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シネイド・オコナーの「I bive in you」

 昨日、フェイスブックになんの気なしに今やっているドラマ「Wの悲劇」で平井堅が歌う「Woman~Wの悲劇」を貼り付けたら、それは薬師丸ひろ子の曲だろう、というコメントを貰った。

 つまりオリジナルが良いかカヴァーが良いかというただそれだけの話だが、しかし、オリジナルのイメージが払拭されたとたん、その曲本来の良さが新たに分かるという事だってある。

 数年前、最も偉大なカヴァー曲は誰の何か?なるアンケートが某雑誌で行われていた。覚えているところで1位はジミ・ヘンドリックスによるボブ・ディランの「見張り塔からずっと」で、2位がガンズ&ローゼズによるポール・マッカートニー&ウィングスの「007・死ぬのは奴らだ」、そして3位がやはりガンズ&ローゼズでローリング・ストーンズのカヴァー「地の塩」だったと思う。確かにこの3曲ば、はすでにカヴァーした方の曲になちゃってる気がする。

 自分なら何を選ぶか?という遊びを頭の中でまたして、私が選んだのはシネイド・オコナーの『I belive in you』。原曲はボブ・ディラン。1992年のディランのデヴュー30周年記念ライブの時、彼女はある宗教上の問題を起こし大ブーイングで迎えられ、一人だけボブ・マーレーの「War」を歌う羽目になったが、もし、そんなことが無ければ彼女はあの時、この曲を歌う筈だった。

つい最近、彼女のニュースが聞こえてきて、何度か結婚を繰り返し、精神のバランスを崩しTwiitterに自殺願望のような書き込みをして本国で騒ぎになったらしい。写真も見たが、太って別人のようだった。歌のほうはどうなのだろうか。

今、ネット上の動画を見ていると彼女は実に様々の曲をカヴァーをしていて、ABBAの「チキチータ」なんてのもある。そして、あの声で歌われると全てがシネイド・オコナーの曲になってしまう。

それにしても素晴らしい歌声。完全復活を望む。

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