朝、起きてすぐ日の出のイーオンモールに行く。映画『SISU』を見るために。斧一本で爺さんがナチスを倒す映画だとか。見たい。
だが早めに着いてしまい映画館が開くまで1階の食品売り場を散策して時間を潰す。家の近所のスーパーとの値段を比べたりしながら。そして9時半上映開始なので9時頃、3階の映画館に行くと、なんとその予定は昨日までのもので今日から新作がかかるから『SISU』は午後3時からの上映になったとか。ガーン。朝、もう一度時間を確認してから出てくれば良かった。
なので諦めて帰宅。帰り路、車のラジオで臼井ミトンの『金曜ボイスログ』を聞くと昨夜配信開始になったビートルズの新曲をかけていた。ミトン氏はまさか自分がラジオのDJとしてビートルズの新曲を紹介するなどということがあるとは思わなかった、、、と感慨深げ。なるほど。
朝、行きは車内の暖房を点けて行ったのに帰りは冷房を点けた。日が昇った途端にそんな有様。予報では今日は夏日になるとか。
帰宅して休みの息子に事情を話すと、なんでも息子はスコッセジの新作『キラー・オブ・ザ・フラワームーン』を見たいのだとか。それで調べると今行ったばかりのイーオンモールの映画館で17時から上映がある。それで一緒にそれを見に行こうと言う話になる。朝(今)、行ったのは何だったのか(笑)。
それまで家のことを様々やった。布団を干し、ベランダの鉢の植え替え等々。朝の目的が空振りだったとは言え、早かったので帰宅した時、まだ10時過ぎだった。陽ざしが気持ち良く色々できてかえって良かった。
夕方、再度イーオンに行き、映画『キラー・オブ・ザ・フラワームーン』を見た。
映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』公式サイト (kotfm-movie.jp)
映画の内容は語らない。ただデニーロ、デカプリオが喰われるのを初めて見た、とだけ言う。食ったのはデカプリ演じる主人公の、オセージ族の妻を演じたリリー・グラッドストーン。そしてその妻が夫に嵐の音を聞かせるシーンが印象的だった。雷鳴と、雨や風の音。嵐には力があるのだと言って喋ることを禁じる短いシーン。そして映画が終わりエンドロールの最後の最後(本当に最後の最後)にまたこの嵐の音がかかる。
ボブディランのローリングサンダーレヴューのLive盤『激しい雨』の昔のライーナーノートにそのツアーの名はネイティブ・アメリカンの偉大なメディスンマン、ローリングサンダーから由来され、その名には『真実を語る』という意味があると書かれていた。部族によって違うかもしれなが、もし、ネイティブアメリカンの人々に雷の音に関してこうした感受性が共通なら、これは随分考え抜かれた映画だなあ、と思った。音楽、サウンド・プロデューサーはこの夏に亡くなったばかりの元ザ・バンドのロビー・ロバートソン。さすが。
帰りの車中その話をすると、息子曰く、「自分も小さい頃、いわきの家で同じことをされた」とか。夏の帰省中、物凄い雷が鳴って、縁側の廊下の窓越しに椅子を並べ、家中の電気を消し、ひいおばあちゃん、おばあちゃん、伯父さん、お父さん、お母さん、妹、皆で雷を見た(聞いた)のだとか。うーん、確かにそんなことがあった。なんてネイティブ・アメリカン的な一家だったことか(笑)。
帰宅して買ってきた原作を少し読む。パンフレットを買おうと売店に行ったら、今回、この映画に関しては配給元が刷ってないと言われて原作本を買ったのだが、読むと早速に引き込まれる。
0時頃、就寝。
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