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「ラ・フォル・ジュルネ2023」ファイナルの第9

 大型連休八日目。自分は四日目。

 娘の家で早朝に目が覚める。娘も今日から広島に行く予定なので早起きしAM6時頃出かけていく。

 知らない町を朝から散歩できる絶好の機会と思い小竹向原周辺をフラフラと散歩する。環七沿いのデニーズでベーコンエッグ定食を食べる。ドリンクバー付。娘の家の至近に図書館があるのでそこを覗いたりする。良い図書館。

 昨日までは日中は銀座か池袋で何か映画でも見て、夜9時からの第九の時にまた有楽町に行けば良い。。。と考えていたが、昨日のご老人の助言を思い出し考えを改める。どうせなら「ラ・フォル・ジュルネ」を徹底的に楽しむことにする。そんなことを考えていると早速スマホのSNSで「マスタークラス」のチケットがまだわずかに残っているという広告。急いでセブンイレブンにってチケット買う。500円也。朝から色々なクラスが続くが自分が買ったのは17時半からのクラス。

 その後、すぐ出かけようと思ったが、こんな早朝から起きてウロウロしていたら夜の第九の時に絶対に眠くなってしまうと思い直し、午前中は少し眠ることにする。13時まで眠る、眠る、眠る。それから娘の部屋を出て14時頃、有楽町に到着。以下、

 丸の内ブリックスクエアー一号館広場で「街角に音楽を公演」を見、

 MY PLAZAアトリウムで『ベルリンの風~ドイツに学んだ名手たち』梅村知世×吉武優によるベートヴェン:4手のためのピアノソナタニ長調Op.6、ベートヴェン:交響曲第7番」イ長調Op.92第1楽章、第4楽章(ウルリヒ編による4手ピアノ版)を見、

「マスタークラ講師・岡田侑一(Vl)※トリオアーノルドヴァイオリン奏者、受講生・山本志保(Vl)東京音楽大学4年、ベートーベン・バイオリンソナタ第9番イ長調Op.47番『クロイツェル』を見、


 講演『自由主義者ベートヴェン~第9に託されたメッセージ~』古山和夫(リコーダー奏者、古楽研究家)を聞き、

最後に、リオ・クオクマン指揮、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の第九を聞いた。

 リオ・クオクマンはマカオ出身で香港フィルハーモニーの若き常任指揮者。4年ぶりのこのイヴェントという事もあって、聞きながらその4年の間に香港に、世界に(そして個人的には自分の身に)起きたことを思ったら第二楽章のあたりから目頭が熱くなってきた。鬼気迫る指揮と演奏。終了後はブラボーの叫びと万雷の拍手がいつまでも鳴りやまなかった。鳥肌がたった。今回のテーマがベートヴェンなのが良く分かった。


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 二日にわたって『ラ・フォル・ジュルネ』を、ベートヴェンを堪能した。疲れたがかつてない音楽体験であった。娘には自分がいない間、部屋を自由に使って良いと言われていたが、日野に帰り、帰宅は深夜0時過ぎ。興奮でなかなか眠れなかった。

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日記 2022.6.19~2023.6.19 (365)」カテゴリの記事