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ロビー・ロバートソンの思い出

 朝、ザ・バンドのロビー・ロバートソンが亡くなったことを知る。ザ・バンドについてはこのブログにも事あるごとに書いている。リヴォン派、ロビー派、と言う言い方があって、そのどちらかと問われれば自分はリヴォン派であるが、もちろん、ロビーも大好きだった。

 ロビー・ロバートソンに関しては個人的な思い出もある。昔、バイトしていた飲み屋件ライブハウスは有名なミュージシャンや役者、文化人が常連にしている店でもあって、ある夜、「某氏が今夜、ロビー・ロバートソンを連れてくるかもしれない」という怪(ガセ)?情報が流れたことがあり、働いているバイト皆が色めき立つということがあった。

 ちょうど彼のソロアルバムの2枚目『Storyvill』が出た頃で、そのプロモーションで来日しているのだろうか?と、ネットもない時代だったので漠然と皆、信じた。店のマスターも、もしや、と思ったのか、店内にザ・バンドを流そうとしたが、自分は「ロビーは今の方が良い」といって、買ったばかりの『Storyvill』をかけ続けて当時にしてすでに古い音楽ファンのマスターはちょっと不機嫌そうだった。そして初めの期待と興奮がやがて疑念に変わり、あきらめになってその日は閉店となる。皆、最後は「そりゃ、そうだよな」と言う顔になっていたが、あの夜、ぼくらは確かにロビー・ロバートソンを待っていた。


 現場に着いて休憩所に早速クーラーを点けようとすると作動せず。ひとしきり色々やって、ダメだ、故障だとあきらめた頃にようやく点く。ドラムを連携しているので接触の不良だろう。あまり頻発するようならドラムを替えよう。

 帰宅すると『下村誠アンソロジー・永遠の無垢』が奥様と息子さんから連名で送られてきた。お盆だからだろう。メッセージが添えてある。2冊になった。ありがたい。書棚に2冊並べて置いた。

 夕食はパスタ。ボンゴレビアンコ。食事、洗い物、洗濯などしながら、ドラマを2本見て、その後はやはりYouTubeでザ・バンドとロビーのソロを見てしまう。見ながらザ・バンドにまつわる個人的な様々が思い出される。R.I.P。ありがとう、ロビー・ロバートソン。

 今、どうなんだ?
 明日は忘れよう、それははるかに遠い
 今、どうなんだ?
 昨日を語るのは止めよう、それははるかに遠い

 今、どうなんだ?今は。

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