節分なれど豆まきなし
昨日、一日酒飲みをしていた風だったので二日酔いではないにしろ、朝、何も食べたくなかった。でもやはり腹が減るだろうと思い直し簡単なハムサンドを作って食べる。
ブレイディみかこ著「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を引き続き読んでいる。https://book.asahi.com/article/12738111
この本が今大学生たちの間で売れているというのは良いことだ。この著者については以前、妻が図書館から借りてきた『貧困』(貧乏?だったか)とかいうオムニバスのエッセイ集の中に短い文を寄せていてまたそれが印象的な文章だったので知っていた。
それはこんな内容。彼女は高校の頃、バブル真っ盛りの時代だというのに家が貧しかったため、学校の昼休み、パン一個しか買えず、周りの友達には「ダイエット中」と嘘をつき続けていたということ。また通学定期を買うため校則を破りバイトしていたら見つかって、正直に理由を言うと「今の日本にそんな貧乏な家があるはずない」と教師に怒られ、悔しくて家に帰りテレビを点けるとイギリスの底辺の若者たちがギターをかき鳴らし叫んでおり、それに勇気ずけられて若くしてイギリスに渡ったという話。
Wikipediaで調べると 一行目に"貧困家庭出身。日本在住の頃からパンクミュージックに傾倒し、ジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)に感化される"とある。自分と同じ1965年生まれ。「パンクな母ちゃん」的に紹介されることが多い著者だが、一読して、強くて、人にやさしいお母さんといった感想を持った。ブルーハーツの「パンクロック」の歌詞を思い出す。
帰宅後、食事し、昨日の飲み疲れが残っているのか、早く寝る。節分なれど豆まきなし。
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