« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »

ピートシーガーの『Cristo Ya Nacio』

 "私たちは彼らのバナナを食べたり、彼らのコーヒーを飲んでいます。そろそろ彼らの歌を学んでも良い頃です。アメリカがバイリンガルになれば、これはお気に入りのクリスマスキャロルになるかもしれません。"と、ピート・シガーが解説で紹介しているのはニカラグアの『Cristo Ya Nacio』という歌。この日曜日、自分はまたピートシガーのライブ盤を中古屋CD屋で見つけ聞いていたのだが、この曲を聞いた時「あれ??あれ??」とい気持ちに。「この歌、何処かで聞いたことがある!」

その後、さんざん考えたのだがどうしても分からない。それでしばらくネットで色々調べていたら・・・やっと分かった。それは中学生の頃聞いた『ニューヨーク漂流24時間コンサート』というレコード。1981年に小室等と吉田拓郎と井上陽水がラジオの企画で24時間ニューヨークをぶらぶらしながら色んなところで歌い、それを録音するというちょっと変わったレコードでのこと。中である政治集会でピートシガーが歌っているところに遭遇し、その録音も収められていて、その時ピートが歌っているのがこの曲だった。聞いたのは多分40年ぶりくらい。

Photo_20200115192701

 
 ピートが聴衆をリードして繰り返し歌われるフレーズは"キリストはもう生まれたよ、パラカギーナの町に マリアは慎ましくアイロンをかけている 地主のきれいな(Lazy=怠惰、とピートは言っている)奥さんが着飾るための服に"のような内容。歌いながらピートも説明しているが、この歌のイエス誕生の物語は一般に知られているのとは少し違うようで、誕生を知って真っ先に集まって来るのは貧しい農民たちだ。ホアキンという農夫がチーズや南米ならではお菓子、揚げドーナッツなどを持って来る。Yutube を見たら先日買ったアルバムがFullでアップされているので、リンクしておく。

https://www.youtube.com/watch?v=iNNbpX9VsUw&list=OLAK5uy_na1RmQg_xStOhku1Y5SboGRmir4x4k-xk

歌の内容や由来を聴衆に教える19曲目.Tach song と本編の20曲目がそれで(途中、CMが入っても我慢を)、最後にちょっと驚くオチがある。お時間のある時ぜひ続けて聞いてみて下さい。メリークリスマス。

|

« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »