大飯原発訴訟・判決要旨
大飯原発差し止め判決。久しぶりに胸のすくニュースだ。やった。或る人が今朝、その判決要旨が詩のように美しいと言っていた。それでぼくもお昼にコンビ二で新聞を買ってその全文を読んでみた。詩のように美しいかどうかは分からないけれど、確かに日々原発の是非を巡って人と話す時、説明にもどかしいと思うことが簡潔に書かれていた。
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/c23cee97b8aefb95b510b0505f9c6072
判決要旨のなかでぼくが一番ぐっときたのは最後のところ。どうせ全文を読む人は少ないと思うので、その部分だけを詩のように書き記しておこう。
被告は
原発稼動が
電力供給の安定性、
コストの低減につながると主張するが
多数の人の生存そのものに関わる
権利と
電気代の高い低い
という問題を
並べて論じるような議論に加わり
議論の当否を判断すること自体
法的には
許されない
原発停止で
多額の
貿易赤字が出るとしても
豊かな国土に国民が
根をおろして生活していることが
国富であり
これを取り戻すことができなく
なることが
国富の喪失だ
被告は
原発稼動が
CO2排出削減に
資すると主張するが
福島原発事故は
わが国始まって以来
最大の
環境汚染であり
原発の運転継続の根拠
とすることは
甚だしく
筋違いだ
今日、関西電力は判決を不服として控訴。甚だしく 筋違いだ。
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