いた。

 「肩書きなんか関係ねぇよ、考古学だフィールドワークだなんつっても、結局は土方だ。あんた、どの位、穴掘れんだってつう話なんだよ・・・。」と私は怒鳴りたかったが止めた。

 昔、作家の村上龍が“進化の前適用”ということを良く言っていた。一つの安定した環境の中に安穏としている大多数をよそに、必ず“変な”ことをしている異分子達がいる。そして、環境が激変した時、変化する以前の環境にすっかり慣れきってしまった種は絶滅し、適用していなかった異分子たちが“変なこと”を通して得たスキルを元に次の環境で生き延び進化を遂げていく・・・と言った話。

 つまり水の中にいた魚の中でヒレから血を流し陸に上がろうという、変なことをしていた異端児達が、水が干上がった時、今度は主流となって陸に上がって生き延びた・・という話なのだが、このおっさん達は水が干上がったことに気づいていない魚だった。

 「どんな世界か覗いて見たかった。」とか「昔から歴史に興味があった。」とか自分のプライドに対する言い訳のように言っていたが、要するに良い学校を出て良い会社に入ったが使い物にならず、景気の悪化と共におっぽり出され、その後何処に面接に行っても採用されぬまま流れ流れて本当はやりたくも無い肉体労働の募集にしょうがなくやってきたというだけの話じゃないか。「こんな仕事でずっと生活している人っているんですね。」だって。

 「滅びてしまえ」と私は思った。今だってヒレから血を流して闘っている人間はいっぱいいるんだぜ。

 さて、そんな輩に↓の歌を。ロック史に残るこの名曲がこういう内容だというのはつくづく感慨深い。この歌は古い価値観のままの者を毒づくと同時に自分がどういうスタンスで生きていくのかという宣言にもなっているところが凄い。

    Like Rolling Stone

かつてきみは 着飾って
若かった頃には 乞食に小銭を放っていた
そうだろう?
“気をつけな いつか落ちぶれちまうぜ” って
みんな言ったけど
からかわれているだけだと思ってたんだろう?
よく笑いものにしていたな
うろついている連中を
今 きみは 声高には話さない
今 きみは 自慢もしない
次の食事にどうやってありつくかについて

 どんな気持ちだい
 どんな気持ちだい
 家が分からないのは
 全然知られていないってのは
 まるで転がる石のようなのは

 

立派な学校へ通っていたね、ミス・ロンリー
でも結局 きみはただ搾られたってだけだ
路上での暮らし方など誰も教えちゃくれず
今きみはそれに馴れなきゃならない
妥協は嫌だと言っていたね
訳の分からない放浪者なんかと、って
でも今なら分かるだろう?
彼らだってアリバイを売っているわけじゃない
彼らの真空の目を覗き込んで聞いてみな“取引しないか?”って

 どんな気持ちだい
 どんな気持ちだい
 生身の自分でいるのは
 家が分からないのは
 全然知られてないってのは
 まるで転がる石のようなのは

 

振り向きもしなかったね 手品師や道化師たちのしかめっ面を
彼らがやって来てきみを可笑しがらせようとした時
ひどいことにきみは知らなかった
人をそんな邪険に扱うべきじゃないってことを
よくピカピカの馬に乗っていたろ
肩にシャム猫をはべらせた外交官といっしょに
やつはきみから盗める一切合切を持っていってしまった
辛くなかったかい
自分がふさわしい人間じゃないって気づいた時

 どんな気持ちだい
 どんな気持ちだい
 生身の自分でいるのは
 家が分からないのは
 全然知られていないってのは
 まるで転がる石のようなのは

 

塔の上にいる王女様ときれいな人達は
飲みながら 上手くいったと思っていた
色んな種類の贈り物を交換しているけど
どうやらきみはそのダイヤの指輪を外し質に入れた方良さそうだ
よく面白がっていたろ
ボロを纏ったナポレオンって彼の言い草を
さあ、やつのところへ行けよ 呼んでるぜ 嫌とは言えないはずさ
何もなければ 失うものもない
いまきみは透明で、きみは秘密もなく、隠す必要もない

 どんな気持ちだい
 どんな気持ちだい
 生身の自分でいるのは
 家が分からないのは
 全然知られてないってのは
 まるで転がる石のようなのは

      (作詞・曲 ボブ・ディラン いろんな人+ナヴィ村訳)

 

 大体、こういう人達は変にひねくれていて素直じゃない。ついでだから私が密かに座右の銘としているディランのこの言葉を教えてやる。

 『無法者(アウトロー)は正直じゃなければ生きていけない』。

 出直してきな。

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コメント

オーイェィ!!!


その通りだ、似非のインテリとセレブの成れの果てには中指を突き立てて、ファックユー☆


退職金で、軍手と長靴買ってユンケル口蹄疫でも飲ませておけばいい。

馬鹿は、死ななきゃ治らないと昔の人はよく言ったものだ。

面接の時、奴らが能書き垂れたらスコップ持たせて素振りを千回させたらいいよ。それでも、やる気があるなら丁稚奉公から人生リセットリセット♪

投稿: 志村 貴彦 | 2010年5月29日 (土) 12時23分

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