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ハタ迷惑のリレー

51zvf6vev4l__sl500_aa300__2 最近、良く子供とレンタルの映画を見る。大体、自分が見たい映画、次に子供に見て貰いたいと思う映画だが、その話を同僚の一人にすると「父と息子のフィルム・クラブ」(デヴィッド・ギルモア著、高見浩訳 新潮社)なる本を教えてくれた。

 不登校になった15才の息子に学校に行かなくても良いから週3本映画を見てその感想を語り合おうと持ちかけた父親。そして、それを3年間実行していくうちに二人がどう変わったかを綴った実話だとか。見た映画は多岐に渡っているらしく、どんなラインナップか興味がそそられる。

 自分の本棚にある本を子供が知らずに読み始め、感想を話してくれたりする事に喜びを感じた経験が、子供を持つ親なら少なからずあると思うが、音楽や映画もそう。好みや感想を聞くうちに子供の意外な一面を見たり、また自分と似ているところを見出して気恥ずかしくなったりする。

 自分が良いと思ったものを子供に伝えたい、教えたい、という欲求が自分の中に意外なほど強くある事に驚く。世の父親ってだいたいこうなのだろうか?だが親のこうした思いは子供にとって大概ハタ迷惑なのも分かっている。自分の子供時代を振り返っても。

 ぼくが子供の頃、亡き父に強力に薦められた本は吉川英治の「宮本武蔵」。福島いわきの常磐炭鉱野球部「オール常磐」の選手だったのでバットマンと剣豪、重なるところがあったのだろうか?なんかちょっと古臭い装丁で辟易しながら読んだのを思い出すが、写真は文庫判。後年NHKでドラマ化されそれが面白かったので、その後読み直したら良かった。お通や又八や吉岡兄弟、宍戸梅軒など、登場人物達の様子を嬉々として話す父を、先日、青梅の「吉川英治記念館」の前を通った時、ふと思い出した。その程度の事なのだが、その程度の事が妙に懐かしかった。そして父は今の世の中からすると随分と若くして死んだ部類なので(58才)もう少し生きていて欲しかった、と思った。

 先日、息子と見たのは「ショーシャンクの空に」(1994年 米 フランク・ダラボン監督)。この夏はビールを飲まないつもりでいたが、例のシーンを見て(見たことのある人は分かっていただけるでしょう?)無性に飲みたくなってしまい禁を破ってしまった。それでここのところ、またちょこちょこと飲み始めていて今も飲んでいる。で、連日暑いのでやはり美味い。

 今日八月八日は父の命日。それで酔いも手伝ってこんな事を書いた。薦められた映画はきっとあったのだろうが思い出せない。 

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Books (15)」カテゴリの記事

コメント

僕らが父に進められた映画は「シェーン」だよ。
男の子は武器を持って戦ってはいけないんだよ。

投稿: ほぴ村 | 2014年8月 9日 (土) 05時23分

 そうだ、「俺の時代はアランと言えばドロンじゃなくてラッドだった。」と言っていたな。

投稿: ナヴィ村 | 2014年8月 9日 (土) 07時11分

我家のハタ迷惑リレーは、今の所「トムとジェリー」「チキチキマシン猛レース」「8時だよ!全員集合!」良いのかなあ(笑)?

投稿: | 2014年8月10日 (日) 08時25分

 コメントありがとうございます。でもそのラインナップだとお子さんは喜んでおられると思うので“ハタ迷惑”ではないのでは。

「チキチキマシン猛レース」は少し前、吹き替えなしのを見たことがあって、あれをあの世界に吹き替えた当時のアフレコ陣の凄さを思い知りました。
 
 ぼくは小鳥のポッピーを追いかける飛行機のやつも好きです。

投稿: ナヴィ村 | 2014年8月10日 (日) 12時06分

ごめんなさい~。上のコメントの時名前忘れました~(^_^;)。私です~(笑)。

投稿: 水村 聖美 | 2014年8月10日 (日) 14時10分

僕は塾講師時代、授業中に生徒達にチキチキマシン猛レースを見せて、競馬のように賭け事をして遊んでいて、親御さんから猛抗議を受けたことがあります。岩石オープンがラストでまくりを見せる回は教室が異様に盛り上がったの覚えています。

投稿: ほぴ村 | 2014年8月22日 (金) 13時41分

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