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The Whoの「無法の世界」

Whos20next  UKロック狂いの息子が昨日買ってきたのはThe Who71年の大名盤「Who's next」。お金が無く安い輸入版を買ってきたので歌詞カードが入っていないと少し残念そうだったけど、夜、二人でドライブに出かけデカイ音で聞いたら満足気だった。

 一緒に聞いていてピート・タウンジェントがどんな詩を書く人なのか気になって、帰宅後、ネットで見ると色んな人がWhoの曲を訳している。中でもこの「Who's next」の最終曲「Won't Get Fooled Again (邦題;無法の世界)」は内容が今の世相にピッタリ。で、色んな人の訳を参考にして自分なりに訳してみた。

 ちなみにこの曲はイギリスで「最も保守的な曲」の第1位に選ばれたのだとか。何故?ぼくは映画「さらば青春の光」やアラン・シリトーの小説にあるようなイギリスの労働階級の若者たちの青い反抗の息吹が乱反射している詩のように読んだが。

 壊れたべスパとUnion Jackのランニングシューズが目に浮かぶ。

    俺たちは通りに出て闘う
    足元に子供たちを置いて
    連中の崇めているモラルなんて吹っ飛んじまう
    そして扇動者たちが現れ
    不法行為の裁判席に居座ると
    奴等が判決を下したとたんショットガンが歌いだす

    新しい憲法に
    敬意を表そう
    新たな革命に
    頭を下げよう
    あらゆる変革に笑ってみせようか
    ギターを手にとって弾こう
    昨日と同じように
    跪き祈ろう

    もう騙されやしないぜ

    変化は必ず訪れる
    そんなこと分かっていたさ
    でも、あらゆる縛りから解放されたって言うけど
    世界は何も変わっちゃいない
    歴史だってそうさ
    “旗”なら先の戦争でも
    溢れ返っていただろうに

    新しい憲法に
    敬意を表そう
    新たな革命に
    頭を下げよう
    あらゆる変革に笑ってみせようか
    ギターを手にとって弾こう
    昨日と同じように
    跪き祈ろう

    もう騙されやしないぜ

    俺は家族と一緒に何処かへ行くよ
    もし半分でも生きながらえることが出来たなら
    空に向かって馬鹿笑いしながら
    新聞でも読み漁るよ
    思考停止した奴らは
    嘘を
    つかない
    らしい

    らしい

    通りには何も無い
    何が違うのかさっぱり分からない
    スローガンが次から次へと替えられて
    左寄りだった奴等が
    今度は右寄り
    そして一晩で髭は伸び放題

    新しい憲法に
    敬意を表そう
    新たな革命に
    頭を下げよう
    あらゆる変革に笑ってみせようか
    ギターを手にとって弾こう
    昨日と同じように
    跪き祈ろう

    もう騙されやしないぜ
 
    NO NO NO NO

    もう二度と騙されやしない
    もう二度と騙されやしない

    新しいボスに会ってみろよ
    古いボスと同じだぜ

 

     (詩 ピート・タウンジェント 意訳 ナヴィ村)

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