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ゴールデンウィーク 小机城 孟宗竹 

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※写真はクリックすると大きくなります。

  四月に息子と娘が出ていって妻と二人の生活になったが、それを一番実感するのはなかなか米が減らないと言う事。また今まで家族用にと買っていたスーパーのパックの鮭が、同じ値段で数の少ないのを買うようになったせいなのか身が少し厚くなった(気がする)という事。出ていってすぐは家の中がやけに広く感じられ、意識して「淋しい」と口に出さないようにしていても、お互いそう感じているのが見た目にも明らかで、切なかった。

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で、それにもようやく慣れたこのゴールデンウィーク。最初に娘が帰って来て一晩いてまた出ていった。娘は一昨年から去年にかけて重慶に留学していたが、せっかく喋れるようになった中国語の能力が落ちるのが嫌で、大学の、中韓からの留学生の寮に引っ越してそこで暮らしている。学校とインターンとバイトを掛け持ちしていて忙しそうだったが元気そうで何よりだった。中韓の友人たちと夜ホラー映画を見る会を作ったと言っていた。また台湾のバンド五月天のライブがこの20日に武道館で行われ、それを見に行くのだとのこと。五月に五月天を見る、と自慢げだった。

 息子は一昨日(2日)の深夜に帰って来た。就職した会社の研修で名古屋にいる。文系の学部を出ているのに理系の仕事に就いたので心配していたが、なんとかやっているらしい。良かった。

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 ゴールデンウィークというと以前なら実家のいわきに家族で帰って......というのが通例だったが、何時の頃からか(特に原発事故以降)それもなくなった。今回は特にどこにも出かけず家の周辺で過ごしているが、ここ日野が生まれ故郷の子供らの帰省の様子を見て、自分たちが迎える側になったことに様々な感慨を覚えた。一番考えたのは亡き両親のこと。こんな気持ちだったのかとようやく知った。東京の大学生だった頃、ゴールデンウィークにいわきに帰っても、溜まり場にしていた店に寝泊まりして一度も家に寄らずにまた東京に帰って来てしまったことが確かあった。なんて酷いことをしたのだろうか。

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 写真は休み前半の30日に妻と行った横浜の小机城跡。孟宗竹(もうそうちく)の多い城跡で、なんでも孟宗竹という名は年老いた母に食べさせようと冬に筍を取りに行った孝行息子の名前にちなんだもので中国の故事から来ているのだとか。にょきにょきと皮を突き破って塔が立った竹が、取り損ねた、親不孝の象徴のように見え、またこれからさらに伸びていく(だろう)子供たちのようにも見えた。

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