ピート・シガー氏死去~Pay me my money down
http://www.asahi.com/articles/ASG1X5RXSG1XUHBI027.html
「客間の音楽、教会の音楽、酒場の音楽、貧民街の音楽さ。ほとんど直感的な繋がりを、そして歌い継がれなくてはならない或るものを感じたね。(中略)どうしてカーター・ファミリーやジョニー・キャッシュ、スタンリー・ブラザースじゃなくって、ピート・シガーの曲を選んだかって?だってピートの曲のライブラリーはあまりに広がりがあって、この国の歴史のすべてがそこにあるから。他の誰かのレコードに向かう必要がないと感じたんだ。すごく幅広い。かれはあらゆるものに耳を傾け、あらゆるものを収集し、あらゆるものに手を加えた。俺の望むすべてのもが、そこで見つけられたんだ。」
(ブルース・スプリングスティーン談。アルバム「ウィ・シャル・オーヴァーカム:ザ・シガー・セッション」のライナーノーツより。)
“すぐにあの船が港を出て行く/俺の金を払え/彼はマストで俺を殴り倒した/俺の金を払え/払え、払え、払え、俺の金を払え/払うか、刑務所に入るか/俺の金を払え”(対訳 三浦 久)
Pay me my money down (ジョージア州とサウスカロライナ州の港の黒人沖仲士たちのプロテストソング。無法な船長達はよく労働者に賃金を払わずに出航した。)
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