フジファブリックの「若者のすべて」
急に涼しくなった。このままどんどん涼しくなってすっかり秋に・・というのにはさすがにまだ早いと思うが、それでも暑さのピークは去ったのだろう。暑い時は早く涼しくなって欲しいとあんなに思っていたのに、いざそうなると少し寂しい気がするというのは我ながら勝手過ぎるか。先週末、映画を見に行こうと駅に行くと浴衣姿の女の子達が一杯いて、何処かで花火があるのだろうと思ったが映画を見たらその事を忘れてしまい、帰りの京王線の車窓にふいに幾つも花火が広がった時は驚いてしまった。
ミスチルの桜井和寿がBANK BANDでカヴァーしているLIVE映像を見て、いい曲だなあ、と思ったのがフジファブリックの「若者のすべて」。なんてナイーヴな詩を書く人だろうと思って調べたら作者の志村正彦は2009年に病名不詳で逝去していた。なんて惜しい。
“ないかな/ないよな/きっとね/いないよな/会ったら言えるかな/瞼閉じて浮かべているよ”。
暑苦しくて鬱陶しくて、早く終わって欲しいような、でも終わると寂しいような。確かに夏と若さは良く似ている。
なんて惜しい。
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