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トンネル抜けて

Photo  常磐道を北上すると日立を過ぎたところに長いトンネルがある。車でいわきに帰省する時、そこを抜けると右手に濃紺の海が見え、風が強くなり、その辺りから故郷に近づいている実感がふつふつと湧き始める。

 先日のスパリゾートハワイアンズ全面開業のニュースに私は複雑な心境だった。確かにふるさとを象徴する場所が復活した嬉しさは勿論あるが、しかし、原発事故以降、復興と言う時、次は「転換」でなければいけないところをニュースの伝わり方としてそれは「復元」という皿の上にあるからだ。

 今、いわきの洋上に風力発電所をつくり復興事業の目玉にしようとする計画がある。いわきでは遠浅のドイツ型のように風車の基礎を海底に打ち込むことが出来ず、錘を付け風車を海に浮かばせるノルウェイ型を検討しているというニュースを以前テレビでも見た。

 http://datazoo.jp/w/%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%8D%E5%B8%82%EF%BC%88%E7%A6%8F%E5%B3%B6%EF%BC%89/9429018

 あることをキッカケに映画『フラガール』が東北差別と炭鉱労働者切捨てに立ち向かった人々の話だとの視点を得た。それで言うと原発は全くその逆。差別と資本主義による暴力の物語に満ちている。

 風力発電にもさまざま問題もあろうが、私は今トンネルを抜けた時、洋上はるかに建ち並ぶ白い風車を夢見る。フラガールの次のいわきの象徴として。その時、この風力発電所が「東京電力」でないことを祈る。

 PS 昨日、YouTubeでボガンボスの映像をずっと見ていた。今は洋の東西を問わずどんな古い音楽も常に触れられるので何を見てもあまりノスタルジーにとらわれることはないが、ボガンボスは80年代半ばから90年代半ばまでどっぷりハマッて後は全然聞かなかったのでさすがに懐かしかった。↓の『トンネル抜けて』は友部正人やくるりがカヴァーしたのを聞いたことがあるが、やはりオリジナルが一番良い。寝言言ってる奴等をたたき起こしに行こう。

 

 

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コメント

この文章書いてる人って村田博君かな。

投稿: じゃみんです | 2012年2月14日 (火) 17時50分

 ガハハハ、そうですよ、佐藤さん、お久しぶりです。

投稿: ナヴィ村 | 2012年2月14日 (火) 18時06分

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