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裸の街

Photo  先日、大学の後輩で映画監督の友人と飲んだ時、彼は「福島原発の廃炉には40年かかる。ぼくらは自分の人生の中であの怪物が収束するのを見ることが出来ない」と言った。彼も福島出身。今、ドキュメンタリーの制作で福島に不定期に訪れている。

 廃炉どころか今現在、福島原発の4号機が危ない。その友人も言っていたが4号機の建屋はぐらぐらで、もし大きな地震が来たり台風などで倒壊したら本当に日本は終わってしまうと言う。前回の記事でリンクしておいた作家山川健一氏のブログにも同じ事が警告されているが、氏はすでに具体的なアドヴァイスとして

 1. 情報はテレビや新聞からは得られないので、ネットをチェックすること。
 2. 4号機の原子炉建屋の倒壊が報じられたら家には戻らずに日本海側もしくは西に逃 げろ。
3. クルマの燃料は常に満タンに。

 等を言っている。そして、そんな矢先、この4号機に関しては昨日、冷却機能が停止したとのニュースがあって、東電の発表では問題ないとされているが、何がどう問題ないのかさっぱり分からない。それとももう意味の通らない説明をわざとして、後はどうか察してくれ!ということなのか?

 また、4号機がもったとしても、廃炉に40年かかるということは、その長きにわたってそこで作業に従事する人々が必要なわけで、現在も含め原発労働者という人たちが一体どんな人たちなのか、この記事を読むと大袈裟じゃなく原子力産業が悪魔の所業だということが良く分かる。今後この国では差別の構造はさらに強化され公然となるのだ。

 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1106/10/news038.html

 私の故郷のいわきは今、避難者の流入で人口が増え、ちょっとした特需ムードであるらしい。だが飲み屋の賑わいは現実への苛立ちからか殺伐としていて、ちょっと恐い、と地元の知人が言っていた。小名浜の風俗店は大繁盛で雑誌等では“原発労働者は2度汗を流す”とか茶化して書かれているが、いわきが原発収束のための前線基地になっている現実を思うと、戦時下と構造としては同じなのだろう。そしてそれが40年!続くのだ。クソっ!

                    ☆ 

FaceBookの方で沢田研二の新曲『F.A..P.P』が紹介されていて聞いたが、反原発ソングにしても私はこういうのは苦手。ジュリーはこのブログに特別にカテゴリーを設けるほどファンだけど。http://youtu.be/SLvGSkYQGso

 原発事故以降、妙な上がり方をしてしまったセンサー内臓の耳で聞いて、私が一番切実に聞こえたのは実は泉谷しげるの歌の数々である。大学の頃、私が一番通ったのは彼のライブだが、その歌の底流にどんな感情が流れているのかがやっと分かった。

 ↓は意図したわけでもないのにそのものズバリを歌っているような名曲『裸の街』。この曲が自分の故郷に重なって聞こえる今が悲しい。Twitter情報によると去年10月までに原発収束にあたった作業員の数は延べで約48万人とか。1年で100万人として40年で4000万人・・・・男は悲しい、今後、この国の男は悲しい。

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音楽コラム(89)」カテゴリの記事

コメント

最近思うに日本が変わるためにはアメリカ合衆国の権力構造が代わる必要があると考える。最近知った話では実はアメリカ合衆国の大統領選挙はしばらく行われていないのである。ハリウッドの映画はたまに何かを感じさせる。ゴッドファーザーの会議している場面で登場人物を置き換えて、ロックフェラー、ブッシュ、ケネディ、メロン他のアメリカ合衆国の有力財閥たちにすると何かが見えてこないだろうか。ケネディ大統領が消されたのは、彼がやるべき仕事を反故してしまった為である。つまり彼の父との間にできた約束の事である。あの大統領暗殺という悲劇を見た大統領志願者たちは何かを強く感じたはずである。それでもロバート・ケネディやリャード・ニクソンは闘い続けたが消されたり失脚したりした。アイズ・ワイド・シャッドという作品を作ったスタンリー・キューブリック監督もあの後消されたようである。映画は中産階級の医師である主人公が、招待されてないのに、秘密のパーティーに参加をしてしまい、その事で上司から注意を受けそして彼には尾行がつき、人生が憂鬱に変わるといった内容である。つまりアメリカ合衆国の権力者たちはキリスト教など信じてはいず、大都市の外れで密かに会っており、その事を知ったり公言したら解ってるねという事かも知れない。そして彼の死から二年後911が起きたのである。あの映画もニューヨークが舞台だった。話を日本つまり我が国に戻しても、この国は残念ながら正式な独立国とは言い難く、意欲的な政治家ほど失脚が早い。鳩山一郎、田中角栄、鳩山由紀夫などそして小沢一郎もその範疇に入る。僕らが本当に素晴らしい世界を作り上げるには、国民の側に立つ政治家たちを支援する必要があるのではないのか。

投稿: じゃみん | 2012年4月14日 (土) 09時47分

じゃみんさん、コメントありがとうございます。

 国民の側に立つ政治家たちを支援する必要があるのではないのかー。

 ただ僕には現在の政治家の中で誰が国民の側に立つ人なのかが分かりません。皆、そう言っていますから。

 国民が一丸となって、ガンジーの塩の行進やイギリス製品の不買運動の時のような、何か誰にでも出来て具体的に既成の権力に打撃を与えるようなことを考え、実行することが必要と思います。が、それを呼びかけるリーダーは政治家じゃなくても良いと思います。ガンジーは弁護士だったし、キングは牧師だった。

投稿: ナヴィ村 | 2012年4月14日 (土) 19時01分

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