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掘る、掘る、掘る。

 今日で八月も終わり。

 朝、昨夜、息子用に作った茄子の煮びたしで朝食。みそ汁も。今日も猛烈な暑さと天気予報。

 遺跡の発掘調査と言うのを実際にやったことのある人以外は分からないと思うが、上の層で遺構がいっぱいあったり複雑だったりして中々下の層までいけないと段々とイライラしてくる。今日の午前中まではそんな感じでそのイライラを皆に悟られないようにするのが大変だった。そして午後も後半になりやっと掘り下げられるようになりパワー全開。掘る、掘る、掘る。皆にバケツリレーのように発生土を捨てさせてひたすら掘った。快感。

 夕食はざるうどん。ノンアルコールビールを飲んでこれでも良いと思っていたが、拍車がかかり缶チューハイも飲む。できものを切除した傷口は大丈夫なのに大きなカットバンを貼っていたらその周囲がかぶれてしまってかゆい。食後、散歩がてら近くのドラッグストアまで散歩がてら小さなカットバンを買いに行く。

 娘と電話で話す。中国語を使って仕事をしているので今回の福島原発の汚染水放出とそれを巡る中国の対応で何か影響はないか聞く。SNSを見ていたら今夜、埼玉の越谷でミーワムーラのライブがあったよう。行きたかった。どうしたって行けなかったが。

 23時頃、就寝。

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満月待ち

 朝、昨夜作ったハンバーグで弁当を作る。他にレタスとキュウリ。ふりかけを切らしているのでごはんにはごま。

 現場に向かう途中、ホース同志をジョイントする器具と水道の蛇口に留めるリングを買う。

 現場は古代の住居址とそのカマドの掘り方の調査、掘削。掘り方とは一番初めにその住居・カマドを作ろうとした時に掘った状態のこと。その後に粘土でカマドを構築したり、住居址に粘土、その他で床を貼ったりするのだが一番最初の状態まで掘って記録を取る。午前中は道路址との調査と2チームに分けていたが、後半は全員で住居跡をやる。今日も暑かった。

 帰宅後、シャワーを浴び、手術後の患部を洗いカットバンを張り替える。なんだか傷そのものよりカットバンを貼った部位が蒸れて痛痒くなってきた。

 NHK『クローズアップ現代』で映画『福田村事件』について見る。中川五郎さんの歌で事件については知っていたが、今度、映画になったとか。加害のメカニズムについて監督の森達也氏の話。現在でも(特に今は)起こりそうなことだと思った。

映画『福田村事件』公式サイト (fukudamura1923.jp)

 夜、なんだか家事を丁寧にやりたくて洗濯物をたたみ、料理、その他を続けてやる。飯を焚き、茄子の煮びたしを作る。夏場は悪くしてしまいそうでみそ汁はインスタントを飲んでいたが、久しぶりに作る。じゃがいもと玉ねぎの味噌汁。当たり前だがやはり作った方が美味い。

 ネットで伊集院静氏の最新の短編集についての記事を見つけ読む。買って読んでみようかと思う。

作家・伊集院静が語った、前妻や弟の死を経験して身に付けた“哀しみから逃れる術”とは? 「死別の哀しみからは、なかなか抜け出せないものです」(Book Bang) - Yahoo!ニュース

 今夜は満月で月がとても大きく見えるとか。最近、未明に目が覚めて寝ている部屋の窓にちょうど月が見える。寝ながら見えてちょっとした月光浴気分である。こうした時、良く二人見たものだが。今日はどうか。

23時半、就寝。

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忙しい

 朝、食パン2枚にマーマレードのジャム。低脂肪乳のカフェオレ。

 現場がさらに忙しく、また複雑になってきた。市に現在までの消化予算を報告し、まだ余裕がありそうなら一人増員してくれと頼む。その説明をするのに市庁舎に出かける。現場と庁舎はそんなに遠くないので歩いても行けるのだが時間がもったいないと思い車で行く。すると現在、庁舎は新しくなったばかりで完全にはまだ機能していず駐車場が使えないとか。臨時の駐車場が駅ビルの地下にあって、案内に言われた通りそこに行くと地下二階で広く、また出口が分からず迷ってしまい余計時間がかかってしまった。歩きにすれば良かった。

 現場は道路址を掘るチームと、住居址の図面を作成するチーム。掘り下げチームのエリアに日よけ用のテントを張る。

 昼、弁当屋で海苔弁当、280円なり。この店の麦茶は安くて一本55円。なのでそれも2本買う。

 午後、現場の乾燥が激しくて水を撒こうとホースを取りに一度会社に戻る。良いやつは出払っていてまとものものが無く、念のため2巻持って行くと一つは穴が開いていて、もう一つはやや短い。何とか撒く。

 帰り際、車検に出していた会社の軽トラが出来たと連絡が整備工場からあり、とってきて欲しいと言うのでKさんと一緒に取りに行く。

 帰宅して、シャワー時に手術した患部を洗浄、消毒。化膿はしていないがなんだか痛痒い。

 夕食はまたソーメン。へとへとで、なんだかこれしか食べられない感じ。食後に火曜日なので写経。筆ペンを新しくしたら書きやすい。冷蔵庫を見たら中途半端に挽肉が余っているので息子と自分のあすの弁当用にハンバーグを作った。

 福島の海洋放出した汚染水を巡るニュースその他をネットで見る。もうスラップステックな様相。暗澹たる気分。今日はこれを見た。

 【神保哲生×宮台真司×大島堅一】あらかじめ決まっていた汚染水海洋放出という選択|サイゾーpremium (premiumcyzo.com)

 23時、就寝。

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ビハインド・ザ・カーブ?

 朝、おにぎりを2個握る。中身は二つともおにぎり昆布。

 昨日、手術した傷跡が少し痛む。大き目のカットバンを貼ってあるが医者は黴菌が入って化膿したりするのを一番に心配していた。現場仕事で相当に汗をかくので大丈夫か?と思う。

 仕事は古代の道と住居址の同時並行の調査。あと一週間と少し。間に合うだろうか。

 帰宅してすぐシャワーを浴びて、言われた通り傷口を石鹸で良く洗い、消毒の抗生剤の軟膏を塗りまたカットバン。休みで家にいた息子が会社の集まりがあるとかで入れ替わりに出かけて行った。

 夕食はカレー。録画しておいた「こころの時代~遠藤周作『深い河』について」を見る。

 Netflixに『ビハインド・ザ・カーブ~地球平面説を信じる人たち』というドキュメンタリーがあって以前見た(現在は配信は終わっているよう)。今、アメリカやヨーロッパには地動説は嘘だとし、大真面目に地球は平面だと信じる人たちがいて番組はそのドキュメンタリー。実際に大きな組織もあって定期的に会議や大規模な集会も行われている。彼らは地球が平面であることを証明するために実際に様々な実験を繰り返すが、自分が望むのと違うデータがでると、「あれ?おかしいな。。。」と言って、そのデータは信じない。

 何故、この番組について書くかと言うと、やはり福島原発の汚染水の海洋放出についての疑問があるから。↑の番組を見ているから、今、自分は自分のよって立つ意見以外のものを見れなくなってしまってはいないだろうか?と、こういう時、ことさら冷静に色々な意見を見聞きするようにしているが、今回はどうしてもその疑念はぬぐえない。

 何故、各メディアともトリチウムの事ばかり言うのか?他の放射能物質、セシウムやストロンチウム等々はALPSで完全に取り除けず放出されている。他国でも放出していると言うが、水の種類がそもそも違うではないか?じゃあ、どうすれば良かったんだ?という声もあるが、セメントで固形化して保存する施設も富岡に実際にあるという。何よりこうしたデーターを公表せず、議論をする時間も作らず与えずで実行してしまったこと自体が失策ではないか。

 映画『ビハインド・ザ・カーブ』のメッセージは"最初の直観と違う事実に慣れろ"ということだとするブログを見た。確かに自分に生じた疑念も最初は直観であった。だが、成否どちらの意見を見れば見るほど疑念は深まるばかりで、慣れない。

 横になっていたら20時頃から眠ってしまい、起きたら23時。それから本読んだりして 0時頃。就寝。

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手術した

 少し前から右のわきの下あたりに出来物があって、放って置いたら大きくなって邪魔で不快な状態になった。それそのものは痛くもかゆくもない。というよりは感覚が無いくらいのもので触った感触はゴムのような感じ。強く引っ張れば手でちぎれるような気もするがそうしようとすると繋がっている部分は痛いのでそうできずにいた。気にしていなかったが段々と大きくなり邪魔になってきたので何処かの病院で取ってもらおうと考えた。

 起きてすぐはまた映画に行こうと思っていたが、ネットでそれが出来た部分、出来物の状態等、色々調べるとコワイこともあるので(悪性リンパ腫とか)日曜日にやっている病院を探して行く。見た貰うと医者は一笑し、ただの出来物で放っておいても心配ないとのことだったが、ただ2年前の妻のこともあったのでそれを話すと、心配なら今日切って、それを理学検査に回すこともできますよ、と言うので切ることにした。

 最初、医者が休憩時間の12時頃にやるにでその頃にまた来てくれと言われ一度帰宅。その時間に出かけると、何があったのか、悪いが1時40分頃にまた来てくれと言われる。で、その間、息子とラーメンを食べに行ったりして、約束の時間に行き、手術してと取ってもらった。傷口を縫って消毒してあるとのこと。3日間は浴槽には浸からずシャワーだけにして、傷口を良く石鹸で洗い、消毒の軟膏をわたすので毎日塗れといわれる。日曜日なので正式な精算ができなくて預け金を置いていくシステム。けっこいうな値段だが、「手術したのですから」と窓口の女性に言われる。そりゃそうだ。朝から動いて結局半日かかった。

 夕方から録画しておいた昔の大河ドラマ『花神』の総集編第4話を見る。見終わると、息子が起きてきて第3も見たいと言うのでまた見始める。

 見ながら夜はレトルトのカレー。見終わって、21時半から休みというのに会社のオンライの会議?があるらしく息子が部屋で何やら話しているので、自分はこれを見る。24日から開始された福島の汚染水についての実情。こんなことだろうと思った。

https://youtu.be/Q4199GGE20U?si=T1zJWYugsnr11mlw

シャワーを浴び、傷口を医者に言われた通りにする。

 読書して23時頃、就寝。

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眠い

 休日でもいつもと同じ時間に起きる。そしていつもと同じ時間に仏壇の供え物を替え、線香をあげ手を合わせ、朝食を食べ、、、、と、一日に突入していくのだが、月~金までの酷暑での疲れが余程溜まっているのか、ちょっと横になるとすぐに眠ってしまう。掃除をして、洗濯機を回し、洗濯機が止まるまでの間と思って本を読みながらベッドに体を横たえると、zzzz。気が付くと眠ってしまっていた。

 目覚めると10時頃で、友人からメールが来ていて、来月8日に下北沢であるイヴェントがあって一緒に行かないかとのお誘い。行くと返事する。

 西村慎太郎×鈴木大介×三原由起子「磐城壽を呑みながら語る福島県浪江町の復興」『「大字誌浪江町権現堂」のススメ(2)』(いりの舎)刊行記念 – 本屋 B&B (bookandbeer.com)

 平日の金曜日。現在の現場は7日までだし、会社の盆休み中、自分は仕事をしていたので夏休が1.5日ある。約束の時間通り行けるだろう。

 昼頃、醤油とみりんを切らしているので買い物に出かける。帰宅してまた鶏もも肉のチャーシューをレンジで作り(簡単5分)、テレビEテレ「こころに時代~はだしのゲンと父」を見た。漫画『はだしのゲン』を中国語に翻訳した方の話。思いがけず良い番組だった。

 見終わって、スマホを見ていてまた眠ってしまう。zzzz。目覚めると16時頃。その後、夜は阿佐ヶ谷のhernessに友人が企画しているライブを見に行く。風ニ吹カレテ。hernessは以前、この風ニ吹カレテと中川五郎さんが共演した際、オープニングアクトで自分が詩を読んだ事があるところ。行ったのはそれ以来か(多分)。風ニ吹カレテのCrossさんはトム・ウェイツやブルース・スプリングスティーンの歌に独自の詩を付けて(和訳ではない)歌うのがキマッテいるのだが、今日はオリジナル、特に新曲が良かった。そしてトム・ウェイツの『パラダイス・アレイ』と『トム・トルバドール・ブルース』。

 『トム・トルバドール・ブルース』は妻の葬儀の際、BGMにした中の一曲だったので思い出して辛くなるかと思ったが、いつまでも地雷のように思っていないでこうして思いを更新してしまった方が良いのが分かった。ただそのことを伝えたくてライブ終了後にCrossさんにそのことを話てしまい、かえってしんみりさせてしまったようで失敗感あり。本当はただ感謝を伝えたかったのだが。

 日野まで帰ってきて、日高屋で野菜たっぷりタンメンを食べる。帰宅は22時半頃。23時就寝。

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古代的な時間

 朝、トーストを2枚焼いて娘が置いて行ったマーマレードのジャムを付けて食べる。それと低脂肪乳のコーヒー。

 現場は皆で古代の住居址の掘削。今回、この時代の住居址にしてはその規模が大きい。廃絶されたカマド(西カマド)とその後に作られたカマド(北カマド)と、二つあって、今日は西カマドの断面の撮影→図面作成→完掘の作業及び住居跡本体の掘削をやった。床面出し。

 上層から出土した遺物の破片は一括で上げてしまったが(潮干狩りのように出た先からぽいぽいと取り上げていくこと)、床直から完形に近い坏が出土していてそれは残す。

 現場用語で上層から出たものを流れ込み(竪穴式住居が使われなくなりそれが埋没して行く時に周囲から流れ込んだもの)、床から出たものを床直(ゆかちょく)というが、床直のものは実際にその住居にいた人たちが使用していた時のものと思われ、その遺物を調べるとその住居址の使用年代が分かる。

 出土しているものは須恵器の坏。土師器に比べ焼成温度が高い還元炎で焼かれた灰色の土器。口径と底部径の比率や、轆轤(ろくろ)成形した後にカマドに入れる際の、粘土からの切り離しの痕跡、成形具合が残る底部や口縁の観察等で細かい年代が分かる。古代、と一口に行っても長いが今回は9~10世紀頃か。

 何処の現場でも土層断面を見ると地山(人間の手が加えられていない"地"の土)はもちろん、旧石器、縄文、古代、中世、近世くらいまでの土層の土はきれいだが、近代~現代は汚い。プラスチック、ビニール、空き缶、ビンetc。古代的な時間の痕跡と現代的な時間の痕跡。特に現代の痕跡は暴力的だ。いずれ現代のゴミも遠い未来には考古学的な遺物になるのだが。

 普段、誰にも顧みられない仕事だが、たまに興味深そうに声をかけてくる人もいる。で、この30年いつも聞かれるのは「小判でるの?」ということば。現代的な時間。

 昨日と同様に異常な暑さで、1時間ごとに休憩を挟む。今日も水、麦茶を2リットル飲んだが全部汗で出た。

 夜はソーメン。氷水に多めの麺を入れ、ネギと生姜だけで食べた。

 昔、映画『ホピの予言』を見た頃、ネイティブアメリカンと核開発についてのもう一つの映画『ブロークンレインボー』というドキュメンタリーも見たが、その中にいつまでも忘れられないような美しい挿入歌があって、後年、それがローラ・ニーロの曲と知った。今夜は寝しなにそれを聞く。

部屋に古代的な時間が流れる。23時就寝。

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2023年8月24日

 朝、TKG(卵かけご飯)。

 現場にキャンプなどで使う簡易テントを持って行く。現在の現場は狭いながらハウスがあり冷房もあり助かるが、去年まではこの暑さの中、これだけで過ごしていた。今回は休憩所用ではなくて日よけ。現場は時間によって影ができる部分があるが、そうでないところは日差しが強く体の消耗度が激しい。なので。また発生残土の置き場がマックスになっていたところ、某会社が重機で着て成形、移動してくれた。土捨てが楽になった。助かる。

 本日、24日、福島原発の汚染水海洋放出開始。大抵の人は無関心で、憤っている人も手続きとして漁業関係者と合意を得ないで始めたというところを理由とする人が多い。また中国が輸入禁止措置をとったことでそのことに怒っている人とか。だが自分の心配は汚染水の風評被害ではなく実害について。本当に大丈夫なのか?他の国でも流しているからという意見もあるが、福島でのような事故は何処も(チェルノブイリ以外)起きていないのだから流す水は種類は違うはず。またALPSで処理できるのは限られた物質だけでその他のものはカヴァーできないとの意見もある。↓はネットで拾った絵。


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 昔、白保のサンゴ礁を保護する運動でアレンギンズバーグが来日した時、海、空、山、、、、とその呼称のイメージの豊かさで詩人は詩を書くが、そこが損なわれるともう詩が書けなくなる、というようなことを言っていたのを思い出した。ネイティブ・アメリカンは7代先のことを考えると言うが。2023年の8月24日という日を覚えておこう。

葉っぱ塾~ブナの森から吹く風:☆★「風評被害」にとどまらない海洋放出 - livedoor Blog(ブログ)

 夜、息子がいて夕食に麻婆豆腐をつくってくれていた。美味。

 見たくて録画しておいたドラマを見始めたが、なんだか気分がのらなくて途中で止める。

 寝しなにケルアックの『デソレーションエンジェル(荒涼天使たち)』を読む。疲れて22時ころ、就寝。  

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残暑見舞いを書いた

 朝、おにぎりを2個握る。中身は二つともおにぎり昆布。

 今日から現場にまた一人参戦。前回の現場を手伝ってくれていた同郷のYさん。いきなりフルマラソンに出場しても完走できてしまう体力の持主なので頼もしい。とは言っても暑さだけは心配だが、なんとかやってくれそうで安心した。

 福島原発の汚染水を海洋放出する件で巷が余りに静なので驚く。本当は国中を上げての騒ぎになっていい話ではないのか。朝のニュースで政府や東電の処理方法についての説明を見たが、海水で薄める?(呆)。説明用の動画も戦時中や原発を未来のエネルギーとしていた頃の胡散臭いそれのようで唖然とする。何故、これで安心と思えるのか不思議。ディストピア的なSFの世界。

 夏の高校野球決勝。慶応VS仙台育英は慶応の勝利。もう坊主じゃなくて良いのだな。

 夜、お盆にポスト―カードを送ってくれた人と、本を送ってくれた人それぞれに残暑見舞いを書いた。車の給油がてら出かけ、コンビニで切手を貼ってポストに投函する。

 22時、就寝。

 

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バケツで水を被ったよう

 昨日、現場の人員を4人から6人に増員してくれと言われ、大丈夫と答えたが、先週末に一人、今朝一人、休みたいと連絡があって現場は今日は3人で結局一人減。蒸し暑い中、いつもの3人で黙々と古代の遺構を掘った。

 天気は降ったり止んだり。幸い、ゲリラ合的な降り方はせずに待機を交えながら一日出来た。バケツで水を被ったように汗をかいたところに休憩所はクーラーがあるのでかえって冷えすぎて着替えの替えが間に合わずコンビニTシャツを買った。

 昨日のラジオを聞いたと数人から連絡あり。自分が書いた文章は28年前のものなので不思議な気持ち。

 火曜日なので写経。今日は息子が出かけていていないので、納豆、漬物、みそ汁などで簡単に済ませる。

 福島原発の汚染水の海洋放出が24日開始が決定される。世界の基準から見て科学的大丈夫だと言っているが、福島クラスの事故などチェルノブイリ以外どこも起きていないのだから、複雑な事故による汚染の度合い、量ともにデータなど無いのでは?と思うがどうなのだろう。それに汚染水はこれからも出続けるのだからずっと放出し続ける事になるのに。専門家と言われる人たちがどれだけいい加減か、原発事故の時、コロナの時、と皆、十分分かったではないか。阿呆な自分を誰か納得させてほしい。

 疲れて22時頃、就寝。

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FM COCOLO「J-POP LEGEND CAFE」の8月特集「2023・最新音楽本特集」を聞く。

 朝、先週末、困っているところに突如現れ、速攻でスカウトした人と会社で待ち合わせ現場へ。久しぶりのところにこの暑さなので大丈夫かと心配したが、大丈夫だった。また現場に他市のお偉いさんが見学に来ると聞いて身構えていたら、来た途端、「村田さん!」と声をかけられたので良く見たら昔一緒に仕事した人だった。当時は20代の学生さんだったので今更ながら流れた時間の長さに感じ入った。

 現場は工期の短さに比べ遺構が複雑で土量も多いことから2名増員が決定。早速手配する。何とかなりそう。

 帰宅してシャワー、食事の後、21時からFMCOCOLOで放送の音楽評論家・田家秀樹氏の番組を聴くための手続きをする。7月に出た本『ビートライター下村誠アンソロジー 永遠の無垢』が紹介されると聞いてそれで。番組は大阪のFM局でラジコで聞こうと思ったらエリア外とかで聞けない。聞くにはプレミアム会員とかにならなければいけないらしく、PCのフォームでその手続きをしなければならないのだが、こういうのが自分は大の苦手。何度もめげそうになり、途中、娘に電話してガイドしてもらいながらなんとか完遂する。時間に間に合いホッとする。月額380円。いらないと思ったら退会すれば良いのだし。

cocolo.jp/site/blog/1210/?fbclid=IwAR0b0p89Y5cvckZU_s8XTWkzVyZSwZryefRoaJcHRyS-S4kSrQlAh9qEkt4

 そして番組。アルフィーや佐野元春や白鳥英美子らの曲に交じって下村さんの曲が流れてきて感激する。本には自分が30年前くらいにある所に書いた記事も転載されていて、その文中にある下村さんが残したことばが本の題名になっているが、それに絡めてあのアメリカの旅や自分の名がラジオから聞こえてきたりもしてキツネにつままれたようだった。また自分らが大学の頃企画したイヴェントの事も語られていて、当時の恩師、仲間たちに聞かせたいと思った。

 本を作ったOさんの「読み」の深さ、音楽への愛情がストレートに感じられ、また田家さんの話も良かった。ラジコはタイムフリー機能があるので明後日まで(聴取可能は23日迄)何度もこれを聞きそう。

 番組終了後、早速Oさんとフェイスブックでやり取り。17前に亡くなったライターの記事を自力で集めたものを自費出版するなんて異色、稀有な本と田家さんんも同業として驚いていた。そして少し羨ましそうだった。ぼくもこれは小さな偉業だと思う。ご苦労様でした。

 0時頃、就寝。

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映画『エドワード・ヤンの恋愛時代』を見た。

 朝起きて左足首に違和感を感じる。昨日から痛み止めから尿酸値を下げる薬に変えたが、痛風の炎症が完全に治まってない場合いこれをやるとまたぶり返し悪化させることがある。すぐにまた痛み止めを飲む。まだ痛くはないし腫れてもいないがこういうう場合は早めが良い。事なきを得る。

 立川に映画『エドワード・ヤンの恋愛時代』を見に行く。

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 映画史に残るあの大傑作『牯嶺街(ク―リンチェ)少年殺人事件』の次がこれだと知って驚く。スラップスティックな恋愛映画。スラップスティックということばを辞書でひくと"ドタバタ劇"のような説明に出くわすが、自分はそれを異質な者たちが意図せずばらまかれた世界の状態、のような印象を持つ。その中である目的や出口を探してめいめいが奮闘し(何もしなくても良いが)、そのことによって起こる悲喜劇というような印象。

 台湾ニューシネマの旗手エドワード・ヤンの映画は彼の没後、権利の複雑さから劇場上映が叶わない作品が多く、『牯嶺街~』ですらそのような状態だったのが見れるようになったのはほんの数年前のこと。この『恋愛時代』もそうだったらしい。まだいくつかある。早く全部見れるようになって欲しいし全部見たい。

 午前の回から見て何処にも寄らず帰宅したのは13時頃。息子は休みだが午後から出かけ夕食もいらないというので気楽に過ごす。一度買い物に出かけ、夜は昨夜作って残っている野菜炒め等で済ました。

 食後、スマホを見ながらゴロゴロ横になるとそのまま眠ってしまい、起きると21時。テレビでダウンタウンの松本&中井の番組に宇多田ヒカルが出ているのでそれを見た。

 フェイスブックで明日、21時~22時、音楽評論家・田家秀樹氏の番組で先日出たばかりの本、『ビートライター下村誠 永遠の無垢』が紹介されると知る。FMCOCOLOにて。拙文ながら自分の書いたものも載っている本なので嬉しい。FMCOCOLOはエリア外なのでさてどうして聞けばいいものか。

 0時、就寝。

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じばら、あるいは身銭

 自分が今住んでいる集合住宅には大家の計らいでBS、ケーブルテレビが無料で見れる。だが11月からそのサービスが無くなって各自お好みのプランを選び有料になるということで、午前中、その手続きでJコムのスタッフが来た。色々、プランはあるが現状が維持できるプランを選ぶ。結構なお値段だが、まあ、払えない額ではないと思う。料金の発生は11月からとのこと。

 心配なのはその金額ではなく、何故、急に無料から有料になったのか?ということ。大家は家の前で畑をやっている農家のおじさんで、その畑は夏は毎年トウモロコシ畑になって、それは自分がここに越してくるときに決め手になったものだった。映画『フィールド・オブ・ドリーム』の影響でそんな環境に憧れがあったのだ。だが、ここに住むようになって初めて今年トウモロコシが作られなかった。畑は今、雑草が伸び放題なっている。

「大家さんに何かあったのでは?」と息子と話す。勝手な想像で色々言ってはいけない気がするが、もう10年前くらいに畑に直接行ってトウモロコシを売ってもらったことがあるが、その時の印象も遠目で見るより近くだとずっとお年を召した感じだったし。

空飛ぶヒトのためのトウモロコシを12本。: ペンギン・ビート急行 (cocolog-nifty.com)

以上、それが今日の午前中。

 自腹を切るという事になったら俄然ありがたみが増すというのは我ながらさもしい習性だなと思うがこうなってしまうとテレビもそう。6月に失効し回復した車の免許証もそうだし、そう言えば社会人になってからもう一度やり直した大学(通信教育)もそうだった。自分の人生であんなに勉強した時期は無かった。自腹と言うより、この場合、身銭を切る、と言った方が正しいか。

 改めてテレビのチャンネルを見ると、各BSチャンネル、シネマチャンネル、時代劇チャンネル、日本映画チャンネル、韓流、華流、プロ野球中継、メジャーリーグ中継、何でも見れる。その他、Tver、Amebaや他にも何をやるんだか良く分からない様々な機能がある。人一倍、映画や芝居やドラマ、野球観戦など、「見る」のが好きな自分にはたまらん環境。知らぬ間に砂糖壺の中の蟻になっていたのだな。

 というわけで午後は録画しておいたドラマや映画を見て過ごす。一度買い物に行き、夕食を作りがてら時代劇チャンネルを点けっぱなしにしていたら、昔の大河ドラマ『花神』の総集編をやっていてかぶりつきで見てしまった。総集編は第3回で『長州崩壊』。高杉晋作(中村雅俊)が藩内政治を覆すクーデターを僅か数十名で決行し馬関を占領する件。子供の頃、自分を幕末好き、歴史好きにしたドラマ。主人公・村田蔵六(大村益次郎)の奥さん役の加賀まりこが可愛い。

 その後、ドラマ『最高の教師』。衝撃の展開。

 23時、就寝。

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魔法?

 朝、TKG(卵かけごはん)、みそ汁。

 昨日、現場で腰をやってしまった人の代打を頼んだK君と会社で待ち合わせ出勤する。だがそのK君も月曜日には他の現場が始まるので当てにできるのは今日だけ。来週はどうだろうか?と思っていると腰を痛めた当人から電話があり、月曜日ももう一日休みたいとの事。それ以降はその時の様子で、、、という事になる。

 このままでは来週から一人欠員がでるなあ、と思い、あの人がいてくれたら。。。。と以前、自分の現場で働いてくれていたある人のことを考えていたら、なんとその人がすぐに陣中見舞いに、飲み物、ガリガリ君、お菓子等を持って現る。

 速攻で、「とりあえず月曜日、一日だけ来てくれない?」と声をかけると、OKの返事。困って、顔が思い浮かんで、当人が現れて、問題が解決するまでに1時間とかからなかったので、キツネにつままれたような、魔法を使ったような不思議な気持ち。天が力を貸してくれたのか。感謝。

 現場は壮絶な暑さ。道行く人が「こいつらマジか?」というような顔で皆見て行く。陽ざしが強烈で、地熱の照り返しが凄い。ペットボトルの水を2本空にしたが1度もトイレに行かなかった。皆、汗で出た。尿酸は汗では排出されないので、、、痛風になるわけだよ。

 帰宅し、シャワーを浴び、パスタ。タラコ味。疲れて20時半、就寝。

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お盆明け初日

 お盆明け初日。朝、メッセンジャーにミーワムーラのライブで知り合いになったH君から連絡あり。"9月の23、24日の山形でのイヴェントとはこれですか?"のような内容でリンクが貼ってあったが、違うイヴェントだった。

遊睦民祭 in 蔵王 | YU-BOKU MIN SAI 2023.9-22.23.24 (nolad.jp)

だが確かに同じ頃で友部さんも出る。色々あるんだなと思う。弟たちが企画しているイヴェントの内容が詳しく分かるページのURL等送る。

 現場はお盆明けの余韻などすぐに吹き飛ぶ猛暑。1時間ごとに長めの休憩をとる。今回はハウスと冷房があり助かった。だが、作業中、Oさんが腰をやってしまい戦線離脱。車で家まで送って行こうかと声をかけたが、何とか歩けると自力で帰った。

 夕方、会社で"かぼす"を貰う。本来ならチューハイに絞って飲むところを痛風明けでアルコールはまだダメなので何に使おうか。

 帰宅途中にOさんから連絡あり、明日はやはりダメそうだとのこと。調整し、昨日自分の代打で現場に出てくれたK君に電話しまた代わりに来てもらうことにする。

 夕食はソーメン。極力冷たくして食べる。それ以外は何も入って行かない感じ。

 昔からお盆を迎え墓参りには行っていたがそれは習慣的なもので、夏休みという意味合いが強かった。だが2年前からこっち死者が帰って来るということがリアリズムになって、だからそれが明けるとがらんと寂しい。

 テレビで楽天VS西武を見る。先発田中。4対2で西武。あと4勝すれば200勝だがなかなか勝てず。

 22時半、就寝。

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お盆最終日。

 お盆最終日。現場はあるが休んで義母の墓がある埼玉県岩槻市に行く。

 前から頼んでいたバイトのK君に朝、簡単な引継ぎをしてその足で娘のいる板橋へ。昨日娘宅に泊まった息子を迎えに行く。そのまま環七を行き、鹿浜橋から東北道に乗り岩槻へ。

 義母が亡くなった時に建てた墓だが、妻がいなくなって先々の墓じまいを霊園から相談されていた。プレハブ小屋と数件のお墓で始まった霊園はこの30年で広大なそれへと変わり、今はそうした時のための自然葬エリアまである。自分が元気な内は、、、と話は以前遠慮したが、その時のことを考え、お参りの後、その自然葬のエリアを見に行くのが常となった。出来たばかりなのにもう墓誌に数名名前があった。

 帰り、息子と何処かで食事ということになり、結局、府中まで来て東八通りのハワイアン料理の店へ。いつも前を通り、あるのは知っていたが入るのは初めて。料理、スイーツなどすべてがカラフルでそれだけでエンタメ的要素があり、きっと若い女性や子供とくると喜ぶだろうと思った。料理も美味かった。

 帰宅して少し休んで、夜は西武ドームで野球観戦。楽天VS西武。息子が会社でプレミアムエキサイトシートのチケットとやらを貰ったといってそれで行ったのだが、あまりのセレブな野球観戦で驚く。買うと19000円とか。こんな野球観戦の仕方があったのか。キャチャーの真後ろで選手が至近距離で見れ、グランドに入る感じ。冷房完備で食事は無料でビュッフェスタイル。モニターもあるので目の前のプレーの詳細も確認できる。これを普通としている人もいるのだろうと思うと少し複雑な気持ちになった。周囲はライオンズのブルーのユニホームだらけのところ、自分だけイーグルスのクリムゾンレッドで完全アウェイだった。

 取っている新聞屋から外野席のチケットを妻が毎度貰っていつも外野席で家族で見ていた頃からすると隔世の感。あの頃のパリーグは面白くていい時代だった。そこから見える外野席にあの頃の自分たちがいるような気がした。

 試合は西武・今井の完投で楽天の負け。

 帰宅して22時に送り火。本当は夕方にするものだが。一緒に野球を見に行きたかったんだよ。

 良い盆だった。23時半、就寝。

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お盆 三日目

  昨日までは一日中雨だろうと思われていた今日。台風7号は少しそれて関東直撃はなさそう。また降ったり止んだりの天気かと思われたが、一日中曇りで現場に雨もほとんど降らなかった。

 8月15日は終戦記念日だが、一頃よりそれもあまり言われなくなったような気がするがどうだろうか。周囲に戦争経験者、実際に戦地に行ったというのはもとより、戦時下を過ごしたと言う経験者も段々にいなくなったというのは大きい。1965年(昭和40年生まれ)の自分くらいが、家で家族からその経験談を直接聞けた最後の世代くらいかもしれない。

八月の菓子|The Basement Texts (note.com)

 休みの息子は娘と約束があって出かけ、今日は帰らないというので夕食はスーパーで寿司を買って行く。仏壇に供え、あとは自分で食べた。白血病は寛解しても数年は生ものは食べられないと言われ残念がっていた妻を思い出す。いっぱい食べてくれ。火曜日なので写経。いつもは仏壇前の小机(折り畳みちゃぶ台)でするが、今日は供え物が多々あるので居間のテーブルでする。

 痛風はみるみると鎮静化し、ほぼ痛みもなく、ふつうにあるけるようになるのにあと少しといったところ。夜、また娘から心配して電話があるがもう大丈夫だと言う。以前、一緒に行った飲み屋『五鉄』が今日兄(息子)と行ったら、なくなっていたとのこと。鬼平の新シリーズが始まるのに、と話す。

 23時半頃、就寝。

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お盆、2日目。台風7号接近中。

 未明に足の痛みで目覚める。昨日より酷くなっている感じ。腫れがさらに大きくなり赤くなっている。起きて痛み止めを飲んでまた横になるが「こんなので仕事に行けるだろうか?」と思い、スマホのウエザーニュースを見ると早朝から明日の夕方までずっと雨マークだった。台風7号接近中。今日も明日も中止であれば、と思いながらまた寝る。お盆だし。

 だが目覚めると雨は降ったり止んだりの状態で曖昧な天気。幸い、痛みは少し和らいだようだが。いつも5分もかからない駐車場までの距離を10分以上歩いた。痛いのは左足なのでオートマ車で良かったと思う。

 現場の皆に状況を説明し、自分は休憩ハウスの中での作業。現場で掘ったりするのはとても無理。だがその現場も雨が降ったり止んだりで、しかもこのところ毎度のことだが、その"降ったり"の時の降りが凄くて仕事にならず。なんだかもう自分が知っている日本の天気、夏じゃないと思った。結局、昼食後(現場隣の蕎麦屋「砂場」できつね蕎麦)、午後一に市と電話で相談し、現場中止となり退散。助かった。

 午後帰宅して、また痛み止めを飲んで眠る。

 夕方、起きて、自分は昨日の残りのカレーなどで夕食。その後、息子用に茄子の煮びたしを作る。ドラマはどれも見る気がせず。『ファミリー・ヒストリー』を見る。草刈正雄のファミリーヒストリー。これは柳葉敏郎の回をも越える番組史上の神回ではないか。何も言えない草刈、何も聞けない今田、号泣する女性アシスタント。この回の特別編をNHKは用意しているとのこと。是非見たし。

 夜、娘から電話あり。痛風、大丈夫か?とのこと。大丈夫と返事。山形の弟からSNSに連絡あり。9月に行く予定にしている稲刈り&ライブのイヴェントのデータ。良い感じじゃん。楽しみ。

 22時半、就寝。

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お盆、初日。

 朝起きてNetflixのドラマ『御手洗家、炎上する』の最終回と昨夜見逃した『最高の教師』の第5回をTverで見る。昨夜は久しぶりに実家に帰ってきた娘がずっと見ていなかった前回の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の録画してある後半を一気見していて、テレビを占領されていて見れなかった。それで。

 痛風の痛みは治まらず、ロキソニンもあまり効かなくなってきたよう。まだマックスに酷い状況ではないが、何故、お盆のこの時期に、と思っていこのブログの去年のお盆の頃を見ると、今年ほどではないまでもやはり膝が痛くて、痛風か?と書いている。バイオリズム的にちょうどなりやすい頃なのだろう。いずれにしても情けない。

 足を引きずりながら家事をやる。お盆の準備。昨日、いわきに日帰りで墓参りに行ったが、お盆は今日13日から。お墓から連れて帰ってきたような形になった。実際に地方によってはそういう風にするところもあるらしい。そして15(16)日にもう一回お墓に送りに行くのだとか。

 自分は去年の新盆からカレーを作るのがなんとなくお盆の行事なりそう。入院中、妻は自分が作った"おうちカレー"を食べたいと言っていたから。去年は16日のお盆最終日にそのことを思い出し、慌てて作った。今年は初日から。歩くのが困難なので、娘にカレーの必要な食材その他の買い物を頼む。

 一昨日、娘がLineに『Jpopを古文訳』という動画を送ってくれた。

 https://youtu.be/zfgCfE6Xmy4

 古文好きな女性の個人的なチャンネルと思ったら、それは老舗書店・有隣堂の企業YouTubeチャンネルだった。テレビの画面で娘といくつか見る。『古文で~』以外にも文房具や雑貨の紹介の動画があってどれも面白かった。このチャンネルについての書籍まで出ている。本の業界全体の低迷が言われる中その全体を盛り上げなければという趣旨だろう。感心する。

見終わって娘は板橋帰った。

 夕方。迎え火を焚く。焚くといってもうちは集合住宅なので、通常のようにはできず、玄関を開け椅子に置いたキャンドルを点ける。これも去年、あみ出した方法。韓流ドラマの傑作『トッケビ』では主人公のウンタク(キム・ゴウン)がキャンドルに火を点けて遠くにいるトッケビ(コン・ユ)を呼び戻すシーンがあってこれをやるたびそれを思い出す。動画を撮ってBGMを『トッケビ』のOSTにしてインスタにアップする。

 夕方、仕事だった息子が帰宅して二人(三人?)でカレー。美味なり。その後、影膳ならぬ影布団を敷く。これも去年から。こうするとなんだか本当に家の中に妻がいるみたい。

 息子が剥離骨折した時にもらったという鎮痛の湿布を貼ると、かなり痛みが治まった。22時半、就寝。

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メヒコのカニピラフ

 朝、6時にいわきに向けて出発。痛風の左足、引き続き痛し。オートマ車は右足だけで運転できるので、疲れたら変わるよといっていたが、息子がずっと通しで運転してくれた。道中、首都高、常磐道共に渋滞とはならないまでも車が多く、コロナ解禁後初の夏や休みだからか?と思う。道路は大丈夫だが、各パーキングエリアに入るレーンは長い列になっていた。

 墓について早速、草むしり等しようと思ったが、墓はきれいだった。すでに誰か来てやってくれたのだろうか?それともこの時期はお寺が業者でも入れて前もってやってくれるのだろうか?分からない。一度自分だけ寺で降ろしてもらい、息子、娘に花を買いに行かせる。二人が戻って来る間、墓石、墓誌、その他を水拭きする。そうこうするうちに二人が戻ってきて献花し、手を合わせた。

 住職に会い、挨拶する。道中の車の多さを言うと、明日から台風だから、と言われる。そうだそうだ、忘れていた。

 その後、昼食を、となって息子がいレストラン・メヒコのカニピラフが食べたいと言うので、最近、リニューアルして「水族館」から「シャーク館」になった店舗に行くが、予約が無ければ名前を書いて2時間待ちと言われ、マリーンタワー店に行く。レストラン・メヒコはいわき市内には「フラミンゴ館」「シャーク館」などあるが、マリーンタワー店は店内がオーシャンビューで、結局はここが一番良いかも。予定通り、自分と息子はカニピラフを食べる。

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 娘は全国コロッケ選手権?で優勝した一品とかの、かにクリームコロッケ。コロッケをちょっと食べさせてもらうと抜群に美味くて、お仏壇にと、テイクアウト品を包んでもらった。

 食後は何処にも寄らず、真っすぐに帰路へ着く。相変わらず息子の運転。交代交代で行こうっと言っていたのに申し訳なかった。

 帰宅は18時。夜は皆でソーメン。娘が去年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』続きを見たいというので見始める。録画しておいたやつを消さなくて良かった。

 子供らはずっと見ている様。自分は22時頃、就寝す。

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連休初日に痛風。

 3連休初日。会社的には6連休、また人によっては10連休と言う人もいるらしいが、とりあえず自分は3連休の初日。昨日の夜から兆候があったが、今朝起きると少し歩きづらいほどに左足首に痛みがある。痛風。ただ最近なるときはずっとそうなのだが、動かさなければあまり痛みはなく腫れてもいない。早々と痛み止めの薬(ロキソニン60mg)を飲む。尿酸値を下げる薬を毎日まじめに飲んでいるので大丈夫だろうと、油断して毎晩ビール、焼酎などを飲み過ぎたか。妻の怒る顔が目に浮かぶよう。

 なので息子と資源ごみを出しがてら出かけた以外は家にずっといた。昼間は録画していて未見のドラマをみながら家事、夕方から夜はNetflixでまた『御手洗家、炎上する』を見た。永野芽衣って凄い演技派なのだな。

 昼、チャーハン、夜、冷やしサラダうどん自家製チャーシュー付。

 夜21時ごろ、夕方から仕事だった息子が帰宅するのとほぼ同時に娘も帰宅。久しぶりに3人揃う。明日12日、いわきに墓参りに行くため少し早起きするから早く寝ろ、と二人に言うものの、就寝は23時半ころ。

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ロビー・ロバートソンの思い出

 朝、ザ・バンドのロビー・ロバートソンが亡くなったことを知る。ザ・バンドについてはこのブログにも事あるごとに書いている。リヴォン派、ロビー派、と言う言い方があって、そのどちらかと問われれば自分はリヴォン派であるが、もちろん、ロビーも大好きだった。

 ロビー・ロバートソンに関しては個人的な思い出もある。昔、バイトしていた飲み屋件ライブハウスは有名なミュージシャンや役者、文化人が常連にしている店でもあって、ある夜、「某氏が今夜、ロビー・ロバートソンを連れてくるかもしれない」という怪(ガセ)?情報が流れたことがあり、働いているバイト皆が色めき立つということがあった。

 ちょうど彼のソロアルバムの2枚目『Storyvill』が出た頃で、そのプロモーションで来日しているのだろうか?と、ネットもない時代だったので漠然と皆、信じた。店のマスターも、もしや、と思ったのか、店内にザ・バンドを流そうとしたが、自分は「ロビーは今の方が良い」といって、買ったばかりの『Storyvill』をかけ続けて当時にしてすでに古い音楽ファンのマスターはちょっと不機嫌そうだった。そして初めの期待と興奮がやがて疑念に変わり、あきらめになってその日は閉店となる。皆、最後は「そりゃ、そうだよな」と言う顔になっていたが、あの夜、ぼくらは確かにロビー・ロバートソンを待っていた。


 現場に着いて休憩所に早速クーラーを点けようとすると作動せず。ひとしきり色々やって、ダメだ、故障だとあきらめた頃にようやく点く。ドラムを連携しているので接触の不良だろう。あまり頻発するようならドラムを替えよう。

 帰宅すると『下村誠アンソロジー・永遠の無垢』が奥様と息子さんから連名で送られてきた。お盆だからだろう。メッセージが添えてある。2冊になった。ありがたい。書棚に2冊並べて置いた。

 夕食はパスタ。ボンゴレビアンコ。食事、洗い物、洗濯などしながら、ドラマを2本見て、その後はやはりYouTubeでザ・バンドとロビーのソロを見てしまう。見ながらザ・バンドにまつわる個人的な様々が思い出される。R.I.P。ありがとう、ロビー・ロバートソン。

 今、どうなんだ?
 明日は忘れよう、それははるかに遠い
 今、どうなんだ?
 昨日を語るのは止めよう、それははるかに遠い

 今、どうなんだ?今は。

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釜の蓋が開く、ということば。

 朝、朝食は昨夜の残りのトマトスープとごはん。

 今日は長崎原爆の日。台風6号の影響で今年の平和祈念式典は規模を縮小して室内とか。

 天気予報では大気の状態が不安定とのこと。先日から始まった現場も初日は降ったり止んだりだったので「あんな感じか」と思って出かけたが、その"降ったり"の時の降りがハンパなく、結論からいうと現場中止。止んでいる時を見ると、できるのになあ、と思ってしまうが、降ってる時を見ると、こりゃ、ダメだ、と思う。あきらめて会社に戻り原稿の仕事その他をする。

 そろそろお盆の準備を考える。恥ずかしながら"釜の蓋が開く"という言葉をこの年になって初めて知った。毎年8月1日のことをそう言う地方があるそうで、それは地獄の釜の蓋が開くことらしい。地獄というとコワイ印象だが地獄=あの世で、つまりは死者の霊が動き始めるという意味だろう。だから8月に入ってしまえばもうそういう期間だということ。この日記を見ると東京は1日に物凄い雷雨だった。あれが合図?だったか。一般的にはお盆期間中の事をそう言うそうで、ネット等では準備は7日あたりから、とある。今日は9日。

 帰宅してビール。暑い外での作業で汗みどろになって、その後にと思って冷やしておいたが、そうでなくなっても飲む。案の定、声が出るほどには美味くない。

 供え物にと思い大量にトウモロコシを茹でる。鎌倉の友人から頂いた桃は供え物がてらに自分らでも食べ(娘にもやり)、今日でなくなった。送られてきた時は固目で、それから段々と熟して行ったが、いろんな段階の桃を楽しめた。ありがたかった。

 NetFlixで『御手洗家、炎上す』を見始める。永野芽衣VS鈴木京香。まだ第1回。面白くなりそう。

 22時半。就寝。クーラーは止め、窓を開ける。

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8月8日

 今日は八月八日で父の命日。一昨日、詩の朗読を聞きに行った時、読まれた詩の中に野球ネタの詩が二つあって、客席にも野球の詩だけで詩集を作ったと言う女性がいたものだから、そこで父の話をしたばかり。父は昔、社会人野球の選手だったと。

 八月八日でもう一つ思い出すのは1988年の八月八日。大学四年の時、友人たちと長野県の富士パノラマスキー場で行われた日本のウッドストック、『いのちの祭り88』、通称88(はちはち)に行ったこと。イヴェントは10日間続いたので、7月の下旬からそこにいて八月八日はファイナル的なステージだった。雨でPAが使えない中、喜納昌吉が叫び続け雨が止んだ。思えば1988年のあの頃は奇妙な日々だった。

朝食(アトミック・カフェで): ペンギン・ビート急行 (cocolog-nifty.com)

 そしてもう一つは写真家で文筆家の星野道夫も命日だということ。

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 数年前、彼の著作『旅をする木』を読んでいたく感動し、その後、銀座で開催されていた写真展を見に行った時、年表に没した日が記されていて、あ、父と同じだ、と思って覚えていた。今年の春ごろだったが、道夫が最後に使っていたカメラが見つかり、そこに未現像のフィルムが残されていてそれを現像するというドキュメンタリーを見たが、ラストカットはアラスカの大地だった。番組は道夫が文字通り命を懸けて撮ったアラスカの大地が今、温暖化で消えつつあることを訴えていた。

『旅をする木』~春のナヌーク: ペンギン・ビート急行 (cocolog-nifty.com)

 今日も一日中、災害的な暑さの中での作業だった。アラスカの熊たちも辛いだろう。帰宅して、ソーメン。火曜日なので写経。ムーンライダースの白井良明が星野道夫に捧げた曲を聞いて、ブルータスのバックナンバー、星野道夫特集号を読んで寝た。

https://youtu.be/4MrxA8ZL03M

 22時半、就寝。

 

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今日から現場

 朝、豚肉を生姜焼きにして弁当を作る。

 今日から現場。ホームグラウンド的なところだが掘削残土の置き場の関係で、これからずっと車をおいておけるかどうか分からず、電車で行く。資材その他は別のスタッフが運搬してくれた。作業員はいつものメンバー。うち二人はしばらく待機になっていて心配だったが、ここのところの災害的な暑さの中、休みで家におれてかえって元気だった。今日からが心配だが。

 天気は降ったり止んだり。青空なのに雲が流れてくると降り始め、行ってしまうとピーカンのような感じ。曇り、雨の時間が結構長くて助かった。また今回は現場はハウスにクーラーを入れてくれて大いに助かる。そりゃそうだ、今までのようなテントだけと言うのはあまりに過酷過ぎた。重機のオペさんと相談して場所を確保してもらい、車もなんとか置けそうなので明日からは車で来れる。良かった。

 帰宅後、シャワーの後は缶チューハイとスープパスタ。あさりコンソメ味。その後、Tverで土曜日に見逃した『最高の教師』を見て、チキンのトマト煮を作った。昨日、出かけていて出来なかった家事のあれこれをする。

 23時半、就寝。

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8月6日 朗読を聞く。

 今日は8月6日。広島平和記念式典の中継を見る前に、以前、YouTubeで見つけた友部さんが8月6日のことを書いた『8時15分』という詩を朗読する動画をフェイスブックにアップした。そして中継を見て8時15分に黙祷す。

 朝食を食べ、洗濯をなどするちに、今日は早起きし過ぎてしまったせいでまた眠くなってしまう。それでまた寝た。起きると10時半頃。昼食後、買い物に行き、その後、またPCをダラダラ見ていると今度は豊田勇造の『ジェフ・ベッグが来なかった雨の丸山音楽堂』を見つける。これも1975年の8月6日の事を読んだ詩だ。原爆とは関係が無いが。こちらは朗読ではなくトーキングブルース。これもフェイスブックに一度アップしたが、止める。

 夕方、高田馬場で娘と待ち合わせして詩人・大島健夫さんの朗読ライブを見に行く。

大島健夫公式チャンネル - YouTube

朝から朗読やトーキングブルースを見ていたのはこのせいもある。大島さんは10年前ある朗読のイヴェントで共演し、先月、銀座の若松さん主催のイヴェントを見に行って再会した。大島さんはその後、2016年にポエトリースラムジャパンで優勝し、今は世界各地の詩のイヴェントに出演、活躍している方。YouTube動画で見せたら娘もドはまりしそれで二人で来た、と大島さんに言うと驚いていた。

 朗読は短編小説のように長いものから短いもの、笑えるものから泣けるものまで、朗読というと普通、音楽とコラボレーションしたりが無いと途中で飽きてしまいそうなものだが、全くの朗読だけの2時間があっという間だった。良い時間だった。また見たいと思った。

 詩はどれもが感動的だったが↓はその中の一つ『1998年の千葉ロッテマリーンズ』と言う詩。大島さんは千葉出身で、あの負け続けの悪夢のような年を読んだ、弱小チームを応援し続ける人々の気持を読んだ傑作。その後、2005年にロッテは日本一になるが、それまで日本シリーズの頃まで野球が行われることがなかったので誰もあのマリーンズスタジアムに霧が出ることを知らなかったのだ、と読後、大島さんと笑う。

 
 朗読を見終わって娘と食事し(サンマの塩焼き定食)別れ、帰宅は22時半。入浴し、速攻、就寝。

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Shinoの『Rivers Story』

 朝起きて早速に洗濯機を回す。この災害的な暑さの中に唯一ポジティブな面を見つけようとするならば、それは洗濯物がすぐ乾くことだろう。瞬殺。

 冷蔵庫を見ると何やら中華料理のテイクアウト品が三品ある。昨夜遅く帰ってきた息子に聞くと、会社の人たちと食事に行って、中に食べきれないと分かっているのに一杯料理を注文する人がいて、案の定、残った品々をもったいないから貰ってきたとの事。一緒にいて恥ずかしかった。。。。と息子が不愉快そうに話すので、その人は仕事もプライベートもつまらなくて(閉塞感の中にいて)、きっとそういう風にしか祝祭感を演出できないのだよ、とかなんとか諭す。いいじゃん、おかげで家で美味いものが喰えるんだから。

 と言いつつ、自分は朝食に昨日の残りのブリの粗煮を食べた。それとごはんとサラダとみそ汁。みそ汁は夏の間、作って残して悪くしてしまうのが嫌なのでインスタントにしようと決めたのだが、それを切らしてしまい久しぶりにちゃんんと作る。具はキャベツ。やはりちゃんと作った方が美味しい。

 家の近くのレンタルビデオ屋がいよいよ閉店になり、DVD、ブルーレイ、CDなどがすべて安売りになると聞いて二人でのぞきに行く。VHSがDVDに変わる頃、VHSにはあったのにDVD化されない作品というのが多々あって、それと同様にDVDにはあるのにサブスクに上げられない作品というのも今後あるかもしれないなどと思って行ったのだが、思った以上に高くて止めた。息子は韓流ドラマの『善徳女王』が全巻6000円くらいで売っていて迷っていたが、これも止める。それはしょっちゅう何処かでやっているし、サブスクで見れる。

 帰宅して例の中華料理で昼食。食べながら最終回だけ見ずにいたドラマ『The Days』を見た。吉田所長役の役所広司が素晴らしかった。あの時、一歩何かが違っていたら東北と関東のほとんどに人が住めなくなって、日本は北海道と関西以西に分断されるところだった。そして事故はまだ収束していないということを強調したラストだった。その通り。

 午後から仕事と息子は出かけて行って、午後はまた『下村誠アンソロジー 永遠の無垢』を読んだ。浜田省吾&ヒューズのベースだった江澤宏明氏と佐野元春&ハートランドのキーボードだった西本明氏が今二人でデュオ"Shino"を結成し、下村さんの歌の数曲(『River's Story』『ウルダジンナ・グッドナイト 』『海への風』)をカヴァー、CD化しているのを知る。ネットで調べるとカヴァーどころか『River's Story』は2枚目のCDの表題作にもなっている。

Discography - shinomusic ページ! (jimdofree.com)

 本の最後は図らずも自分が昔書いた文章なのだが、そこで28年前の自分は下村さんにライブ音源でしか残されていない『River's Story』をスタジオ録音で正式にリリースしてくれと頼んでいた。下村さんに自身のよるセルフカヴァーは実現しなかったが、知らぬ間にこんな風に形になっていて嬉しい。自分はこれをHeat Waveの山口洋氏に、『海への風』をミーワムーラにカヴァーしてもらえればと勝手に夢想していたが、それもいつか実現しないだろうか。

 夜、録画したまま未見だった映画『シングストリート~未来へのうた』(2015年アイルランド・英 ジョン・カーニー監督)を見た。

 23時半、就寝。

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『下村誠アンソロジー~永遠の無垢』を読み続ける

 朝、ごはん、お茶、納豆、目玉焼き&サラダ。

 来週から現場が始まるのでその準備と、ずっと続けている原稿の仕事の二つがあってどっちつかずな一日。やはり自分は現場人間なので、この暑さの中。。。。と怖気ずく半面、自分の現場が始まるとなると期待(何に期待しているんだか)でソワソワする。

 昼、いったん帰宅して、冷凍の麺を茹でて冷やしざるうどん。卵を入れる。体を動かしていないのであまり腹が減っていなかったので簡単に済ます。

 帰宅途中、スーパーでまたブリの粗煮を買って来てそれで晩酌。休日の息子は出かけていて夕食はいらないというので自分もこれで済ます。

夜はずっと昨日届いた『下村誠アンソロジー~永遠の無垢』を読み続けた。一人の特異な音楽ライターの、人物と仕事を通して80~90Sの音楽シーンを検証した本(だと思う)。良書。雑誌『新譜ジャーナル』の元編集長・大越正美氏にかつて井上陽水が言ったということばが当時の幸福な時間(時代)を端的に表していると思った。

 寄稿者の一人、田家秀樹氏のブログにこんな文章を見つけた。

 「藤井徹貫」と「下村誠」。 : 田家秀樹ブログ・新・猫の散歩 (exblog.jp)

 23時半、就寝。

 

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『下村誠アンソロジー・永遠の無垢』が届いた。

 朝、スマホに下村さんの本を作った編集者のOさんから本の発送が少し遅れたとの詫びの連絡が入る。気長に待つつもりなので大丈夫ですと返信する。

 ただ、それなら、と予習(復習か)のつもりで昔『GU』という雑誌に載った下村さんのインタヴュー記事を何年かぶりに熟読した。彼の例の語り、独白がちゃんと活字になった唯一のものだろうと思う。そして95年当時からすでに現在に通じる状況の危機を察知していてそのことをしきりに言っている。言葉が無力化していくことや、巷にあふれる情報や災害や悲劇に対してどう接すれば良いかについての"ストリート・ワイズ"な意見。なんとクレバーな人だったろうか。

 仕事は会社で来週から始まる現場の準備。

 帰宅すると朝もらった連絡とは裏腹に本と貸した資料がメール便で届いていた。早速に読む。300ページもある。寄稿者の方々の文章がそれぞれに泣けた。下村誠は70年代の最良の子供の一人"とは田家秀樹さんのことば。しばらくこればかり読んでいそう。ちゃんとした感想はいずれ。

Amazon.co.jp: 音楽(ビート)ライター下村誠アンソロジー 永遠の無垢 : 大泉洋子, 大泉洋子: 本

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 23時、就寝。

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燃焼しきって清々しい

 今朝も5時起床、6時発の電車に乗る。渋谷のコンビニで昼食を買い(おにぎり、メロンパン、チリドッグ、野菜ジュース)、半蔵門線で永田町へ。

 昨日は気温がほどほどで湿度が異常に高かったが今日は逆。こっちの方が過ごしやすい。仕事は昨日の地点で少し図面を採った後、別の地点へ。昔、散々やり合った調査員の元でだったが今はかえってお互いを良く知る感じで仕事がし易い感じ。時は流れるなあ。

 毎日暑いと毎日飲むようになってしまうのでそれを避けたいと昨日はノンアルにしたのだが、今日は辛抱たまらず飲む。帰宅時にビール、缶チューハイ、つまみを買っていてシャワー後、ビール一杯目を一気飲み。美味過ぎて一人の部屋で思わず声が出る。

 夕食は冷やしざるうどん大盛り。食べて息子用にクリームシチューを作る。ルウが一パック余っていたので。

 疲れているところに、飲むだけ飲んで気持ち良くなって21時半頃、就寝。暑かったが、燃焼しきって清々しい一日。今日も頑張りました。

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激しい雷。

 今日から八月。気温は低いが異常に湿度が高い一日。

 コロナに罹患したS君の代打で永田町の現場へ。先週金曜日も来た。またいつか。。。と先日挨拶したばかりなのにまた会って皆と苦笑い。ただ行くと作業のピークは昨日終わってしまったと、割り当てられた作業はKさんと狭い現場の断面図の作成。急いでやらなくても良いとのお達し。

 昼頃からポツポツ雨が来たと思ったらあっという間に豪雨になり、激しい雷雨。昼休みからそのまま待機になり凄まじい雷鳴と空に走る光る亀裂を皆で眺めていた。国会議事堂の隣の現場で、汗みずくで泥だらけの皆と休憩小屋やその軒下で雷を見ていると自分はどうしてもディランの『チャイムズ・オブ・フリーダム』を思い出してしてしまう。

https://youtu.be/WrLZ9m4eBTA

 帰宅して火曜日なので写経。夕食は冷やしうどん。息子にはまた親子煮を作る。

 今夜は涼しいかも。クーラー無しで窓を開けて眠る。

 

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