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海苔せいろ、せいろ、八海山。

 木曜日以来、蕎麦を食べながら飲む、というのをやらずにおれない気分を引きずっていて、今日の昼、うちの近くの増田屋に行った。息子は仕事、妻は買い物、娘もどかに出かけて行って、一人だったのでちょうど良かった。

 日曜日の蕎麦屋は法事帰りのような一団やご夫婦、カップルなどなどなかなかに盛況で、昼間っから一人で酒を飲みに来るような輩など自分一人だった。今日行った増田屋はテーブル席、座敷とあったが、そういった席は団体や複数の客のためのもの。中にやや大きめの十人掛けのテーブル席があって、一人の客はそこに相席というのが通例のようだった。

 頼んだのは海苔せいろと八海山。最初にそば茶、そのあと八海山とお通しと出てきて、その後に海苔せいろ。数日、念願してきたことなので酒も蕎麦も随分美味かった。

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 一人客用?十人掛けテーブルには自分以外、二人いて、一人は自分より先にいたモーガン・フリーマンを日本人にして口ひげを蓄えたような大柄なご老人でカレーうどんを食べていた。もう一人は自分より少し後に来た休日の大手会社の上役風な人で、見るでもなく目に入ってしまったのだが文庫本で遠藤周作の『白い人 黄色い人』を読んでいた。そば、かつ丼セットを食べていた。自分は先日買って未読だったブレイディみかこ著『ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー』を読みながらちびちびやった。

 居心地良く、そばも酒もあんまり美味くて、せいろをもう一枚頼んでしまった。そばだけを持ってきてくれたらいいものを、猪口もなにももうひとセット出てきてなんだか恐縮してしまった。外に出たら今日は天気が良く暖かで本当に気持ちよかった。酒が効いて血の巡りが良かったのか、肩こりが楽になったようだった。

 夜は夜で高幡駅ビル地下の『まぐろ居酒屋 さかなや道場』に家族で行く。で、息子、娘と飲んで今帰ってきたところ。なんだかずうと飲んでいた一日。

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日記 2020年1/10~12/31(353)」カテゴリの記事