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デイビッド・クロスビー死去

 朝、天気快晴。凄い頭痛がして起きる。後頭部、眼の裏側が痛い。現場に行ってそのことを言うと、皆にそれは高血圧の危ない症状だと言われる。取りあえずAさんからロキソニンを貰って飲むと嘘のように症状が回復した。明日、病院に行き薬を貰おう。仕事はまた縄文の炉の調査と確認作業。 

 デイビッド・クロスビー死去。R.I.P。有名無名数多のライブ、コンサートを見たが90年代前半に来日にした際に見たCSNのコンサートは生涯のベスト5に入ると思える素晴らしさだった。その昔、自分は遅れて来たカウンターカルチャー少年だったが、その影響を受けた最良のものがステージの上にあった(その後、最低のものも一杯見たが)。

 一番驚いたのは会場いっぱいの自分より上の世代の人たちがアンコールで歌われた『Teach your children』を全員歌えた事。有名な曲だし彼らの世間一般的な代表曲なのでハミング程度に合わせるなら誰でもできそうだが、その時は英語の歌詞そのままを全員がはっきりと合唱していた、と思えるほどちゃんとした合唱(というのもヘンな言い方だが)だった。今は亡き下村さんと先日見そびれた友部さんと三人で見たのだが、渋谷公会堂から駅までの道すがら二人もそのことを言っていたのでやはり印象的なシーンだったのだろう。

 そんな思い出もあって仕事が終わり帰宅してYouTubeで映画『小さな恋のメロディー』のラストシーンを見た(どうしたって『Teach your children』を初めて聞いたのはこの映画のあのシーンだろう)。その流れで現在のトレイシー・ハイドが撮影当時の事を語る動画が出てきて、彼女の現在も変わらぬ美しさに見入ってしまう。映画は本国やアメリカよりも特に日本で大人気だったこともあって、彼女が来日時の日本での歓迎ぶりを良い思い出として語っていて嬉しかった。

トレーシー・ハイド(メロディ役)が語る「メロディ・フェア Melody Fair ~小さな恋のメロディ~」 - YouTube

 ジャクソン・ブラウンのあるビデオを見るとデビッド・クロスビーはちゃんと練習せず歌詞を覚えていなくても、一緒に歌っている人の口を見てその場でハモることが出来る人だったらしい。ちゃんんと練習してきて欲しいジャクソンがマイクの前の皆に「口を隠せ」と言って笑っていたのを思い出す。渋公での自分の思い出と本人は真逆な人だったと思うと可笑しい。

 結局、ずっとCSNをずっと聞いた。音楽家は死んでも音楽が残る。それは永遠に生きているということではないだろうか。


11時半、就寝。

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日記 2022.6.19~2023.6.19 (365)」カテゴリの記事