« ヤシの木のレーベルの話 | トップページ | 「流れ者のブルース」の「King Harvest」 »

好天。エビ餃子。

 天気、雲一つない快晴。今日で10月も終わり。朝食はカンパーニュとコーヒーだけ。今日は韓国語教室の無い土曜日なので何処か遠出しようかという気持ちになるが、GO TOなんとかでどこも人がいっぱいだろうという気もして止める。家の周辺でぶらぶらして過ごすことにする。

 土日は近所のイーオンまで妻と車で出かけることが多いが、今日は散歩・ウォーキングがてら歩いていくことにする。平山橋から見える富士山に雪が少なくてそれもまた風情あり。浅川の水がきれいで気持ち良かった。イーオンの次はスーパー・アルプスへ。途中、住宅街の掲示板に行方不明の猫の捜索を頼むチラシが貼ってあるのを見る。二匹の猫が今行方知れずになっている。一匹は黒で片目。見つけたら連絡してあげよう。

 家に帰ると結構な時間で、昼食はどうするか息子、娘に聞くと、息子はこの後友人と会って飯を喰うからいらないとのこと。娘も勉強中なのか、後で自分で勝手に食べるからいいとの返事。なのでまた妻と二人でどこかに食べに行こうという話になる。

 行ったのは甲州街道沿いの中華料理屋。刀削麺を食べようということになったが、大好きだった「丹峰」という店がコロナ禍でなくなってしまった。他に食べられるところをかねてから探していたところ、先日通勤中の車からいつもの道中にある店の看板に「刀削麺」の文字があるのを見つけた。灯台下暗し。で、そこに行こうということなる。

 頼んだのは鳥肉の刀削麺とエビ餃子。エビ餃子は皮から海老の尻尾が飛び出ていてあまり見たことないルックス。刀削麺は見た目より食べ応えがあってすっかり満腹になった。チャーハンセットのようなものもあったが、頼まなくて良かった。

 帰宅すると、山形から今月の野菜と頼んでおいた米が届いた。米は30kgを10kgに分け3回にしてと頼んだもの。後で妻に送料がいつもの料金で済んだと聞く。

 少し寝る。相変わらず好天で日差しがある部屋で寝ているのが気持ち良かった。

 夕方、暇なのでまた某古書店、中古CD屋に行く。現在、映画が公開中だからということなのか、いつもよりThe BnadのCDが豊富に置いてあった。The Bandは昔、自分はフリークで全CD、海賊版、企画もののBOXセットなどなどを持っていたが、今よりずっと貧しかった頃(今も貧しいが)、子供らにクリスマスらしいクリスマスをおくってあげられそうにない冬があって、全部を売ってしまった苦い思い出がある。いつかまた買いそろえようと思っているうちに今になってしまった。

 バニー・ホーキンズと言う人が書いた彼らの評伝「流れ者のブルース」(奥田祐士訳・大栄出版)という本も愛読していたが、これもまた誰かに貸したまま戻って来なくなってしまった。2ndと「ジェリコ」を買う。これを機に少しずつ買い揃えるか。

 夕食は鍋。昼に食べ過ぎたので、ごはん抜き。

 昨日、娘に勧められたハン・ガンの「すべての、白いものたちの」を読む。自分の感情を残骸のように紙面にポトポト落とすように連ねられた文章もあるが、一語一語、命を生み出すように紙面にことばを植えていく文章もあって、この本はそれ。本に手のひらを置くと脈打っているような、本そのものが生きているような、肉や魚のような生ものな本。娘が図書館から借りてきたものだが買おうと思った。

 11時頃、就寝。

|

« ヤシの木のレーベルの話 | トップページ | 「流れ者のブルース」の「King Harvest」 »

日記 2020年1/10~12/31(353)」カテゴリの記事