CD釣り~鱒のムニエルとFishermans' Blues
妻に先立たれ、息子、娘と3人で暮らしている。どちらかがいる時はそうでもないが、一人でいる時、特に休日の喪失感は強烈だ。それは動悸、呼吸困難などが起き体調を崩すほど。心配になって肺、心臓などの精密検査を受けたが異常はなかった。やはり自律神経失調症というやつか。そのことを言うと、何人かの人に「何かやれ」とアドヴァイスされた。言われたいくつかを紹介すると、ヨガ、畑、ゴルフ、釣りなどなど。
で、一番、食指を動かされているのが釣りである。川にするか海にするか迷ってしまうが、そんな矢先、息子が友人と釣りに行き鱒を釣ってきた。
それでここ数日、鱒のムニエルの作り方の動画を見て過ごしていた。
https://youtu.be/SZ7OtMCiUo0
見ると動画の通りじゃなくても大筋がわかれば多少アレンジしても大過ないと思われ、やってみるとやはりその通り。おかげでいつも口の中がバターっぽい。
鱒のムニエルが美味しく焼けるようになった一方で、数日このアルバムにハマっていた。イギリスのバンドウォーター・ボーイズの『Fishermans' Blues』。「釣り文学」ならぬ「釣り音楽?」なるものがもしあるとするなら、これは最高な一作だろう(双璧は高田渡〚Fhis on Sunday〛)。
以前から表題曲だけは知っていて、それだけでアルバム全体の良さも予想出来、いつか全体を通して聞いてみたいと思っていた。久しぶりにYouTbeで検索すると今は収録曲がいっぱい出てきて、拾い聞き(という日本語はあるか?)していたらすっかり好きになった。それでPCやスマホで聞けるにもかかわらずCDが(本当はLPで聞きたいがプレーヤーがない)欲しくなってしまい、昨日は「CD釣り」に中古屋巡りをした。
バンドはオリジナルの13曲以外にもこのアルバムのために膨大な録音をしていて、それは後にリマスター版、さらには5枚組BOXセットとして発表されている。結局、手に入れたのはオリジナル版のCD。新宿のディスクユニオンに行ったら渋谷店にならあると教えられ、移動しゲット。280円也。手に入れ方がアナログに過ぎたか、まあ、これも一種の釣りのようなものだから。
ネット動画で見るとアウトテイクとされた曲の中にも素晴らしいい演奏、名曲がいっぱいあって、ゆくゆくはリマスター版、BOXセットも手に入れたいと思った。段々と大物を狙いたくなるものか。
アルバムはアイリッシュトラッド的な楽器が使用しているものの楽曲はロックだと思っていたが、アウトテイクはもっともっとアイリッシュトラッド寄り。↓はオリジナルには収録されていない。素晴らしい。
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