リンゴの魂~NO4のイマジン
ビートルズ解散後もそれぞれのメンバーのソロワークの後ろでドラムを叩いていたリンゴ・スター。ジョン・レノンが撃たれた時、ヨーコのそばにいて、まだ幼かったショーンの面倒を見ていたリンゴ・スター。
今年、東京ではジョン、ポール、ジョージそれぞれの映画が上映されていたが、リンゴのは無かった。職場でその話題になると、「彼はいつか“おかしなおかしな石器人2”でもやってくれればそれで良い」なんて言って笑っていたんだけど、そんな事を言ったその日、家に帰ると夕刊に彼の写真が出ていて驚いた。銃身が捻じ曲がっり、Imagineのロゴが入ったピストルの模型の前でピースサインするリンゴ。ジョン・レノン暗殺から31年目にして暴力撲滅運動をするとの記事だった。
http://www.afpbb.com/article/entertainment/entertainment-others/2844800/8180175#blogbtn
このブログでは毎年クリスマスに“クリスマス・ソングじゃない曲をクリスマス・ソングとして聞く”みたいなことをやっていて、今年、選んだのリンゴ・スターの『Imagine me there』。2001年発表の彼の最高傑作アルバム『リンゴ・ラマ』の中の1曲で、このアルバム、発売当初、ある音楽雑誌で紹介された時の別称は“リンゴの魂”。
ジョン・レノンは天国や地獄、所有が無いとイマジンしろ、と言うが、リンゴはそんな事は言わない。彼はただ、ぼくがそばにいることをイマジンして、と言うだけ。そう、ぼくらはジョンにはなれなかったが、リンゴにならなれる(気がする)。それは With little help my friend という事だ。
今年は震災と原発事故で大事な人と離れ離れになった人も多い筈。また、そうじゃない人も、例年より周りの人たちとの繋がりを色々と考えさせられた一年だったと思う。
今年のクリスマスはリンゴ・スター。(動画の最後に出てくるこのスライドショーをUPしたおばちゃんも良い人そう・・)。
それにしてもこの男がNO4だった。ビートルズって凄いバンドだ。
皆さん、メリークリスマス。
Imagine me there
カーテンが思いがけず風に揺れても
心配いらないさ
君はちゃんと守られてるよ
想像してごらん ぼくがそこにいるって
月明かりの中 踊る影を見つけたら
それは君がぼくの愛を受け取った証拠
上手いくさ
想像してみて ぼくがそこにいると
痛みの無い安らかな眠りがずっと続くよう
想像して
決して孤独じゃないと
そして夢見て
いつもぼくがそばにいると
愛と信頼はいつも君の周りの満ちていて
そこにぼくはいるよ
想像して
隣の部屋がまるで遠く中国みたいに思えるときは
知っていて欲しいんだ
必ずぼくが君を見つけ出すって
想像してよ ぼくがついてっるて
痛みの無い安らかな眠りがずっと続くよう
想像して
決して孤独じゃないと
そして夢見て
いつもぼくが君のそばにいると
愛と信頼はいつも君の周りの満ちていて
そこにぼくはいるよ
想像して
時々 人生が儚い仕事のようで
不安で気が狂いそうな状況に陥ったとき
ぼくはいつもきみがそばにいるって想像するんだ
だから君も
想像して
いつもぼくがそばにいると。
(意訳 ナヴィ村)
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