« 青空の扉 | トップページ | Native mind »

甦る 

 昨日の夕方、BS11(イレブン)の報道番組で特集:「甦る~避難先で復活した日本酒~」
を見た。3・11の津波で酒蔵を消失した福島県浪江の鈴木酒造が避難先の山形県長井市で酒造りを再開し日本酒「甦る」を作るまでを追ったドキュメンタリー。

 身内の宣伝で恐縮だがこの「甦る」を作るための種米「さわのはな」を作ったのがやはり避難先の山形で農業を始めた弟たちのグループである。昨日の番組は身内、友人、知人総出演といった感じで、なんだか正規のTV会社がわざわざプライヴェート映像を撮って見せてくれたような奇妙な感じだった。だが、客観的に弟達の活動を見ることができたのも本当で、改めて、凄いことやってんな、と思った。ある長井市の方が「かえって避難してきた人達が、私達の町の価値を教えてくれた。元気をくれた。」みたいなことを言っていて、そこに“復興”の一つのモデルを見た。

 Photo_2

 僅少の「甦る」を去年は身内のよしみで2本手に入れ、1本は会社の飲み会で皆で飲み、1本は亡くなったばかりの友人の霊前に手向けた。飲んだ人は皆美味しいと言ってくれたが、如何せん数が少ないのと入手経路がはっきり分からないのがあいまって、弟に頼んで“ない”と言われるともうどうすべきか分からなかった。

 それでこの2年目の「甦る」発売にあたっては少し前から東京では何処で手に入るかあらかじめ聞いておいた。特に我が多摩地域で。昨日の番組によると今年は1400本作られたとのことだが、今、多摩市聖蹟桜ヶ丘関戸の「小山酒店」で手に入る。

http://himeraruzemi.blog.ocn.ne.jp/tama/2009/01/post_6704.html

今日、仕事帰りに早速寄って1本ゲットした。行くと店のおじさんは「甦る」がつくられた経緯を良く知っていて、なんとこの4月5日には鈴木酒造の鈴木大介氏も呼んでシンポジウムを開くのだと教えてくれ、そのチラシをくれた。

http://seiseki-s.com/images/140405forum.pdf#search='%E5%BE%A9%E8%88%88%E5%A7%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A0+%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E+%E8%A2%AB%E7%81%BD%E5%9C%B0%E9%85%92%E8%94%B5%E3%81%AE%E5%86%8D%E7%94%9F%E3%81%A8%E8%AA%B2%E9%A1%8C'

 被災後の瓦礫の中やその後の更地で、復興作業にあたった多くの人達が一升瓶を囲んで車座になって酒を酌み交わした。そこから今の日本酒ブームが起きたとする話があるらしいが、真偽の程はさておき、確かに今の時代には日本酒が合うような気がする。

 買ってきた「甦る」をぼくは風呂上りに冷で一杯飲んだ。美味い・・・・。

 明日は3・11から3年目。

|

« 青空の扉 | トップページ | Native mind »

日記・その他 (69)」カテゴリの記事

コメント

なんと小山酒店は中央会館が長年取り引きしている酒販店だとのこと。今兄貴のFBで知りました。これも縁。あれも縁。多分縁。きっと縁。

投稿: ほぴ村 | 2014年3月12日 (水) 12時41分

 このお店で「甦る」を買った時、酒屋の持っているネットワークというものを考えた。

 リンクしたブログにもあるようにこの酒屋さんは地方の小さな蔵で作られている地酒も網羅しているようで、地方のリアルな事情がダイレクトに商売に反映してくると想像する。

 3・11の被災、放射能被害も発生当時から切実に感じていたはず。上のようなシンポジウムを企画していたり、頭が下る。

 こうした動きが他の食品を扱う商売をしている人達の間でも起これば良いのにと思った。

 商品としての酒が情報を伝達する手段になる得ることを「甦る」は教えている。

 ウディ・ガスリーの歌みたいな酒だ。 

投稿: ナヴィ村 | 2014年3月12日 (水) 20時18分

“ウディ・ガスリーの歌みたいな酒” か。
嬉しいな。

もし今度裏書きのラベルを書き換えることがあれば
「この酒はファシストを殺す」と書くことにするよ。


投稿: ほぴ村 | 2014年3月13日 (木) 00時45分

とうとう発売されたのですね!。このあたりだとそこのお店しかないですか?。まだ買えそうですか?今度詳しい場所を教えてください。

投稿: 水村 聖美 | 2014年3月13日 (木) 00時55分

 水村さん、京王線聖蹟桜ヶ丘駅前の川崎街道を進んで関戸橋と交差する手前右側にちょっと細い路地があり、直進すると青地に白抜きの字で「小山商店P」という看板が見えます。その対面がお店。

 このエントリーにリンクしたブログに住所がありますのでグーグル先生に聞いてみて下さい。また電話番号も出ていますので連絡して予約しておくと取っておいてくれますよ。ぼくはそうしました。

 お店に何本仕入れたかなんて聞けませんでしたが、多分ぼくがこのお店で買った第1号なはず。きっとまだあると思います。

 今年のはさらにフルーティでお世辞抜きに美味しいですよ。しばらく酒を止めていたがこれを冷で毎晩一杯だけ飲むのが楽しみになってしまいました。

 水村さんも是非。

投稿: ナヴィ村 | 2014年3月13日 (木) 03時50分

村田さん情報ありがとうございます!。聖跡はうちからだとちょっと遠いので、買いに行けるか微妙ですが、なんとか手に入れたいと思います(^-^)

投稿: 水村 聖美 | 2014年3月13日 (木) 22時06分

結局買ってきてもらってしまい、本当にありがとうございました!。大切に飲みたいと思います。

投稿: 水村 聖美 | 2014年3月19日 (水) 21時26分

 一升瓶はすでに売り切れだったので、四合びんになってしまいましたが、電車通勤の人にはその方がハンディで良いかもしれませんね。今日、Yさんにも言われました。
 ラベルにあるように売り上げの一部は被災児童の教育活動のために寄付されるので被災地支援と思えば買ってくることくらいなんでもないですよ。いつでも言ってください。

 飲んだ感想も是非聞かせてください。山形組も皆、これ、見ているので。

 PS エントリーで紹介した番組、弟がアップしていたので貼り付けておきます。見てください。

投稿: ナヴィ村 | 2014年3月20日 (木) 05時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 青空の扉 | トップページ | Native mind »