カセットテープを聞く
昨日、カセットテープを整理していたら某有名シンガーソングライターの初のワンマンライブ、とクレジットされているテープが見つかった。勢いでFacebookに写真ごとアップしてしまったが、聞いてみるまでは。。。。と一抹の不安もあった。なので早速、今朝は起きてすぐ会社に行っていつもラジオ体操の時に使っているCDラジカセを借りて中身を確認してみた。家には今カセットテープを再生できる機械が何もないから。
それで結果から言うと、多分、以前音はあったのだろうが、その後、ラジオ英会話講座のようなものが上書き録音されていて消えていた。その上書き録音が終った最後に、対バンの人だろうか、ライン録音されたブルーズの演奏が数曲入っていた。がっくり。にわか喜びしてしまった。
ただこれをきっかにカセットテープで音楽を聴くということに郷愁ともども妙に取りつかれてしまって、その後、ハードオフに行って安いCDラジカセを買ってきてしまった。3300円で三か月間の保証付き。上のテープは上記のようなていたらくであったが、テープは他にも大量にある。それで今日は一日、無造作にそれらを引っ張り出して気の向くままに色々と聞いていた。で、予想以上にカセットで音楽を聴くという行為は楽しかった。何故だろう?当時から一番お手軽で、結構、何でもありの世界だったから、時代や人が色濃く反映されている気がする。それが聞ける。面白い。
テープは大別すると①妻が自分と結婚する前から持っていたもの、②故・音楽ライター下村誠が突然泊めてくれ。。。のようにやってきた時、宿代?代わりに置いて行ったやつ、③小さい子供を抱え全く貧乏だった自分が、CDなぞ買えぬ代わりに必死で音楽番組をエアチェック(懐かしい言葉だ)したもの、の、大きく3つに分かれるようだ。今日、聞いたのは佐野元春が2000年代初めに毎週土曜日にやっていた番組"レディオ・フィッシュ"を録音したやつで"スポークン・ワーズ"特集という回。いわゆる③。ジャック・ケルアックとセッション経験のある伝説のミュージシャン、デイビッド・アムラムと佐野のリーディングセッションなどが収められていて聞き入ってしまった。随分、マニアックな番組だったなあ、と思う。
そして夜はこれ↓。
下村さんの宿代②(笑)だが、デイヴィッド・リンドレー&ハニー・ナッサーのオフィシャル・ブートレグ♯2.プレイング・イーブン・ベターとかいうテープ。ネットにもデータは中々出てこなくて結構貴重盤なのかもしれない。昨日から『怒りの葡萄』を読んでいるので↓の曲は気分がかぶる。と言うか、小説の方もそうだが、こうした曲が今やけにリアルに響く。こういうのをカセットテープで聴いていると。。。迫ってくるものが確かにあるな。
https://youtu.be/vdxfsiP_qsQ?si=g7aIV_gvnFglKwqv
ドラマ『さよならマエストロ』を見る。23時頃、就寝。いよいよ明日から仕事。長かったあ。
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