(What's so funny 'bout) Peace,Love and Understanding
昨夜、5月に続き、また中川五郎さんのライブに行った。場所は国立地球屋。5月の阿佐ヶ谷の時はギターとバンジョーの弾き語りだったけど、昨日は“Too tell the truth”というバンド編成だった。「For a life」、「ミスター・ボード・ジャングル」、「ライセンス・トゥ・キル」、「腰まで泥まみれ」、「We shall over come」、「90センチ」などお馴染みの曲が怒涛の?ロックバージョンになっていて驚いたが、嬉しかったのは「(What's so funny 'bout) Peace,Love and Understanding」の五郎さんバージョンが聞けたこと。
ジョン・レノンのようなストレートにLove&Peaceを訴えた頃よりやや時代が下がった70年代中期、ニック・ロウの手によるナンバー。“愛や平和や人が理解し合うということを話す事が、そんないおかしいことかい?ダサいことかい?”というイギリス人らしいアイロニーの効いた内容で世界中の多くのミュージシャンにカヴァーされている。5月にディランの「ライセンス・トゥ・キル」の替え歌を聞いた時、あの日の状況にピッタリだと思ったが、この曲も今の空気をプロテストするのにタイムリーだと思う。
↓はイスラエルのシンガーDavid Brozaとイスラエル&パレスチナのティーンによるカヴァー
ライブ終了後、CDにサインして貰いながら5月に聞いた衝撃のナンバー「 トーキング烏山神社の椎の木ブルース」について尋ねると、五郎さんは「九月、東京の路上で(加藤直樹著:出版社ころから)」という本を教えてくれた。
が、その話はまたいつか。
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