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BS朝日とInterFMで佐野元春のインタビューを見た、聴いた。

 昨日、BS朝日とラジオのInterFMで佐野元春のインタヴュー番組が続けてあり、どちらも視・聴した。先日、ニューアルバム「Blood Moon」が出たばかりなのでその宣伝も兼ねてのことだが、中で佐野さんは興味深い事を幾つか語っていた。中でまずBS朝日の番組から二つ。

「日本の大衆音楽の詩は全て抒情詩で、所謂(いわゆる)、私小説的。自分が書いているのは叙事詩。」というような事。

 そして「日常、ネガティブな言葉やネガティブな想いはそれでしかないが、ロックンロールにおいてはビートやメロディが加わることによって、それがポジティブな何かに変わる可能性がある」とのこと。

Bloodmoon_cover_standard_890px
 先週、早速、ニューアルバムを買って、聞いて、僕が気づいたのもその事。今回はとてもネガティブな言葉に溢れたアルバムだ。“不確かなことだけが確か”、“夢は破れて、すべてが壊れてしまった”、“人はあまりに傲慢だ、残酷だ”、“約束の未来なんてどこにもないのに”・・・・・・等。しかし、最終曲「東京スカイライン」まで聞くと、ギリギリまだ日常をサヴァイヴァルしていく意志のようなものが感じられて感動的だ。中で僕が好きなのは「紅い月」。

https://youtu.be/gehbAU9Q4gk

 自分も詩らしきものを書くが、佐野さんの言葉を借りればビートやメロディはそこにはないので、ネガティブな言葉はネガティブな言葉でしかないのか。しかしそれは詩に限らず、問われているのはネット上や、路上、職場、様々な場所で語られる言葉も同じだろう。

 ロックンローラーではない僕(僕たち)が今のような矛盾に満ちた時代を生きる時、この言葉の問題をどうするべきなのか?すぐに答えは出ない。

 一方、InterFMの番組の方で知ったのだが、近ごろ行われる松本隆トリヴュート・イヴェントで、はっぴいえんど側からの要請で佐野さんは故大滝詠一氏の代わりにはっぴいえんどのメンバーとしてステージに立つとの事。「Blood Moon」の初回限定版にはオマケとして佐野元春&コヨーテバンドが大瀧詠一の「あつさのせいさ」をカヴァーしたものがダウンロードできるパスキーが入っているが、僕が買ったのはそれではなく、今、ちょっと残念な思いをしているところ。

 日本語のロックに大きな変革をもたらした二人の詩人、松本隆と佐野元春。佐野加入のはっぴいえんどが何を演奏するのか?とても興味がある。

 PS はっぴいえんどはその昔、“All together now”というイヴェントで再結成された時、一度だけ見たことがある。その時、演奏されたのは「さよならアメリカ、さよならニッポン」。あの時より今の方がこの歌を切実に感じる。

 https://youtu.be/g2fz0B977VM

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