映画『フラッグ・デイ』を見た
朝起きて早速に灯油を買いに行く。東北の人には笑われそうだが、今年は東京も寒い。エアコンはあるものの火のそばにいないと気が済まない自分はアパートの契約では禁止になっている石油ストーブを黙って使っている。使おうと思った時、灯油が無いことを考えるとぞっとする。ボーイスカウトでは"備えあれ"と言うらしいし。
朝の色々をしながら録画したままになっているNHKドラマ「探偵ロマンス」を見た。濱田岳演じる主人公が平井太郎ということはこいつが江戸川乱歩になるのかと途中で気づく。面白い。草刈正雄はもちろん、本上まなみ、松本若菜が良い。美人だし。
昼は蕎麦。映画『The Flag day』を見に行きたいが、この前まで立川でやっていたのに終わってしまって、調べると今上映しているのは川崎の新百合ヶ丘と分かってそこまで行くことにする。電車ではやや遠いが車では案外近いので休みで家にいる息子に送ってもらう。途中、図書館に寄って詩人・伊藤比美の『いつか死ぬ、それまで生きる、わたしのお経』を借りた。
『フラッグ・デイ』 を見る。ニール・キャサディ的破滅型アメリカンドリームを体現したようなクズ親父をショーン・ペンが、初めそれを愛し、振り回され、やがて幻滅し、それでも理解しようとする娘をショーンの実の娘ディラン・ペンが演じていた。監督もショーン自身。
実話の映画化だが、ショーン・ペン は何故今この話を取り上げたのか。日本では"父を想う日"なんて心温まるファミリー映画のような副題が添えられているが、これははっきりとしたアメリカ批判の映画ではないか。個人的にはビートジェネレーション的な生き方は表面的なだけではただのファッションで滑稽でしかないことを、娘の目を通して見せられたようで痛烈だった。このクズ親父を演じるのにショーンは15年かけたのかと思うと凄い。それと音楽が良かった。サントラがあれば欲しい。
https://youtu.be/F6DcWUlE-Pk
話は逸れるが娘はディランで息子はホッパー。自分のカルチャーヒーローの名前そのままを子供に冠するというもの凄い。息子のホッパーも出演している。ペン親子って一体‥‥(笑)
帰宅は電車。何処かで食事を、と思ったが、それもなんだか面倒になって真っすぐ帰り、近くのコンビニで弁当のかつ丼とアサリの味噌汁を買って帰る。
11時半 就寝。
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