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ヨシムラタカシバンドの『始まりのメロディー』を聞いた

 朝、玄米と昨夜のうどんの汁ときんぴらごぼう、ぬか漬け。

 現場が終る。普通、現場が終って埋め戻される様は達成感と共に得も言われぬ快感があるが、時々、そうされるのが惜しいと思うものもある。掘りあがりの遺構に美しさを感じる時。今回がそうだった。これを多くの、世の中のほとんどの人は見ない。見れない。

 午後から会社に戻り整理作業。明日から来週いっぱいとのこと。

 夕方から急激に冷え込んで寒かった。なので夜はまたうどん(ほうとう)。人参を切らしていて大根を多く入れる。それと豚肉、キャベツ、ちくわ。先日行った酒蔵で買った酒粕を入れたら美味かった。食後、ドラマ『深夜特急~飛行よヨーロッパ編』を見た。

 実はこのところ先日、国立地球屋で見て鷲掴まれたヨシムラタカシバンドを聞いている。最高だった。自分にとって日本語のロックを聞くという事は未知の詩人に出会うということでもある。プロフィールに日本語を一生懸命に歌うとある。YouTubeで探したら先日も売っていた彼のアルバム『始まりのメロディー』がフルにあって、一度も飛ばさず通して聞いて圧倒される。これは未来の名盤。買えば良かった。大失敗。

 始まりのメロディー - YouTube

特にラスト3曲、『梅園』『父の木』『愛情』に感銘を受けた。ブルース・スプリングスティーンってアメリカ人にはこういう風に聞こえているのではないだろうかと思った。言い得て妙、と思うのだが。

 ↓ライブ映像。はさみ岩って何だろう?

 22時半、就寝。

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出稼ぎ手帳を持っている

 朝、玄米に胡麻をふって、昨夜の具沢山ほうとうの汁で朝食。

 昨日、ドラマ『深夜特急~熱風アジア編』を見ていたら、自分はバックパッカーになろうとしていたのだと思い出した。大学を卒業しても4年近く定職に就かなかった自分は、季節労働者的に働いて、まとまった金が貯まったらアジアの方にでも出かけようと漠然と考えていたのだ。もう30年も前の話。

 一時的なバイトで金が溜まったらそうしようと、実際に寮付の山崎パンのライン作業の仕事に就くことが決まっていた。それで体を壊し東京を引き払い戻っていたいわきの実家から工場に向けて出発しようとしていたその前夜、遺跡のバイトで以前一緒だった女性から電話を貰い「そうするにしても、慣れない仕事でやるより、慣れてる仕事でやった方が良いんじゃない?」と言われ、それもそうだと方向転換したのであった。もう東京に部屋は無かったがその遺跡の会社は寮も完備だとの事だった(飯場だったのだが)。山崎パンに行くについては職安で『出稼ぎ手帳』まで作ったのだった。

 それで一時的な季節労働者として再度発掘の仕事を始めたはずが今に至る。

 ドラマのどこでそのことを思い出したかというと、アジアで場所が変わるたびにその都度変わる安宿でのそれぞれのシーン。似た体験をしたと言うのではなく、後に1年弱暮らした飯場にいた時の気楽さや不安がそっくりだった。自分はあの時、すっかり旅人のつもりだったのだなと分かった。

 何故、こうなってしまったのか(良かったと思っているが)、というとそれまでも別の会社で同じ仕事を4年間していたので、新しい会社(つまり今の会社)では「今度来た新人は何でもできる!」と予想以上に重宝されたこと(知らぬ間に社員ということになっていた)、それとやはり結婚したのがでかい。またこの仕事の本当の面白さを知ったということもある。

 今やっている現場も面白かった。今日で大体終わり。同じようにこの仕事のエロスをもろに感じた以前の現場の事を思い出していたら、それはもう7年前のことだと一緒にやった人に教えられて驚いた。そんな風に時間は過ぎていく。

 昼、現場の隣の餃子の「大阪王将」で餃子定食。最終日は明日だが、一度くらい入っておこうと思った。出て来た定食は餃子が多く、デカい唐揚げが付き、大盛ごはんと卵スープ。こんなに食えん、と思い、言って餃子半分をテイクアウトにしてもらう。

 夜、帰宅する途中、スーパーで花を買う。夕食は息子が作って置いてくれたきんぴらごぼうとぬか漬けで玄米。餃子は息子用にした。食後、『深夜特急~遥かなるユーラシア編』を見た。

 友部さんの『どうして旅に出なかったんだ』と『さまよえる定住者』を聞く。

 さまよえる定住者 - YouTube

 23時半 就寝。

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今日から玄米

 朝、今日から玄米。

 健康を意識してということではなく、白米を切らしていて玄米があるからという、ただそれだけの理由。以前、娘がふるさと納税で定期便とか言うので届いたが前回のやつがまだあるのでとくれたやつ。

 うちで今使っている炊飯器は玄米を炊くときの水の量のメモリがふってないので、昨夜、水の量をネットで調べた。美味しく炊きあがったと思う。

 玄米を食べると"主食"という言葉に俄然実感が増す。白米だと米がおかずをワンバンさせて食べる中継の位置に下がるというか、"従"の立場になる感じがするが、玄米はそれだけで香ばしく正に『主』。ただしその辺はあまりハードに追求しないようにしようと思う。明らかに体に悪そうなもの以外は何でも食べるスタンス。玄米でおにぎりを二個握る。

 現場は大詰めだが自分は掘らずに測量部隊。掘ろうとすると皆に止められる。ありがたいことだが掘れないとやはりつまらない。現場の上からやきもきしながら下を眺めては口を挟む。

 夜、火曜日なので写経。夕食はやはり一汁一菜とはならなくてほうとうを食べる。それと玄米。うどんとほうとうって何処がちがうのかな。今日の麺はほうとう。

 食後、整骨院で借りてきたDVD、ドラマ版『深夜特急・第一便~熱風アジア編』を見る。大沢たかおが若い。また香港の安宿で知り合いになる女の子役のベッキー・チャオが可愛い。このドラマが撮影されたのは90年代のアジアで沢木耕太郎が旅した時のそれとは随分違うのだろうと思うが今はさらに違うだろう。それでも見応えは十分。異国で一人になるあの感覚がみるみると甦る。自分はアジアではなくアメリカだったが。

 23時半 就寝。

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人生相談考

 朝、起きて、ちょっと見の窓の外は曇りで寒そうに感じたが、日が出ると快晴で昨日より暖かかった。週の初日。助かった、という気持ち。

 昨日、友人のライブを見たら曲間のMCで最近人生相談のYouTubeを良く見ているといっていた。

 自分も新聞、雑誌などに人生相談が載っているとよく読んでしまう方で、今、うちで取っている新聞にも色んな人が(高橋源一郎、ヤマザキマリ、ジェーン・スー等々)の人生相談が載っている。世の中には実に様々な悩みがあるものだと思うのと同時にその回答も、実用的だったり、突き放したり、親身になったりと、回答者それぞれの個性が垣間見れて面白い。

 亡くなった伊集院静氏が週刊文春で連載していた人生相談『悩むが花』も好きだった。

 最後に読んだ回の最後に"最近くだらない相談ばかりで、日本人はこんなバカばかりになってしまったのか。こんな連載やめようかと真剣に思うようになった"との捨て台詞があって、本当に次の回から連載が載らなくなったので、何も知らなかった自分はそれで本当にやめてしまったのか。。。と思っていた。病を得ての事とは知らなかった。

 自分が人生相談の回答で凄いと思ったのは天台宗の僧侶で政治家にもなった故今東光氏のそれ。『毒舌人生相談』という本にもなっている。自分は何故、生まれて来たのか、こんな世の中に生まれてきたくなかった云々の相談に、だったら、てめぇ、死ね。との回答。凄い。

 伊集院静氏の人生相談は東日本大震災の時の回答に唸らせるものが多いが、自分はそうでない時の、連れ合いを亡くして悲嘆に暮れているという相談へさりげなくした、周りを良く見ればそういう人は別にあなただけではない、という回答に救われる思いがしたもの。シンプル過ぎる回答だが、自分はそれで世の中が少し変わって見えるようになった。

 仕事は先週の続き。あと三日と思っていたら、四日できるらしい。この一日の差は大きい。

 夜、夕食後、また整体へ。もう炎症は治まり、大丈夫だとのこと。胃、腰、かかと、首など、常に何処かに痛みを抱えていたが今はどこもない。快適。この状態をキープしたい。

 昨日のライブの友人から挨拶メールが来て、また曲をつけるから詩を送って欲しいとあったのでかつて書いた中から二つ送る。押し付けたようでなければ良いが。

 23時半 就寝。

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熱燗でライブ

 寒い。本格的な冬日か。

 朝、出かける時上下ヒートテックにダウンのジャンパーを着て少し大げさなように思ったが丁度良かった。

 午前中、府中公園に"朝鮮文化にふれあう集い~フリーマーケット"をのぞく。以前、パクポーのライブスケジュールを調べていたら見つけて今日それがあるのをを覚えていた。が、彼の出演は13時から。今日その時間は国立地球屋でいわきの平凡’Sを見る予定なので見れず。

 行くとすぐ鐘や太鼓を打ち鳴らす民族舞踊のような行進をやっていて、その他、子供たちの民族楽器の演奏や踊りを見た。早い時間からチジミでマッコリを飲む。寒かった。

 午後、バスで国立に移動して予定通り地球屋へ。平凡’Sの二人&同行と先週の辻堂以来、一週間ぶりの再会。午前中、外にいてすっかり冷えたのでライブ中、ドリンクはずっと熱燗。それに出演者3組とも"熱い"演奏ですっかり温まる。

 ライブ中、日本酒を飲んでいたので、終了後、蕎麦を食べたくなり、やはり鎌倉から見に来ていた友人と蕎麦屋へ行く。ライブが終ったとなるともう夜遅いという感覚だったが、始まりが昼からだったのでまだ18時。昼ライブは良い。詩集のことなど話し合う。

 帰宅して息子用の夕食を作る。豚切り落としで野菜炒め。それとキャベツの味噌汁。

 漬けていたキュウリを上げて味見するとまた少し味がヘンになった気がする。入りぬか、塩を追加して混ぜる、混ぜる。

 ドラマ『下剋上球児』を見る。一日中、外にいたので疲れた。22時半就寝。

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酒蔵に行く

 朝、起きてすぐ深夜に放送された『ベストヒットUSA』の録画を見る。

 ネットでディラン初来日時の武道館の映像が流されると知って予約録画しておいた。曲は『ミスター・タンバリンマン』。へぇ、こんなだったか、と見る。DJ小林克也。番組自体が懐かしかった。

 9時半の開院にまた整体へ行く。"旅人先生"はなんと『深夜特急・テレビドラマ版』のDVD全三巻を用意していてくれた。嬉しい。『深夜特急』は今、斎藤工朗読でラジオでやっていますよ、と教えてあげる。

腰は炎症を抑えるために冷やすことを中心に施術してきたが、もう治まって、これからは温めてくれとの事。冷湿布から温湿布に切り替え。風呂ももう入って良いと言われる。

 帰宅してキッチンの洗い物、洗濯、掃除をするともうやる事がなくなった。ノープラン。なので出かける。古書店をのぞき100円で伊集院静著『機関車先生』を買う。

その後、ラーメンが食べたくなり、ポパイラーメンへ行く。普通のラーメンを選んで食べたが、なんだか足りなくて半炒飯を追加してセット扱いにしてもらう。すると杏仁豆腐が付く。食事中に娘からスマホに電話が来るが、食事中だからとLINEに切り替える。

 食後、特に行く当てもなかったが、そう言えば。。。と思い、あきる野市の酒蔵に行く。息子が少し前まで勤務していた店舗に行く途中にあり、いつも前を通り過ぎていて気になっていた。中村酒造。酒は『千代鶴』。数年前の年末、大晦日の酒に選んで飲んだら美味かった。資料館があり見学もできるようなので一人行くことに。

【千代鶴】奥多摩 あきる野の酒蔵 中村酒造 - 【千代鶴】奥多摩 あきる野の酒蔵 中村酒造 (chiyotsuru.jp)

 着くと駐車場に山梨からの観光バスが来ていて大勢が見学、買い物をしていた。自分は少し離れていて、一行が帰った後、本格的に見学した。古い酒蔵の雰囲気はどこも良い。秋が無い、と残念がっていたが、見るとここらの木々は紅葉が始まったものなのか、終わりかけているものなのか、とにかくきれいで得した気分。『千代鶴』の初しぼりと酒粕を買った。レジでお金を払う時、これも、と、柚子を2個くれた。嬉しい。

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 帰りにスーパーで買い物して、帰宅したら17時頃。冷えて来たので温まりたくて、鍋、水炊き準備する。酒もあるし。

 一人鍋。『千代鶴』は初め冷やで、その後、燗で。フルーティで超美味。今年のボジョレーは。。。と巷から聞こえそうな時期だが、自分はこれで良い。

 買ってきた『機関車先生』を読む。老眼鏡は2.0だが少し遠くなってきて、読書用に一つと2.5を買った。字がくっきりと見えとはこんなだったか、と思う。でもまた進むなと思う。

 22時、就寝。

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旅人先生、おけら先生

 久々の仕事(ような気がする)。一日休んだだけだが。

 現場は様相を変えていて、先日「お宝」が出た遺構が続いている南側の拡張工事が終わっていた。また遺構が沢山出ている。工期は後三日とか。一難去ってまた一難だが腰をやって自分は動けず、ただ見ているだけのような状態。無念である。

 夜、今日も整体に行く。施術後、先生に「お仕事何をしているのでしたっけ?」と聞かれたので「遺跡の発掘です。」と答えると「ああ、そうでしたね。ぼくも世界遺産とか見て歩くの好きなんですよ」と言う。

 「何処の何が一番好きですか?」と聞くと、様々言うのでさらに色々と質問すると、なんでも世界50各国以上を回ったのだと言う。スリランカ、カンボジア、アウシュビッツ、マチュピチュ。。。レゲエが好きでジャマイカ、ゲバラが好きでキューバやボリビア(ゲバラ最後の土地)にも行ったと言う。驚く。自分も昔、ナバホネイションに行ったことがあると言うと驚かれた。

 旅人になったきっかけは大学生の頃、沢木耕太郎の『深夜特急』のテレビドラマ版を見て、というので大体の年齢を知る。主題歌が井上陽水の『積み荷の無い船』のやつですよね、というと、「良く知ってますねー!」と、とても喜んでくれ、そこから一気に話が弾む。

 施術は8時頃に終わったのにそれから閉院まですっかり話し込んでしまった。以前から面白そうな人と思っていたがこんな人だったとは。密かに『旅人先生』と命名す。そう言えばゲバラも医者だった。帰り際、この本を貸してくれた。

 

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 帰宅してPCで作家・伊集院静氏が亡くなったことを知る。この作家の前妻が自分の亡妻と同じ病気で亡くなっているので、勝手に親近感を持って二年前のあの日よりこっち、氏の作品やことばなど様々読んだ。そのことが無くてもその前から氏の小説『いねむり先生』が好きだった。

 氏が妻を亡くし打ちひしがれていた時、そばにいてくれた「いねむり先生」とは作家・故色川武大=阿佐田哲也氏のこと。氏自身も西原理恵子の漫画で「おけら先生」と命名されていて、それも楽しく読んでいた。自分には「おけら先生」がいた(ということか)。

 さよなら、おけら先生。ありがとうございました。

 22時、就寝。

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スピリッツが宿っている

 勤労感謝の日の休日。

 朝、開院の9時半を待ってまた整体に行く。昨日と同様の施術を受ける。

 昨日の朝のあの有様を考えれば大分良くなったと思う。だがオーリングテストをするとまだ炎症が治まっていないとの反応。ピンポイントで炎症のある部分に触れられると、作れと言われた親指と中指のリングに力が入らない。

 オーリングテスト診断法 - 医療法人かわい歯科クリニック (kawai-dental.com)

 これは昔、まだフリーターだった頃に知り合ったメディスン・ウーマン的な女性に教えてもらったことがある。その頃はまだサブカル的な話だとされていたが、こうしてリアルな医療の場で使われているのを直に体験すると隔世の感がある。

 その頃の話で思い出したことはもう一つ。昔、アメリカのナバホネイションに行った時、泊めてもらったホーガンでもその翌日に行ったキャンプでも、出会ったネイティブ人々に"あっちの方に行くと昔の人たちが使った土器のカケラがいっぱい落ちているが、それに触れてはならない"と言われた。その一つ一つにはスピリットが宿っていて、むやみに触ると悪いことが起きるとのことだった。

 自分はもう30年も発掘の仕事をしていて、縄文だ、弥生だ、奈良平安だ、中世だ、江戸だ、明治だ、とあらゆる時代の物を掘りだして触りまくっている。丸っきり信じるわけではないが、今回も祭祀的な遺物を掘り当て、その遺物をハケと竹串でカサコソ、ツンツンしていた直後に腰をやってしまったのであった。やった直後にそのことを思い出した。それと漫画『犬夜叉』。

 犬夜叉 - Wikipedia

 電気をかけられている間、ただの腰痛治療が妄想の中で霊的で壮大な物語に変わる。

 帰宅後はまた院長仰せの通り、じっとしていた。ただし、畳や床に座らず、椅子に座っているのは良いと言われそうする。昨日、あのポーズでじっとしていたのは何だったのか。早く言ってくれ。

 やることも無いのでNetflix三昧。未見だった韓国映画『ミナリ』を見た。

  夜、昨夜の大根と鶏肉の煮物の汁がまだ多めに残っているので、再利用して肉豆腐を作る。豆腐と豚肉、それとみそ汁の出汁を取るのに使った昆布、コンニャクを入れた。最後に刻んだ青葱。動いてはいかんと言われても飯は作る。人間、食わな、生きていけまへん。

 ご飯は先日、娘と行って買った沖縄風炊き込みご飯の素を使ったごはん。それと白菜の味噌汁。美味也。

 テレビで『プレバト』を見る。まだ風呂に入ってはいけないと言われているので、歯磨きだけして 就寝。22時頃。

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この二日間、いかに動かないかが勝負を決める

 朝、起きて腰に激痛。

 こういう時、大体、どちらかに重心をかけておけば痛くない方向があるものだが、今朝は全方位どこに重心を置いても激痛。もう車も運転できない感じ。会社に理由を行って休む旨を告げ、作業員それぞれに電話で指示する。幸い、皆、ベテランでプロなのでそこのところは安心して任せられる。逆に"大事をとって寝ていて下さい"とK君に言われる。下が育つと言うのは頼もしいことだ。

 家の至近に家族で世話になっている痛みを取る専門の整体があってそこに行く。背筋のある一部を押していると微かに歩けるのを発見し、それでゆっくりと歩いて行った。早速にOリングテストで痛みの元を調べると、それは腰や背中ではなく右臀部の脇の辺り。しかも熱は持っていないので温める方が良いと素人判断して風呂に行ったり、温湿布を貼ったりしていたが全て逆。深い所で炎症を起こしているのでアイシングと冷湿布が必要な状態だった。

 電気治療が主だった。いつもはこんなの効くのかいな?と思っているのだが、今日のは効いているのが分かった。また電気をかけるというのでも、ペン先にデカいボールのようなものがついていて、先生がそれを痛みの部分にぐりぐりローリングしてそこから電気の刺激がきているようなやつもやった。これが効いたように思う。

 修復するのにタンパク質が必要と、特別なプロティンを飲まされ、腰バンドの効果的な巻き方、食事指導、寝る時の姿勢の取り方を教えてもらい、令湿布、飲み薬を貰って帰ってきた。この二日間、いかに動かないかが勝負を決める、と言われた。壊れる寸前だったらしい。

 言うとおりにすれば二日~三日で治してやると言われる。数日後に大会があるので、のようなスポーツ選手も相手にしているところ。まだ数日現場が続くので。。。と言ったら、発掘の仕事が何かの競技のような気分になった。明日もまた来いとのこと。

 なので、一日、教えてもらったポーズのまま寝ていた。これも中々につらい勝負。で、夕方に一度起きたらなんとか普通に歩けるようになっていた。このスキにと、大根と鶏肉の煮物を作って夕食を食べる。鎌倉の友人から昨日送ったメッセージにまた返信がきていて、また返信する。

 その後また例のポーズで寝る。そのまま眠ってしまい、目覚めると23時頃で、息子と少し話して、また例のポーズで寝る。じー。知らん人が見たら間抜けな姿勢。オレは勝つ。

 0時頃、就寝。

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六十干支(ろくじっかん)

 相変わらずの腰痛。なんとかならんか。やはり整体に行くしかないか。

 現場は一端終了。後は重機の業者が来て、先週の水曜日に掘りあててしまった「お宝」が出た遺構がある南側をさらに掘り広げてもらう。それまでまた室内で整理作業。

 お宝についてはこの地域のこの業界で、学問的に最も権威ある方が今日見えられて、見てもらったとのこと。「物」には銘が線刻されていて、ただ、年号とかではなく六十干支(ろくじっかん)で書かれていたと教えてくれた。甲戌(きのえいぬ)何年、とか戊辰(つちのえたつ)何年、とか言うあれ。見る人が見れば正しく何年の物か分かる。自分は分からんが。

 干支①六十干支(ろくじっかんし) | 日本の暦 (ndl.go.jp)

 帰宅すると息子がまた夕食を作ってくれていた。クリームシチュー。ありがたい。

 火曜日なので写経。ただ正座までしなくてあぐらで書くにしても、腰が痛くて、途中から立って書く。何だかどんどん悪化している気がする。

 鎌倉の友人からこの歌の詩について感想を聞かせて欲しいと、日曜日の「いわき音楽の日」の動画と、歌詞がPDFで送られてきた。「ミーワムーラ」の『慈雨』という歌。愛妻を亡くした自分にはその悲嘆を癒す漢方薬のような歌だと思って以前から聞いていたが、詩についてと言うので現代詩を味わうようなつもりで、ことばをよく読んで、その思うところを書いて送る。

 入浴後、また湿布。昨日までは温湿布を貼っていたが、今日、鎮痛、消炎が強力なやつを買って来てそれを貼る。さてどうなることやら。

 22時半 就寝。

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チャイ

 朝、マサラチャイを飲む。一昨日、無印良品で買ったやつ。インスタントだが美味い。ナマステな気持ち。

 腰が相変わらず痛い。歩行に支障はないのだが、立ったり、座ったり、しゃがんだりと、動作の度に激痛が走り、現場に行くことはできても掘ったり、土を運んだりは無理。朝礼で皆にそのことを告げる。なので自分は一日、光波測量機のオペレータをやった。

 現場は途中、サプライズなものが出土して中断したり、雨の影響で状況が悪くなったりしたが、なんとか工程に乗った感じ。明日、半日もやれば一端終了できる(と思う)。安心す。

 帰宅すると息子がソーセージをたっぷり入ったホウレンソウバターとコンソメスープを作ってくれていた。なので夕食はそれ&ぬか漬け。いつも帰宅してから自分で料理して、色んなことが、それから、というところ、夕食が早速に済んでしまい夜の時間が長い。息子がまた風呂に行くか?と誘ってくれたが遠慮する。

 朝、チャイを飲んだせいかインドで小林よしのりの『お坊ちゃま君』が大流行しているというのを思い出す。以前から「あの"ちゃま語"はどう翻訳しているのだろう?」と不思議だった。それでネットで調べたが、インドは多言語な上、そもそもどの言葉も知らないのだから、知っても面白さなど分からないだろうと思って止める。代わりに"ちゃま語一覧"というのを見た。こういう言葉を真剣に考え続ける仕事というのは凄いと思った。

 ついでに"ルー語一覧"と言うのもあったのでそれもひとしきり見る。"藪からスティック"、"高嶺のフラワー"、"清水のステージからダイブダウンする"、"馬鹿もホリデー、ホリデー"等々。

 以前に鳥にも言語、文法があることを世界で初めて発見した研究で、その証明にこのルー語の使い方を応用したと新聞で読んだ。シジュウカラ語とコゲラ語のルー語。両者の単語をある語順でミックスして聞かせても両者、反応するが、語順を変えると両者とも反応しない。頭の柔らかい研究者だなと思う。

 入浴し、湿布して早々に寝る。22時頃。

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"いわき音楽の日"に行った。

 朝、まだ腰が痛い。今日は辻堂のMONKの"いわき音楽の日"に行く予定で、さて車で行くか電車で行くかで迷う。

 昨日、大丈夫かと思って娘と長い距離を歩いたらこのありさまなので、乗り換えを含む電車はやばいような気もするし、さりとて同じ姿勢を保持し続けねばならない車の運転もどうかと思う。

 家を出る寸前まで迷い、結局、車で行くことにした。圏央道。BGMはディラン&ザ・バンドの『偉大なる復活』。

 いつもカートの大会で平塚の方まで行っている息子曰く、とにかく海まで行きゃいい、との事だったが、何を思ったか少し手前のインターで降りてしまい、カーナビが無いのでスマホのグーグルマップで行ったら、近くまで行ったものの店のランドマークにしていた辻堂駅の北口に着いてしまう。MONKは南口。そして今度は南口に行こうとした道が渋滞していて、結局、着いたのは開演ギリギリだった。少し待っていてくれたようなら悪いことをした。

 最初が平凡’Sで、次が三ケ田とくにお、最後がミーワムーラの順。皆、良かった。"いわきの日"と言っても、平凡’Sには平の街を、三ケ田とくにおさんには広い意味での"東北"を、そしてミーワムーラには海を感じた。

 終演後の打ち上げにも参加。隣の席がミワちゃんで、対面に村重さんという席だったので、ざっくばらんに長々、色々と話せて良かった。

 関さんに山口洋編曲、弟作詞の『花笠音頭』のCDをあげる。またある友人にと思って持ってきたが会えなかったので、どういうわけでか家に2冊ある『下村誠アンソロジー~永遠の無垢』をミワちゃんに進呈することに。下村さんの『海への風』をいつの日かミーワムーラでカヴァーしてくれないだろうか?(今思いつく)。

 料理も超絶美味しかった。

 自分はいわきに戻ると自然にいわき弁に戻るのにその他の場所では戻らない。こうして周りにいわき弁で喋る人に囲まれていても。心は乾燥ワカメが水に戻されたようになっているのに。それが何だかもどかしかった。

 皆より少し早めに退散してまた圏央道で帰宅。車なので打ち上げでは酒が飲めずにいたので、途中、コンビニでビールを買って行ってフロ上がり、ひとしきり飲む。昨日は娘と焼き肉で、今日はこれ。良い週末だった。就寝0時頃。

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青春は焼き肉店の一日

 未明からディランの『コンプリート武道館』を聞く。凄かった。

  今年はストーンズの18年ぶりのニューアルバムが出て、ビートルズの最後の新曲が発表されて、それでディランのこれ。その三つを聞いてりゃ間違いないとばかりの人生を送ってきたので嬉しい反面、21世紀の中にまだ残っている20世紀の偉大なものが、一斉に終活を始めたのを見るようで複雑な気持ちにもなった。

 午後、前から娘に誘われていた高円寺の焼き肉屋に行く。予約しなければ入れない人気店らしく、夜はだめだったが昼の時間なら大丈夫ということで1:30から。少し早く着いたので二人でドトールで時間を潰していると何やら近くの席から女性の泣き声。何があったのか知らないが一緒にいる男性と店員が二人で慰めていた。見るときれいな人だった。なんだか映画のワンシーンのようだった。色々あるな。

 店は『ここち』。聞くと今年の4月に開店したばかりとか。韓流ドラマに出てきそうなイケメンのお兄さん二人が切り盛りしていて、皿を持って来てくれる度、焼き方や食べ方を指導してくれるのだが、嫌味が無く、美味しく食べてもらいたいという熱意が伝わってきてかえって好感が持てた。娘がお任せを頼べば間違いないと言うのでそうする。確かに。ハイボールとマッコリで食べた。超美味なり。

 【肉道場入門!】自分が旨いと思えるものだけを出す 並でも味は文句なし 東京・高円寺「焼肉ここち」(1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

 食後、高円寺から荻久保まで歩く。中央線の高架下がそっくり歩道になっていて両サイドにコンビニやら様々店があって、ちょっと変わった風景の中を歩く。荻窪では二人で無印良品の店に入って買い物。今、無印良品の簡単食材が種類が多くて見ているだけでも面白く、炊き込みご飯の素、沖縄風豚角煮ごはん(「沖縄郷土料理・じゅーしぃ」)とインスタントのマサラチャイを買った。うちの近くのイーオンの中にも無印良品があるがこんなコーナー無かったな。あってくれれば良いのにと思う。

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 荻窪で娘と別れ帰宅。大丈夫だろうと少し長く歩いたらからか腰痛が悪化。コルセットをしていったのだが。

 ディランの『コンプリート武道館』のキャッチコピーは"あの日のボブがここにいる"だが、無論、今のディランはそこにはいない。なので寝しなに最新の『シャドウ・キングダム』も聴く。『コンプリート~』からの流れで聞くとその音楽の豊潤さが感動的。自分は近親憎悪的に時にくさしてしまうディランだが、やはり同じ時代に居合わすことができて幸運と言うべき人だろう。朝が78年の『コンプリート武道館』で夜が最新の『シャドウ・キングダム』だと、その間の時間に自分の青春期から今までの人生がすっぽり収まっている。青春は焼き肉店の一日か。

 23時半、就寝。

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早退して風呂

 朝から雨。出勤時のカーラジオからはヴァン・モリソン&クリフ・リチャードの「When the God shines  His Light」だった。臼井ミトンの『金曜ボイスログ』。

 「When the~ 」は89年発表の名作『アヴァロン・サンセット』の一曲目で、それは昔、自分と故下村さんとのアメリカ旅行の時、ウォークマンで聞いたBGMの一枚。ニューオリンズのキヨスク?のようなところでカセットテープで買った。なのでこの前奏が流れただけで多摩川がミシシシッピリヴァーに変わるのであった。"サンセット"なのに良い朝だった。

 Whenever God Shines His Light - YouTube

 仕事は午後から晴れるとの予報もあって、昨日の段階では午前中は整理作業しながら待機し午後から出動という話であった。だが結局、現場は中止で、パート作業員の室内での整理作業も午前中で中止。未明にかなり降ったので心配で現場に見回りに行くと北壁にクラックが入り崩壊寸前で危険な状態だった。市に報告するとその対処と来週のことは追って連絡するとの事。そんなら、と、一端、会社に戻り腰痛が酷くなってきたのでこの機に大事をとって早退する。

 帰りがてらスーパーに寄ってアジフライ等買う。昼食はそれ。

 午後、"お風呂の王様"に行く。湯治。炭酸湯というのがあってそれは高血圧症や心臓疾患、肩こり、腰痛に良いと案内にあるのでそれにじっと入る。それと薬用のサウナ。午後中、そうしていた。普段ならまだ現場で仕事している時間にそんなことしているのは何だか不思議な気持ちであった。それで温まったら腰もさることながら最近悩まされ気味だった胃痛も良くなったよう。"冷え"が原因だったかも。出てコーヒー牛乳。美味し。

 帰宅して夜、菓子など食べていたらあまり腹が減らず、夕食らしい夕食はとらなかった。

 録画してあるドラマ『こたつのない家』を見る。いわゆる"ホームコメディ"というやつ。吉岡秀隆のダメ亭主ぶりが出色と思って今まで見ていたが、小林薫の父親ぶりもなかなか。この秋のドラマではこれが一番かも。見ながら気になっていた布巾やまな板の消毒、除菌をする。キッチンハイター。

 午後に散々入ったと言うのに寝しなに家の風呂にまた入る。暖かくして寝たいもので。21時就寝。

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『エバー・グロウ』

 昨日、掘りだした"お宝"の奥の壁にもう一つ何かがあるのが見えていた。朝、9時から始業のところそれが何なのか知りたくて勝手に早出して早朝から一人掘る。こうなると仕事か道楽か分からん感じ。おもろい仕事を選んだもんだ。結果はこれまた興味深いものであった。

 今週いっぱいと言われていたところ、「お宝」出土で工期は今月いっぱいということになった。だが、後の工程的な段取り上、今手掛けているところはやはり今週中に目途をつけなければならない。なので引き続き、急ぎの作業。はけや竹串などでカサコソする作業とスコップでドカドカ掘る作業。それで昼近く、腰をやってしまう。ぎっくり腰を寸止めで助かった感じだが。。。。夢中になり過ぎて不覚であった。

 昼休み、現場近くのコンビニで稲荷ずしと野菜ジュースを買って食べたが、足りなくて再度行ってクリームパンを買おうとしたら、店員さんに「足りませんでしたが?でもその甘いものを食べれば午後にまた頑張れますよ!」と励まされた。自分はコンビニの店員に話しかけられることが多い。以前も築地の現場に半年ぶりくらに行ったらその近くのコンビニで朝、「久しぶりですね!しばらくお見えになられませんでしたが、何処かに行ってました?」と聞かれた。何故だろう?

 帰宅すると息子が夕食を作ってくれていた。チキンのトマト煮。母親ゆずりの味。今の我が家にピッタリな曲だとコールドプレイの『エバー・グロウ』という曲を教えてもらう。

[和訳] Coldplay - Everglow (Single ver.) - YouTube

その後、娘と電話で話したが、最近、お母さんの葬儀のBGMに流した曲を聞いていると言っていた。3回忌が近いので二人とも色々と感じるところがあるのだろう。

 いつもより早く風呂に入り、入浴後、息子に腰に湿布薬を貼ってもらう。一人暮らしの人はこうした時、どうやって貼るのだろう?と思った。芋焼酎のお湯割りを飲んで早く寝る。クタクタで腰に痛みありだが、マックスで充実した感じ。20時半、就寝。

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ホリプロ

 今朝も胃痛で起きる。朝食は食パンとコーヒー。

 自分の仕事は守秘義務のようなものがありその日の成果をこうしたネットにアップにすることが禁じられている。なので詳細に語ることはできないが、今日自分は地域史の中で重要なものを掘りあててしまった(みたい)。

 午前中、工期が迫られているので発掘作業とは思えぬほど、土木現場のようなノリでガツガツ掘っていたが、あれ?と思いスコップを移植ベラに持ち替えてカサコソ探るとみるみるそれは現れた。ぶっ壊してしまわなくて良かった。それが午前十一時頃。

 午後は文化財課の職員やお偉いさん、博物館の学芸員、館長らが大挙見学に来てちょっと仕事にならなかった。出土したものは早々に記録を採り、取り上げた。もう、後は某市の重要文化財として博物館のガラスケース越しにしか見ることはないだろう。発掘による出土例は全国でも数例、都内では初かも、という話であった。皆に「ホリプロ」として賞賛される(笑)。

 とは言え工期が迫っているので気がはやる。残りの予算の計算もしなければ。金曜日は雨予報もあるし。楽しくなってきた。

 夜、うどん。なんだか心身ともに疲れ、明日に備え、長湯して早めに寝る。21時ごろ。

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赤盤、コンプリート、アナザー

 朝、昨夜の煮物の残りで朝食。毎度書くようだが煮物は翌朝の方が味が沁みて美味い。それとかぶのぬか漬け。こちらもぬか床を治して?以来絶好調な感じ。ぬか漬けはかぶが一番美味いと思う。好みの話。

 今回はのんびりムードでやろうと言われ始まった現場だが予想外の展開になって大急ぎでとなる。掘削の業者は午前中で終わり、午後から皆で掘る、掘る、掘る。何とか期間内に形がつけば良いが。

 帰宅時にサブスクで話題のビートルズの赤盤を聞いた。小学校五年の時、兄が友人から借りてきたカセットテープのそれを聞いたのがすべての始まりだったので、曲順などきっと何らかの感慨があるだろうと思っていたら、あれ?こんな曲は入っていたっけ?となり、帰宅してネットで調べたら、2023エディションとかでremixした上に曲数が増えているよう。赤が前期で青が後期だが、青の最後に今回の新曲が収められていている形。そういうことか。

 それとボブ・ディランの『コンプリート武道館』。小学校六年の時、見栄でお年玉で発売されたばかりの2枚組『武道館ライブ』を買ったのがすべての始まりだったが(どっちやねん)、今回は倉庫に眠っていた当時の来日時のテープが見つかったということでその完全版。LPは8枚組で44000円、CDは4枚組で22000円。その値段だけ聞いて「当時のパンフレットだのポスターだのいらんから、せめて正規版に収められなかった曲だけをまとめた盤をもっと安く売れんのか」などなど散々仕事場で話ていたが、調べたら『アナザー武道館』という商品名でちゃんとそれもある。が、LPのみ。やはりコンプリートを買うしかないのか。ホームページには著名人からのコメントが寄せられていて、友部さんのコメントが秀逸だった。さすが。

ボブ・ディラン|私が選んだディランの1曲 (110107.com)

 火曜日なので写経。夕食はチキンライス。冷蔵庫に缶詰のカットトマトが半分の残っていたのでそれも入れたら、なんだかリゾットのようになってしまった。ただ今胃の調子が悪いので良かったのか悪かったのか。

 Netflixで『無人島のディーバ』の第5話を見た。23時頃、就寝。

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イカ入りの煮物

 今日も寒い。

 今日から現場再開だが休憩用のハウスが撤去されもう無い。掘る場所は攪乱されていて(現代の土地利用等で壊されているということ)遺跡はもうないという話なので、掘るだけ掘ってすぐに終わらせようと言われていたが、掘ると古代の住居跡、柱穴等、多数出て来た。工期は切られている。この部分に無いと言われていたので前半部をじっくり時間をかけてやったのだが。さてどうするか。

 夜、急にイカの入った煮物が食べたくなり、スーパーに買いに行く。最近はイカも採れなくなり、なかなか無く、あっても高いと前にラジオで聞いた。確か少し前に立ち食いソバ屋のような所に入ったら"イカ天"が無かった。今日もスーパーで探したがなかなか見つけられず、無いのか。。。とあきらめかけたら申し訳程度に中国産が一袋ひっそりとあった。早速に買った。あとシイタケは売り切れていてシメジを買う。

 帰宅してすぐに料理。BGM代わりにテレビを点けるとNHK特集の再放送で『命燃え尽きるまで~檀一雄最後の時』が始まったばかりで急いで録画する。ガンで故郷福岡の病院に入院中、残された時間が無い中、口述筆記で『火宅の人』を完成させるまでのドキュメンタリー。以前にも見たがその時は途中からで、ちゃんと見たいと思っていた。檀は無頼派と呼ばれる人ではあるが『檀流クッキング』等、料理本を出すほどの料理上手で少なからず影響を受けた。『火宅の人』もさることながら、初めて見た時、娘たちに送った遺言のような短文からの引用に感じ入り、ネットで全文を読んだことを思い出した。料理後、ネットでまたそれを探し久々読む。"死の太宰、生の檀"真骨頂のような文。

娘たちへの手紙 - TallKing (wikihouse.com)

 煮物は毎度ジャガイモが煮崩れしてしまうので気をつけて調理した。先日、出汁を採るのに使った昆布も残っていたので入れる。自分はごはんを食べず、これをつまみにしてまた晩酌した。今日も昨日に続き芋焼酎。芋焼酎は適度に飲めば体に良いのだとか。体が心配なら飲むな、という話なのだが。

 昨日、録画しておいた『下剋上球児』を見る。

 23時頃 就寝。

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『1984』Tシャツを買った

 今日も寒かった。 

 先週見逃した映画『SISU』を見た。"斧一本で爺さんがナチスを倒す映画"とその時書いたが間違い。"斧"ではなくて"ツルハシ"。この映画においてその違いはとても大きい。

 また先週行った時、書店で早川書房と創元社のコラボTシャツ販売のコーナーを見つけたがまたそこにも行って、ジョージ・オーエルの『1984』Tシャツを買った。

 HAYAKAWA FACTORY│オンライン書店e-hon

『ナイル殺人事件』『そして誰も居なくなった』『ソラリス』やカート・ボネガットのイラストの物まで、多々ある中、買うならディックの『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』か『1984』と思っていた。『電気は~』のTシャツは人気らしくて、先週来た時はあったが今日見たらもう無かった。それで『1984』にした。商品券があったのでそれで買う。 

1984

 
 帰り道、また『らじっく』に寄ってクジラ丼を食べた。食後、夜の晩酌用にクジラベーコンを買う。

 帰宅してからはずっと本を読んでいた。映画『キラーズ・オブ・フラワーズ』の原作。映画もそうだが原作も素晴らしく読むと止められない感じに。途中晩酌休憩?しながらもひたすら読み続け22時頃、読了す。映画はネイティブ・アメリカンからの視点で描かれているが、原作は追跡する捜査官の視点で書かれている。アメリカは(この大地は)はなんと邪悪なものに満ちている事か。これをああいう映画にしたスコッセジの意図を考えた。

 23時 就寝。

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急に寒くなる

 朝、起きて昨日の味噌汁と納豆、卵で朝食。豆腐とワカメの味噌汁だがじっくりと昆布で出汁をとったものなので美味い。

 朝、毎度土曜日朝のピーター・バラカンのラジオを聞くと『ジョウニ・ミッチェル特集』だった。ジョニーじゃなくてジョウニ。PCで聞くのだが画面にそうあった。そうなのかな、本当は。

 天気予報通り急に寒くなった。一昨日くらいまでTシャツでいたのに。この週末は12月初めの寒さだとか。色々な事がついて行かない。出かける意欲も急激に失せて基本、家にいてCDや本の片づけをした。それと読書。

 10時頃、娘と電話で話すと高円寺に美味い焼き肉屋を見つけたので行こうと言われる。来週の土曜日にということにして予約を入れてくれるように頼んだ。近いうちに韓国に行こうと話す。後は映画その他、世間話。

 あまり引きこもってばかりいてはいけないと、昼食後、買い物がてらドライブに出かける。そしてもう何年も行っていた某大型古書店が無くなっているのを知る。

 思えばこうした古書店が無くなるのをもう何件見届けたろうか。元々、こうした大型古書店の隆盛で個人経営のようなそれが無くなっていったのだが、ネット通販が当たり前になって遂に順番が回ってきたと言う感じか。やることがない休日は夫婦でそうした店をハシゴして欲しい本を探したり、なければないで別なのを買って、それでいい休日と思って過ごしていた。なので寂しい限り。

 夜は鍋。急に寒くなったので。

 白菜鍋の素、というのを買って来てそれで作る。作り方のところにある量の白菜を入れるととんでもなくがさばって一瞬、大丈夫か?と思うが、茹でるうちに菜がしんなりしてきてきれいに鍋に収まる。後は豚肉、人参、シメジ、カブの葉(余っていたので)等々投入。ごはんは無しで、昨夜と同様、『八王子城』の燗酒と共に食す。美味也。

 食後、酒にまつわる詩だけを集めたブログがあって、ひとしきりそれを読む。十年以上前に見つけ時々読むのだが、ずっとなくならずあるので嬉しい。中に諏訪さんの詩もある。

 sake14 (haizara.net)

 今夜の風呂は"草津の湯" 23時就寝。

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そぼろ大根で飲む

 朝、昨夜作り寝かせておいたそぼろ大根を食す。予想通りとても美味しくなっていた。3~4cm厚の大根を三つ煮たので一つを食べ、残り一つは息子の夕食に、もう一つは夜の晩酌の肴にしようと決める。

 外は曇っていたが今日はこれから下り坂との予報。午後には雨になり、そしてこの雨は寒さを呼び込む雨になるとかで、週末は12月初めの寒さになるという。いくら何でも。。。。と言う気がする。昨日まで「夏日」と言っていたのに。せっかく秋を堪能しようと頭の中を色々とリセットし始めていたというのに。

 仕事は現場が中断していて会社で整理作業だが、来週の月曜日からまた再開するのであまり大きく"店"を広げられない感じ。そして今日は去年末から年度末にかけて自分がやった現場で出土した黒曜石の納品もした。11時半頃、会社を出て、収めて昼休みを挟み会社に戻る頃は13時過ぎ。ラジオを点けると臼井ミトンの番組でヴァン・モリソン特集をやっていた。音楽コラムのコーナーが以前の9:20分から13時に移動したとのこと。『ブラウン・アイド・ガール』『クレイジーラブ』等。得した気分。

 仕事が終わり、帰宅時、買い物に行き純米酒『八王子城』を買う。ここ数年、日本酒というと『磐城壽』か『甦る』だったので、たまには地元の酒も良いだろう。そして帰宅して何はともかく朝思った通りにそぼろ大根で一杯飲んだ。至福。予報通り午後から雨になって寒くなったので燗酒で温まる。

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 家の前で拾ったまだ若い落ち葉を昨日買った図鑑で調べながら飲んでいると、山形の弟から写真付きのLineがあり、なんでもHEATWAVEの山口洋さんから"作詞家デヴューおめでとう"とコメント付きで花笠音頭のアナログシングル盤が送られてきたとのこと。A面が弟作詞の『花笠音頭』でB面が北原白秋作詞、中山晋平作曲の『砂山』。そのクレジットを見て爆笑す。

 その後、読書しながらまた寝落ち。息子が帰ってくる頃に起きて、おかずがそぼろ大根だけでは足りなかろうと思い、ホーレンソウバターベーコンを作る。本当はレモンを絞りたいところだが今家に無いので諦めた。それと昨日から鍋に浸してある昆布だしの汁で豆腐とワカメの味噌汁も作る。

 酒を買いに行った時、実は入浴剤も買っていて、今夜は箱根の湯。

 23時頃、就寝。

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"Leaf"つながり

 トマトが高い。ラヂオでは最近少し野菜の値が下がったと言っていたが。毎度は食べれなくて、この頃はジュースを飲んでいる。

 先日の神保町のライブで河口君の『完熟トマト』をスナフキンサウンドで聞いたら知っているそれと同じ曲と分からなかった。それで確認するようにCDを聴いたらアルバム全体が今の季節にふさわしいオーガニックな好盤で、もう一つのアルバム『Leaf』とともに今日は車ですっかり聞き込んでしまった。秋といっても"夏日"といわれるような暑さがまだの残るここ数日なので、これからもっと秋が深まればさらに聴きごたえが増すように思える。

 それと誰か歌のようにトマトを手土産に訪ねてきてくれないかしら。

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 また今日書店で『見わけがすくつく樹木図鑑』(宮内泰之監修 成美堂出版)という本を買った。

見わけがすぐつく樹木図鑑|成美堂出版 (seibidoshuppan.co.jp)

 これも編集が『下村誠アンソロジー・永遠の無垢』の大泉さんで、以前フェイスブックで紹介されていて、一見して欲しいと思っていた。自分は恐ろしく自然についての知識がない。野鳥観察をするようになってから、多少、鳥の名前や鳴き声は分かるようになったものの、花や木々の名前はからきしだめ。今はスマホのアプリがあるので写真を撮ってすぐ検索できるのだが、あれはどうしてなのかその場のことになってしまい何も覚えられない。

 本はハンディでしかも葉っぱの形でそれが何の木のものであるが調べられるようになっている優れもの。河口くんのアルバムと共にこの秋の楽しみが増えた感じ。"Leaf"つながり。まずは家の前の公園の落ち葉からと思う。

 今朝、未明に帰ってきた息子だが、夜、帰宅すると案の定夕食はいらないとのこと。なので昨夜に続きうどん。ただ食後、思い立って大根を煮た。挽肉ととともに醤油、みりん、砂糖で煮て、片栗粉でとろみをつける。最後に刻んだ九条葱をふって出来上がり。一晩おいておけばさらに味が沁みて美味いだろう(酒のつまみに最高かもしれない)。

 NHKで福山雅治がペンシルバニアのマーチンギターの工場を訪ねる番組を見る。

 23時 就寝。

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『Now and then』あれこれ

 朝、昨夜の八宝菜(もどき)の残りで弁当を作る。ごはんにすきやきふりかけ。

 朝、玄関を出て階段を降りると目の前の小学校からまた合唱の声が聞こえる。一日の始まりのこれは本当に良い。

 仕事は今、一時中断している現場にK君と二人で残土山にかかっているブルーシートを剥がしに行った。現場は半分が終った状態で今日からその掘った部分を埋めてもう半分(つまり残土山の下)を掘る業者が入る。その準備。それだけやって早速会社に戻る。他のメンバーは主に出土遺物の洗浄。自分は原稿かと思ったら現場の断面図に修正箇所があるのが分かり、午後から急遽、それをやる。図面の仕事は好きなので集中してやったらあっとい言う間に時間が過ぎた。

 休憩時間、ビートルズの新曲が『Now and then』なのでその題名でPCを検索していたら突然、故下村誠が諏訪優さんについて書いた文章が出てきて驚く。

 Now & Then vol.6-14 (moto.co.jp)

 この『Now and then』は佐野元春関連の雑誌か何かなのだろうか?多くのライターが文章を寄せているが探すと下村さんが書いたものがまだ他にもある。1990年から1992年頃の文章で、それは思えば自分がフリーターで四六時中下村さんと一緒にいた頃なので、読むとなんだかあの時代の空気が甦ってきてまさしくこちらも『Now and then』であった。

 帰宅して今夜も息子がいないので気楽。簡単にうどんを作って食べる。ただ食べ終えると冷蔵庫、その他に色んなものが無いのに気付き、散歩がてら近くのスーパーまで買い物に行く。東京は星が見えないとよく言われるが、東京と言ってもこの辺りは郊外なので田舎程ではないが良く見える。きれいだった。

 昼間、会社で諏訪さんについての下村さんの文章を読んだので、以前、自分が諏訪さんの墓参りをした時にブログに書いた文章を久しぶりに読んだ。このブログに書いたものをもう一つの方に移したものだが、こちらのブログにはまだ諏訪さんについて書いたものが散在しているので、いつか編集して一つにしたい。

詩人の墓  2016/1/10|The Basement Texts (note.com)

 てなわけでこちらも久しぶりに諏訪さんの『東京風人日記』を手に取る。書かれているのは80s末頃。自分らガキを相手にしてくれていた時、諏訪さんはこんな日常を送っていたのかと、こちらも当時の空気感が満載。これも『Now and then』。

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 読書して、22時半、就寝。

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八宝菜(もどき)

 未明に激しい雨の音がした。起きてしばらくは窓の外は暗かったのだが、そう思っているうちに日が差して明るくなった。雲の動きが早い。天気予報を見づとも大気の状態が不安定なのが分かった。昨日の麻婆豆腐の残りとチャーハンで弁当を作る。

 仕事に出かける前に息子と話し昨夜のコールドプレイのライブの様子を聞く。会場の様子や演出の一部を撮った写真や動画を見せて貰った。随分と満足したようで何よりだった。翻って小さなライブハウスやお店ではなく、こうした大きな会場で外タレのコンサートを自分が見たのは誰が最後であったろうか?と考えた。ちょっと思い出せない。

 仕事は一日会社で整理作業。現場が一時中断しているのは不本意だが溜まっている内勤の仕事もあってそれを一気に片付ける。

  夜、帰宅してなにはともあれ火曜日なのですぐ写経する。書いていると玄関の音がして息子が帰って来る。あれ?今日は通し(早朝から夜遅くまで)ではないのか?と思って夕食の支度をしなければ、と思う。写経し終わってからのんびり作れば良いと思っていた。

 豚肉、白菜、人参、シイタケで八宝菜(もどき)。ウズラの卵とヤングコーンでも入ればちょっと本格的な感じになったのに、と思う。我ながら美味い。息子が"丼"にして食べたいというのでそのようにした。自分は"別々"にして食べた。それとキャベツの味噌汁。ぬか漬けも。カブとキュウリ。

 録画したまま未見だったNHK・ファミリーヒストリーの吉岡秀隆の回を見た。母親が吉岡に決して語らなかった、医師を志した叔父がいて、その人は戦争で非業の死を遂げていた。また志半ばで結核で倒れた宝塚の女優だった叔母、複雑な生い立ちながら優秀で北海道で修業し医師になり、お金のない人には無料で診療したという医師の祖父もいた。『北の国から』『Dr.コトー診療所』。。。吉岡が演じた役柄に不思議な縁を感じる巻であった。

 うちは父方はわかっているが、母は養女だったので「血」という事で言えばミステリアスな部分がある。あまり大げさなことは言いたくないが。

 韓国語の勉強、読書していつもよりはやく22時、就寝。

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子供ら、コールドプレイへ

 朝、昨日の残りのシチューとごはん。パンにしようか迷ったがごはんにする。天気は薄曇り。寒暖差ということではなく何を着て行けば良いか分からない感じ。長袖を着ていると蒸し暑く、半袖だと寒い。

 通勤時のBGM、車でジョン・レノンの『マインドゲームス』を聞いて行く。昨夜、ライブを疑似体験した余韻が冷めぬまま(笑)

 現場は一時中断ということになって全員で会社で整理作業だが、朝の内だけ、K君と二人で現場ハウス内の撤収に行く。次の掘削の事情で休憩所にしていたハウスを撤去することにしたらしい。だから再開後は休憩所無しということになる。これから寒くなると言うのになあ。すぐに会社に戻り一日写真整理をした。個人的には濃い週末を送った明けの月曜日にこれだと自分のペースでできる作業なのでてとても助かる。午後にまた府中に請求書を持って行った。

 夜、夕食は麻婆豆腐とチャーハン。なんだか中華料理屋にいるようなメニュー。また漬けたままのカブとキュウリを上げて味見すると、ぬか漬けが大変に美味くなっているので驚く。冷蔵庫で冷やし、本格的には明日の朝食べよう。

 息子は今日仕事は休みだがコールドプレイのライブを見に東京ドームに行っているので、自分一人。娘も行っているようでSNSで会場の写真を送ってよこす。実はコールドプレイってあまり知らない。散々、音楽漬けにして育てた息子と娘だがこういうの、追い抜かれたというのか。

 思うに2000年からこっちにデヴューしたバンドでずっと追いかけて聞いているバンドってあるだろうか?邦楽は古いのも新しいのもなんでも聞く方だが、洋楽のロックバンドはほとんど(全くかも)聞かない。考えたことがなく今気づく。コールドプレイか。もう大御所なんだよな。

 
 見逃したドラマをTverで探して見ているうちにこれではいかんと思い、韓国語勉強をする。その後、読書。読んでいるうちにまた寝落ちしてしまったようで、深夜に帰宅した息子に起こされ、ちゃんと寝る。

 0時半頃、就寝。

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ライブ三昧な一日

 今日は朝のルーティーンを済ませた後、夕食用にクリームシチューを作って、午後は神保町へ"下村誠17回忌ライブ"を見に行った。

 4年前、13回忌ライブというのがあって大変な盛り上がりだったのだが、それをキッカケに起こった一番大きなことは、やはり下村さんのバックバンドだったスナフキンが活動を再開したと言うことだろう。20代の自分の青春期のBGMとして下村さんの歌とこのバンドの音はあったので、聞くと心が乾燥ワカメが水に戻されたようになる。

 今日のライブでは下村さんの曲以外には河口君の曲が良くて感慨深かった。ザ・バンドは最初ボブ・ディランのバックバンドだったが、その後、独立してザ・バンドになった。河口君の『完熟トマト』(かな?)がスナフキンサウンドで歌われるのを聞いて、これからそういう風になっていけば良いのだなと思った。またあっちゃんが歌う『ガレキの海を漕いで行く』はもうあっちゃんの歌だなあ、と思った。かっこ良かった。

 それと仙台からバンドと一緒に来たラリー。バンドで聞くのは初めてで感動する。『Beautifl Nancy』『夜想曲』『Stardust Blues』『Mr FreeBird』の4曲。特に『夜想曲』。以前、何処かに書いたが、下村さんが亡くなった時、雨の夜に妻とドライブに出かけ車で聞いて二人で号泣(本当に声を上げての号泣)したナンバー。思い出して今日も涙腺がやばかった。

 それと13回忌ライブ以後に起きたエポックは『下村誠アンソロジー~永遠の無垢』という本が出来たことで、その編者の大泉洋子さん(本と共にネットに名前があるから実名でも良いでしょう)に再会できたことも良かった。

 途中、本の紹介で彼女がMCするコーナーがあったがAmazonのカスタマーレヴューに友人の山ちゃんが書いた文章が読まれて我がことのように嬉しかった。コンサート後、聞くと彼が書いた文章に編者としていたく感激したようで、自分も、一度恩師も含め会えたら、、、と話す。この本に関して大泉さんはいつも"自分一人の力で出来た本ではない"と謙遜するが、ではその協力者(自分も含めて)がこの本を作れたか、というとできないわけで、改めてその情熱に感服す。この17年間、誰も触れなかった下村さんの死んでしまった部分を文字通り生き返らせた本。編集者って凄い仕事だなと思った。

 14時開始のライブは17時で終わり、急いで帰って夜は、山口洋×仲井戸麗一×矢板瞳のインスタラブ"My life is my messege"を見た。弟が作詞した『花笠音頭』を3人が歌うのを聞き、またチャボさんが弟の名前を連呼するのを聞いて呆然とする。見終わり弟に電話して、"事故や病気に気をつけろ"と言う(笑)。まさか、ここで一生分の幸せを使い果たしたんじゃないだろうな、と思って。

 その後、弟とビートルズの新曲について話した後、YouTubeでこれを発見。一聴(一見)しこれにも感動す。

 【完全妄想】ジョン・レノン幻の来日 セットリストガチ予想【ライブ疑似体験】 - YouTube

 何だか今日はライブ三昧な(最後は疑似だが)一日だった。

 日本シリーズは阪神タイガースが38年ぶりの日本一に。

 23時半、就寝。

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インスタでトークライブを見た

 昨日見逃した、斧一本で爺さんがナチスを倒すフィンランド映画『SISU~不死身の男』を今日見るかどうか朝から悩む。イーオンモールの無料券はまだあるので本当に時間に行けばいいだけなのが、昨夜、あれだけ重厚な物語を見た後なのでまだその余韻に浸っていたいという気持ちもあった。

 結局、行くのは止めてほぼ一日、昨日買った原作本『キラー・オブ・ザ・フラワームーン~オセージ族連続怪死事件とFBIの誕生』を読んでいた。またNHKの"らじるらじる"で先週聞いたピーターバラカンの番組のロビー・ロバートソン特集(後編)をまた聞いた。

 昼前に一度散歩がてらに出かけ、二つのスーパーで買い物。主に野菜を中心に買う。ぬか漬けの味がヘンになり"治した"のだが、施術してからまだ何も漬けていない。キュウリ、カブを買う。カブを漬けるの初めて。

 昼はパスタ。タラコスパゲティ―の素があったのでそれで食べる。

 夜、19時から山口洋さんの"My Life is My massege"のインスタライブがあり、それを見る。ライブ、と言っても演奏は無くてトークライブ。震災以降、山口さんは相馬の復興支援の活動をずっと続けていて、今回のトークライブは"福島を語る"というもの。今年、バイクで福島、太平洋沿岸の6号国道を北上した時に撮った写真を見せながの話だったが、自分も良く行った(今も良く行く)場所、またかつては良く行ったが原発事故以降、行かなくなってしまった場所の"今"を見せて貰って様々な感慨を持った。特に岬公演の潮見台は一時退院してきた妻がまた病院に戻ると言う前日に、いわきの海が見たいというので家族で出かけ、最後に家族写真を撮った場所。山口さんがそこからの海を超絶褒めていて、それだけでなんだか勝手に慰められた。明日は仲井戸麗市と矢井田瞳を迎えてのLiveとか。19時から無料(投げ銭あり)。また見なければ。

MY LIFE IS MY MESSAGE 2023、開催します! | ROCK 'N' ROLL DIARY (no-regrets.jp)

 見終わって日本シリーズ。オリックスが勝ってこれで3勝3敗のタイ。初戦に打ち崩された斎藤が今日は完投で14奪三振のシリーズ記録。日本のエースの意地。良いシリーズになった。

 夕食は炊き込みご飯とカブの葉の味噌汁とぬか漬け。昼頃漬けたキュウリとカブをあげて食べると、まあ、なんと美味しい。治ったみたい。良かった。

 寝しなにスマホYouTubeでこれを見て爆笑する。

 【ジョン・レノン】奇人 変人 エピソード 50連発 バカ?or 天才?レアエピソード満載! - YouTube

 0時頃、就寝。

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映画『キラー・オブ・ザ・フラワームーン』を見た

 朝、起きてすぐ日の出のイーオンモールに行く。映画『SISU』を見るために。斧一本で爺さんがナチスを倒す映画だとか。見たい。

 だが早めに着いてしまい映画館が開くまで1階の食品売り場を散策して時間を潰す。家の近所のスーパーとの値段を比べたりしながら。そして9時半上映開始なので9時頃、3階の映画館に行くと、なんとその予定は昨日までのもので今日から新作がかかるから『SISU』は午後3時からの上映になったとか。ガーン。朝、もう一度時間を確認してから出てくれば良かった。

 なので諦めて帰宅。帰り路、車のラジオで臼井ミトンの『金曜ボイスログ』を聞くと昨夜配信開始になったビートルズの新曲をかけていた。ミトン氏はまさか自分がラジオのDJとしてビートルズの新曲を紹介するなどということがあるとは思わなかった、、、と感慨深げ。なるほど。

 朝、行きは車内の暖房を点けて行ったのに帰りは冷房を点けた。日が昇った途端にそんな有様。予報では今日は夏日になるとか。

 帰宅して休みの息子に事情を話すと、なんでも息子はスコッセジの新作『キラー・オブ・ザ・フラワームーン』を見たいのだとか。それで調べると今行ったばかりのイーオンモールの映画館で17時から上映がある。それで一緒にそれを見に行こうと言う話になる。朝(今)、行ったのは何だったのか(笑)。

 それまで家のことを様々やった。布団を干し、ベランダの鉢の植え替え等々。朝の目的が空振りだったとは言え、早かったので帰宅した時、まだ10時過ぎだった。陽ざしが気持ち良く色々できてかえって良かった。

 夕方、再度イーオンに行き、映画『キラー・オブ・ザ・フラワームーン』を見た。

映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』公式サイト (kotfm-movie.jp)

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 映画の内容は語らない。ただデニーロ、デカプリオが喰われるのを初めて見た、とだけ言う。食ったのはデカプリ演じる主人公の、オセージ族の妻を演じたリリー・グラッドストーン。そしてその妻が夫に嵐の音を聞かせるシーンが印象的だった。雷鳴と、雨や風の音。嵐には力があるのだと言って喋ることを禁じる短いシーン。そして映画が終わりエンドロールの最後の最後(本当に最後の最後)にまたこの嵐の音がかかる。

 ボブディランのローリングサンダーレヴューのLive盤『激しい雨』の昔のライーナーノートにそのツアーの名はネイティブ・アメリカンの偉大なメディスンマン、ローリングサンダーから由来され、その名には『真実を語る』という意味があると書かれていた。部族によって違うかもしれなが、もし、ネイティブアメリカンの人々に雷の音に関してこうした感受性が共通なら、これは随分考え抜かれた映画だなあ、と思った。音楽、サウンド・プロデューサーはこの夏に亡くなったばかりの元ザ・バンドのロビー・ロバートソン。さすが。

 帰りの車中その話をすると、息子曰く、「自分も小さい頃、いわきの家で同じことをされた」とか。夏の帰省中、物凄い雷が鳴って、縁側の廊下の窓越しに椅子を並べ、家中の電気を消し、ひいおばあちゃん、おばあちゃん、伯父さん、お父さん、お母さん、妹、皆で雷を見た(聞いた)のだとか。うーん、確かにそんなことがあった。なんてネイティブ・アメリカン的な一家だったことか(笑)。

 帰宅して買ってきた原作を少し読む。パンフレットを買おうと売店に行ったら、今回、この映画に関しては配給元が刷ってないと言われて原作本を買ったのだが、読むと早速に引き込まれる。

 0時頃、就寝。

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『Now and then』を聞いた。

 朝、今日も胃痛で目覚める。寝ていると痛くて起きると治まる。逆流性食道炎(だっけ?)。以前、同じ症状の時言われた。

 昨日、調査的な仕事は終わって今日はK君と今後のための測量杭の移動をやる。UさんとOさんは休み。その作業も午前中で終わり、午後は会社に戻って整理作業。K君も有休を使って午前中で帰るとか。午後は会社で写真の整理をやる。すると市の担当から連絡があり諸事情が重なり現場は一時中断で来週は出来ず再来週からとか。了解す。良くあることだが工期も短くなると言われたり延びたりでどうなってんだか。

 夜、自分はまたうどん。日本シリーズの第5戦。オリックス2点先行のところまで見ていたが、途中で寝てしまい、帰宅した息子に聞くと今日は阪神が勝ったとか。えっ!と驚く。いいとこ見逃したか。

 その後はすぐに寝ず、今夜23時にビートルズの新曲が世界同時配信と言うのを思い出し23時にそれを聞いた。『Now and then』。

https://youtu.be/mZN-__Dn638?si=oCcOz-MO3sL_sbqL

 昔、95年頃、『GU』と言う雑誌に『Free as the bird』と『Real love』がリリースされた時、かなり長い感想を書いたことがある。↓はその冒頭に書いた詩(のようなもの)。

 "その豪華客船は激しい暴風に見舞われ、厚い岩盤の上に座礁されたまま長い間放置されていた。その残骸はいつしか港から見える景色にすっかり同化して、海が凪ぎ、雲のない夏の澄み切った夏の朝などには、水平線の彼方にまるで古代の神殿か何かのようにその神々しい姿を微かにのぞかせた。昔を知る村の大人たちは目を細めてそれを眺めながら、その船での旅がいかに素晴らしかったかを何かにつけ繰り返し子供たちに話て聞かすのだった。そのせいで村の物心ついた子供たちは皆、すっかりその船の昔に夢中になった。それは一つの神話だった。子供たちは時空を超え、まるで自分たちもその神話の船で栄光の航海に参加していたかのような想いを抱いて成長した"(『神話、あるいは微かな船』)。

 文章の締めは

"ビートルズと言う船はもうかつてのように栄光の航海などはしない。ただ昔の乗組員たちが集まってちょっと近場の海を一回りしただけである。ただ決してもう動きはしないと言われていたいた船が海上を動く姿は一枚の絵のように美しい。神話はこれからも子供たちを夢中にし続けるだろうし、何年か先には今回のこともその神話の一部に含まれる筈である"と、ある。

 今回はまた一人乗組員が欠けている。ジョージ・ハリソン。一聴し、今回の曲に併せたジョージのギターのテイクが残っていて良かったと思った。

 0時近く、就寝。

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日本シリーズ、面白い。

 今日から11月。9月、10月、12月は歌や小説の題材になったものが多い(気がする)が11月はあまり思い浮かばない。全然、無いわけではないと思うが。(ガンズ・アンド・ローゼス『ノベンバー・レイン』とか)

 現場の期限が急に短くなるようなことを言われて、作業員含め、心配、憤慨ひとしきり。中途になってもこちらに責任のあることではないが、やはりやるならちゃんとやりたい。今日で現場の半分が終わり今までの予定で行けば予定通りなのだが。まあ、掘って見なければ分からない世界だから静観していよう。

 胃の調子が悪いのが相変わらず。なので朝昼晩と小食に徹す。夜はうどん。少し、胃が小さくなってきたのか1杯で満腹。ダイエットにもなっているかも。

 夜、日本シリーズ、オリックス2勝、阪神1勝の第4戦。3対3の9回裏、バッテリーエラーで迎えたピンチに中嶋監督あえて4番を前に2者連続申告敬遠しての満塁策。カウント2-3になって押し出しサヨナラかという1球を阪神4番大山が見事ヒットでサヨナラ勝ち。両チームミスが目立ったが見ごたえのある良いゲームだった。これで2勝2敗のタイ。先日、ラジオの聴者アンケートをやっていて関東圏は今回の日本シリーズ、見てない人が多いとか。面白いのに。

 23時半、就寝。

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