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磐城壽

  正月気分が抜けた後の3連休の初日。

 朝、食事、洗濯などした後、テレビで「食彩の王国」(ナレーター薬師丸ひろ子)を見る。福島県の浪江の「鈴木酒造」が2011の震災で蔵を失い、山形県長井市に避難・移住し蔵を再興し、この度、また浪江で酒造りを始めようとするところまでの物語。

 書くと数行で済んでしまうが、長井で兄・弟と縁が出来た蔵で、少なからずその苦闘の様子を数年来伝え聞いていたので紹介されていて嬉しかった。

 主に紹介されていた酒は「磐城壽」。個人的にこの酒は重慶に留学中の娘を訪ねた際に持って行き、カザフスタンからの若者たちと一緒に飲んだ酒でもある。海に最も近いと言われた蔵の矜持からか「飲むと魚が食べたくなる酒」と番組で杜氏は語っていたが、海のない場所でも美味かった。また飲みたくなってしまう。

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 また番組では酒以外にも家庭の食卓の風景として浪江の郷土料理が取り上げられていてそれが滅茶苦茶美味そうだった。特にすじこを使った料理を見て、一緒に見ていた妻、娘が「ゆりちゃん(母)を思い出す」と言っていた。亡き母はすじこが好きで、帰省した際のいわきの家の冷蔵庫でよく見かけたとか。浪江ではないが母も浜通りの舌だったのだろう。

 その後、故下村さんのバンド、スナフキンのベーシスト・Mさんから電話あり。4月に仙台のシンガーソングライター、サトロさんのライブを東京でやることにしたとのこと。コロナ禍なのでオンラインで考えていると言う。しばし、思い出話も含め楽しく話す。4月が楽しみ。

 昼食後、オンライン授業に向け韓国語の予習・復習。少し寝てPM2:50から韓国語の授業。オンラインのこのスタイルが段々板についてきた。中に病院勤務の若い女性がいるがコロナの現状を聞く。

 夕食はクラムチャウダー。「博士ちゃん新春2時間スペシャル」を見る。姫路城と東京国立科学博物館の収蔵庫。特に「国立科学博物館」に展示されているものは全体の0.5%ほどで、後の99.5%は収蔵庫にあると聞いて驚く。取り上げられていたのはその99.5%の方で普段は立ち入り厳禁なところとか。貴重なものを見た。

 三谷幸喜の映画「記憶にございません」を見る。コロナ禍こういう時は笑えるものが良いと見始め、前半確かに笑って見ていたが、後半、飽きてしまい途中で寝る。妻、娘は最後まで見ていた模様。11時頃就寝。

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