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未生(ミセン) 囲碁の用語

 今日は大寒。だが昨日ほど風が無く思ったほどの寒さではなかった。去年末ずっと一緒だった二人が会社に来る。遅い新年の挨拶をする。朝からF.Aさんと7日に亡くなったなみさんの話になる。ご自宅に手を合わせに行ったとの事。知らなかった様々な事を聞く。

 現場は昨日の引き続き。昨日の強風の中、重機掘削をしたので土埃がたって両側のお宅が少しナーバスになっていた。静かに作業する。遺物が予想以上に多く出土する。古代の土師器片。遺構の範囲と深さを確認するためにトレンチを掘るとそこから出てきてしまうので今回の段階では本当は最小限にとどめたし。

 夜、また「ミセン~未生」を見る。日本、中国でもリメイクされた韓流ドラマの名作中の名作だが、自分は「ミセン」というこのドラマの題名の意味を分からずに見ていた。今日見た第4話で分かった。

 ドラマは囲碁の棋士になろうとして挫折した青年が商社に入って奮闘する物語だが、上司はじめ周囲は誰も彼がそういう青春を送ってきた若者であることを知らない。

 そんな彼に少し強面の上司が「知らないだろうが、囲碁の用語に未生(ミセン)というのがあって、俺たちは皆、ミセンだ。」と言う。まだこの先どうなるか分からない弱い石のこと。学歴が無く社内で誰にも打ち解けず孤独に奮闘している主人公が初めて上司と心を通わせる良いシーンだった。

 夜、味噌仕立ての鍋。野菜がいっぱい取れて体が温まる。この時期は毎晩でも良いと思う。明日から少し暖かくなるような予報。そうであってほしい。

 11時就寝。

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