名演説を読む。
このところまた踵が疼く。足底腱膜炎と思うが、痛いときは歩行に支障をきたすほどになるがすぐ治まる。治まると何事もなかったようなのだが、またすぐ始まるのでなんだか面倒くさい。四十肩、五十肩の痛みに似ている。いつもラジオのCMでやっている「痛散湯」でも飲むか。
今日も快晴。今日は現場。やはり現場は良い。検出されている盤築層を面ごとに掘り下げる作業を引き続き。
昼休みに府中駅近くの書店に行き本を買う。新書。ネットで広告を見て興味を持った本。『世界を動かした名演説』(池上彰×パトリック・ハーラン著)
世界を動かした名演説 (ちくま新書 1752) | 池上 彰, パトリック・ハーラン |本 | 通販 | Amazon
政治家は言葉のプロ、と言うが、最近は失言、暴言を繰り返してその都度謝ったり謝らなかったりするのが政治家、と思ってしまう程に酷い。言葉のプロたるところを見たことがない子供、若い人はきっと政治家ってそういうもんだと思ってしまっているだろう。今はとにかく呆れるほどに酷いから。それで言葉の力というものが最大限に発揮された瞬間に触れたいという欲求から本書を手にしたがこれが当たり。
本は世界を動かした(変えた)名演説の数々をただ紹介するというだけではなくて、何故、これを聞いて人は動かされるのか?というところまでを単語の選び方や、その言葉の裏にある背景、など修辞学の面から(パトリック・ハーランって本来、この分野の人だったと知らなかった)読み解くもので面白い。
チャーチルからメルケルまで。まだ読み始めたばかりだが、初っ端がチャーチル。普通、こうした演説は専門のライターがいて政治家の意見を聞きながら草稿するが、チャーチルは自分で書いている。そして文書はキメの所では頭韻を踏んでいたり技巧が凝らされていてさながら詩のよう。さすが回想録でノーベル文学賞を取った人だなと舌を巻く。
その後、ゼレンスキー、ケネディ。。。と続くが、本書、この並べ方も工夫が凝らされている。読書の秋にじっくり読みたし。
帰宅すると今日も休みの息子が夕飯を作ろうとしていたが、とある食材が悪くなっていて頓挫しているところ。アドリブが聞かず困っていたので選手交代。鶏肉とほうれん草とアーモンドをごま油で炒め塩コショウした炒め物。速攻で作ったが美味なり。
何だか疲れているのかすぐに眠くなってしまい、20時ごろ寝る。ここは何処?私は誰?のようなていで23時ごろ一度目ざめ、入浴し、また眠る。0時過ぎ。
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