高校野球西東京大会決勝 都立日野高VS日大三高
“東流する浅川と多摩川の合流地点から西に約1km、浅川左岸に位置し・・・”と、発掘調査報告書的な文体で書くと都立日野高校はそんな場所にある。
今日、第95回全国高校野球選手権大会西東京大会の決勝が神宮球場で行われた。都立日野高VS日大三高。日野高校は都立高校としては実に33年ぶり!!(1980年の国立高校以来)の夏の甲子園を賭けての一戦ということで俄然注目が集まった。毎日、暑い現場の休憩時間、いつの頃からか「今日、日野高、どうだった?」の声が聞こえ始めて、あれよあれよと決勝まで来てしまった。
日野市のクリーンセンターに行く途中に日野高はあって、前を通る度、私は校舎の屋上を見てしまう。ここは故忌野清志郎の母校ということでも有名で、名曲「トランジスタ・ラジオ」の風景はここなのかと、つい見てしまうのだ。授業をサボってタバコをふかしながらラジオを聞いている高校生・・・ま、高校球児とは間逆な青春だけど。
試合の結果は5対0で日大三高の勝ち。日大三高はこの決勝まですべてコールド勝ちという強豪なので日野高は善戦したといべきだろう。ピッチャーの池田くんは速球派というのではないけれど、配球の良さと切れのあるスライダーで破壊力ある打線を良くおさえていたと思う。試合後、応援席に限らず球場全体から暖かい声援を受けていた。ただ頼もしかったのは33年ぶりという期待を背負ってさぞプレッシャー・・・と思いきや、日野高ナインは平常心でこの舞台を良い意味で楽しんでいるようだった事。そういうところは今の子達はすごい。とにかく熱い夏が一つ終わった。
応援席のブラスバンドがRCの曲をやるなら何だろう?曲調、曲ができた由来からして「ぼくの好きな先生」かな、と思っていたら「雨上がりの夜空」だった。♪こんなときにヒットを打っちゃうなんてぇー、甲子園にこの夏いっちゃうなんてぇー♪という替え歌。ハハハ、なるほど。
ところで日野高に「僕の好きな先生」の歌碑とか建たないのだろうか?でも、職員室が嫌いな先生の歌だからな・・・・・建たないか。
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