« 銀座で飲む(お茶) | トップページ | 古いドラマ »

星野道夫の番組を見た

 夢で中東の何処かの国の男の人が不思議な楽器を演奏するのを見た。楽器と言うよりシーシャのような感じで、でもとても小さいのだった。何かの液体を熱してポコポコと泡が昇って来るのだが、その泡に音階がある。何か違う道具を楽器に応用しているよう見えたが確かに楽器だと言っていた。驚いているところで目が覚めた。

 朝、薄曇りで肌寒い。昨夜聞いた坂本龍一氏死去ニュースを受けてFacerbookに『嵐が丘のテーマ』のYouTube動画を貼り付ける。車で彼の『1996』を聞いて行く。

 先週、原稿を書くのに必要な資料をもう少しくれないかと頼んでおいたものが用意できたと連絡を貰って府中に取りに行く。あとはほぼ一日その資料を読んでいた。古代東海道に関するもの。勉強になった。

 帰宅して、料理のBGM代わりにとテレビを点けるとBSで写真家・故星野道夫の息子が父の足跡をたどりながらアラスカを旅する番組をやっていた。いつかやったものの再放送か?中で父・道夫の親友だったというネイティブの古老が「死とか何か」を訪ねて来た道夫の息子に言い聞かせるシーンがあった。星野道夫の写真とそれが撮られた現地の現在と彼のエッセイのことば、それとネイティブの神話。テレビを点けた途端衝動的に録画したのだが良い番組だった。後でもう一度見よう。

 夕食はうどん。食後、大量に乾いた洗濯物をたたむ。一度止めたテレビをまた点けると先ほどの続きのような映像で?と思ったら、今度は今日現在放送中の番組でこれも星野道夫もの。さっきのはこの番組の紹介的な意味合いもあったのだと知る。これも良い番組で、番組の最後に今まで見つからなかった道夫の晩年のカメラがこのほど見つかり、中に残って入るフィルムを現像するというシーンがあった。そこに映っていたものは。。。最初から見たかったと後悔し、ネットで調べると4月10日の朝に再放送がある。早速にタイマー予約する。

アラスカの光と風 星野道夫×大竹英洋 時を超える旅 - ワイルドライフ - NHK

 星野道夫の名著『旅をする木』のあとがき解説で池澤夏樹は彼の死を「霊的な世界の側に何か大きな理由があった」のだろうと書いていた。死というものを最近は少しづつ自分もそんな風に感じられるようになってきた。本当に少しづつだが。

 寝しなにまた坂本龍一を聞く。クジラの歌、象の群れのドキュメント『エレファンティズム』等、星野の写真のメッセージと教授の音楽のメッセージのある部分が重なっていることに気付く。同じ時代に生きられて良かった。あらためて冥福を祈る。0時就寝。

|

« 銀座で飲む(お茶) | トップページ | 古いドラマ »

日記 2022.6.19~2023.6.19 (365)」カテゴリの記事