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オノ・ヨーコとTwitter

Exit2  オノ・ヨーコが嫌いと言う人は昔ほどじゃないにしても、未だに一杯いるのだろうな。

 私の周りにもジョンの遺作『ダブル・ファンタジー』はヨーコのパートを飛ばして聞くと断言している人が何人かいる。(確かに『スターティング・オーヴァー』の後の『キス・キス・キス』は引くよな・・・。)

 しかし、このアルバムのそもそものコンセプトは“もう一度、男と女が会話し直そう”というもので、しかもそれがあのジョン・レノンの最後のメッセージだったと考えると、私などは逆に通してちゃんと聞かなければいけないような気にさせられる。

 で、何故、急にこの話題かというと、実は先日、自分のTwitterのホームを見るとヨーコからのメッセージがあり、いつの間にかフォローし合う“間柄?”になってしまったからだ。

 これは毎年年末に行なわれている“ジョン・レノン・スーパー・ライブ”の活動の一環で行なわれているようで、ヨーコに質問を送るとちゃんとその返事が帰って来るというのがミソ。

 好きか嫌いかイマイチ判然としない存在だったヨーコをハッキリ“好き”という立場に私が立ったのは、7年前、水戸に彼女の回顧展を見に行ってからである。ヨーコの作品は雑誌やテレビで見るよりも実物に接するとその独特のユーモアと真剣さがダイレクトに伝わってきて、どれもが意外にも?優しく、微笑ましく、心温まるものだった。(ジョンが惚れるわけだ。)

 中でも私が最も感動したのは『Ex it』という作品↑。たくさん並べられている西洋式の棺桶の顔を見る窓の部分からオリーブの木が生え出しているというもので、イラク戦争の最中、私はその作品を目の当たりにしてヨーコーの平和に対する執念のようなものと同時にそんな緊張感溢れるコンセプトでありながらも、あの“ジョン&ヨーコ時代”と全く同質のユーモアがしっかりと添えられているところに畏敬の念を覚えた。この人はやっぱりマジなんだなーっと。(ヨーコさん、ごめんなさい。)

 で、今朝、余りの暑さで一度目覚めたらもう寝付かれず、Twitterからジョンレノン・スーパー・ライブのページへ行って、数多の人々のヨーコに対する質問とその答えをずっと読んでいた。

 彼女の質問に対する答えは全体で大きなメッセージになっている。その骨子は“世界や誰かを変えようとする前に自分のマインドを変えろ”ということ、また傷ついていたり迷いがあるときは無理をせず、ただできる範囲で淡々と仕事をしろということ、そして、自分自身を愛せ、という三つであると思う。

 ヨーコの答えのそれぞれは彼女の事を良く知らない人から見れば一見ただのきれいごとのように聞こえるかもしれないが、どれもが明快である。私は何故か先日立ち読みした瀬戸内寂聴の人生相談の本を思い出した。どうしたことか二人の醸す空気感がとても似ているような気がしたのだ。まあ、彼女も日本人なので意識せずともどこか仏教的?ということだろうか。で、読後、とてもポジティブな気持ちにさせられた。

 その後、せっかくだから自分でも何かヨーコに質問しようと思って、内容を考え、いざ送ろうとしたら、我がPCは微妙に調子が悪くて送れなかった。

 私が考えた質問は“今、世界の中で最もユーモアを武器にして闘っている人は誰だと思いますか?”というもの。彼女なら誰と答えるだろうか?

 今度、PCの調子が良くなったら、本当に送ってみよう。

 では最後に Imagene peace with love!

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コメント

Twitterを始めて何ヶ月か経つけど、面白くて仕方がないよ。なんか、緩やかというかね。そういう所が気に入ってる。
友人、知人もいるし。知らない人も、世の中いろんな人がいるもんだと。
Twitterを最初に知ったのは、坂本龍一のサイトだったけど。
最初に、フォローしてくれたのがオノヨーコだったから驚いたけど。
先日、青山のCAYで細野さんのライブへ行ったらオノヨーコが観に来ていて驚いた!本物、見ちゃった…

メール、送ってごらんよ。

投稿: 志村 貴彦 | 2010年7月24日 (土) 21時12分

Twitterは1000人フォローすると景色がガラッと変わって凄いことになるらしいぞ。いつも見ている、とあるブログで言っていた。

 好きなアーチストや友達だけで数十人、数百人だけだとやはり話題が似通っていて狭い空間になってしまうが、1000人越えると一つのメディアとしてもの凄い機能を発揮するらしいよ。

 今、妻とドライブしていて帰ってきたところなんだけど、カーステで『ダブルファンタジー』を聞いていた。それで妻と話していたんだけどジョン・レノンってもし生きていたら今年70歳なんだよね。で、ヨーコさんは7歳年上だから77歳!そう考えると彼女は凄く若いよな。

 そうか、長澤まさみとかがいても別に驚かないけど、ヨーコさんだったらビビるかもなあ・・ちょっと羨ましいよ。

 メールなあ、なんか上手くいかんのだよ。

 志村もなんか送ってみてくんない?

 

投稿: ナヴィ村 | 2010年7月24日 (土) 21時37分

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