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『Seize The Day 今を生きるための音楽』が届いた

 昨日と同様、今日も天気快晴。今日で3月も終わり。

 昨夜、息子が足りないものを細々買い物に行ってくれたが、それでも今日、別のところで買った方が良いというものもあって、それを自分がゲットしに行く以外は予定無し。朝、ソーセージとレタス、食パン、ケチャップでホットドッグもどきを作る。それとコーヒー。

 その後、買い出しにかこつけてのドライブ。すぐ核心のものを買いには行かず、古書店、中古CD屋などをブラブラする。ブライアン・ウィルソンとヴァン・ダイク・パークスの『オレンジ・クレイ・アート』をゲット。それを車で聞きながらいたらドライブが長くなった。

 遅い昼食にソウルフードの"ともえ"でラーメンを食べ、帰るとレターパックの不在表が届いていて電話で再配達を頼む。しばらくして早々と夕食のサバの味噌煮を作った。

 で、指定した18時過ぎに再配達を頼んでおいた郵便物が届く。山口洋著『Seize The Day 今を生きるための音楽』。

 カモネギ書店 (stores.jp)

本だけでなく、読む時に聞くCDとオリジナルのステッカー(2枚)、栞、それと今月いっぱいまでに注文してくれた人には直筆のメッセージカードが入っているBoxセット。昨日の昼頃ネット注文して、自分が出かけていなければ午後早くには手にしていただろう。そのスピード感に驚く。その流通まで、手元に届けるまでを作品としているようで感動した。毎日、少しずつ。。。と思っても、一気に読んでしまうだろうな。

Seize-the-day


 ということで、それを読む。昔、音楽評論をしていた友人はうちに色んなものを忘れていったり置いて行ったりしたが、はっきりと進呈されたものにポール・ウィリアムスという人の『ニューヨーク・ブルース』という本がある。何故、それを自分にくれたのかは分からない。アメリカの、音楽評論の父と言われる人の著作だが、友人はこの人の「音楽について書くことは真実について書くこと」といことばを座右の銘にしていると言っていたっけ。だとすると。今日届いたこの本はその塊だ。

 ネットには著書に沿ったプレイリストもあって、実は本より先にそれを聞いていた。この本の大きなテーマの一つに"継承"ということがあるというので、この本とそのリストを早速、息子、娘に教えたいと思う。山口さん、ありがとうございます。

 インスタライヴ | ROCK 'N' ROLL DIARY (no-regrets.jp)

 息子から今日は遅くなるとの電話。現在、22時。

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冷麺と読書

 久しぶりにノープランな週末。ラジオを聞き、洗濯する。

 10時頃、天気が良くて家にいるのがもったいない気がして出かけるが、出発が中途半端な時間だったため目的地に行く道はすでに渋滞。なので予定変更し、ただのドライブにして昼食を食べて帰る。焼肉屋で冷麺。"焼かないランチ"というメニューがあってそれにしたのだが、結局、一皿追加注文して"焼く"。美味也。

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 帰宅後は読書。家の中で一番日当たりのよい場所で寝ながら読んでいたらいつの間にか寝落ちしてしまう。気持ち良かったけど。

 夕食後もひたすら読書。こういう週末は久しぶり。本を読んでいたと言う以外に書くことが無い一日。

 0頃就寝。

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春の嵐

 朝、凄い雨の音で目が覚める。家の裏はトマト農家のビニールハウスなのでその屋根に雨粒が撥ねてまるでドラムロールのよう。それと風。ゴーっとか、ビューっとか、カタカナで音がする。春の嵐。野生動物ならこんな日にはうろつかないだろう。

 現場は中止。ただ諸事情で、来週、自分の代わりに機材を運んでくれることになったスタッフのK君に場所を教えがてらパトロールに出かけた。現場の道路側や民家側の壁に崩落などは無いが、古代の住居址が検出されていたトレンチに水が溜まっていた。心配しても結局は雨が止んでからでないと何もできないので見るだけ見て一度会社に帰る。

 雨が止んだのは午後。止んだら止んだで今度は初夏のような暑さ。ただ日差しが戻ると途端に鬱々していたここ数日が嘘のように気分爽快になり、また現場へ行く。急に晴れたのでまだ濡れたままの世界に陽が当たりキラキラしてきれいだった。

 スマホでジョニ・ミッチェル、ウォーター・ボーイズ、ホットハウス・フラワーズ、ハンク・ウィリアムス等聞きながら多摩川を石田大橋で渡る。最高。

 大きな柄杓を持って行って水くみをやろうと考えたが、あれから水量はさらに増えほぼプール。やってみて、発電機、水中ポンプが無いとこれは無理と悟る。調査会のOさんに電話し、来てもらって復旧を含めた週明けの段取りを打ち合わせた。

 夜、弟からあるものが届く。自分を元気づけようと送ってくれたのだろうが手に取って少し後悔した。これはこんな風に手にしてはいけないものなのじゃないだろうかと思って。それにかけられた「時間」と込められた「念」の濃さ。ちゃんと対価を払うべきと思った。いくら値がはっても世の中にはそういうものが確かにあるのだ。必ず自腹を切って"ちゃんと"手に入れようと思った。知らない人はなんのこっちゃ分からんと思うけど。

 先日、見た映画『コーダ あいのうた』を見て以来、ジョニ・ミッチェルの『Boss side now』がずっと頭の中でヘビロテ状態。映画の方のエミリア・ジョーンズのバージョンをYouTubeで探してまた見てしまった。

 [和訳]Both Sides Now - Emilia Jones (youtube.com)

 0時過ぎ、就寝。

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桜がぽつぽつ

 朝、薄曇り。雨の心配はなさそう。家の目の前の小学校を囲む桜がぽつぽつ咲き始めているのを見つける。今週末から来週にかけて風景が一変するだろう。

 現場は一昨年調査して古代の道路が見つかった場所の延長線上なのでまたそれだと予想していたがその通り。ただ後世の(現在も含む)土地利用の影響で網の目?に壊されていて残りが余り良くない。完全に掘り上げても見た目、道路状にならないだろう。ふかふかの土を移植ベラで丁寧に掘り下げると突如、カチコチの面(古代人が踏みしだいた跡)が現れてそれを出していく例の作業。時間が経つのが早い。

 夜、帰宅して、自分は冷蔵庫にあるものを色々に引っ張り出して簡単に食べて済ましてしまう。その後、息子用にオムライスを作った。

 何でも良いと思って点けていたテレビの『プレバト』という番組で、黒板アートというのをやっていてひとしきり見てしまう。その後の俳句まで。

 21時頃、息子が帰宅して言うことには、自分が一緒に発掘していた昔の同僚が、息子が働いているレンターカー屋に車を返しに来たとのこと。「小さい時、お世話になりました」と息子が挨拶すると、覚えていてくれたらしい。そういうのはなんだか我が事のように嬉しい。「母のことを話すと知らなかったようですごく驚いていた」とか。そうだろうな。

 その後、NHKで中島みゆきの特集番組を見る。見ていて、これらの曲、全部この人が作ったんだよなあ、と妙な感慨を抱く。元々この世にあって然るべきものが空の上かどこかにあって、それをこの人が取ってきたような印象を受けるほどにどれも名曲ぞろい。一度、ライブを見てみたいと息子と言い合う。チケット、取れないだろうな。

 番組はまたNHKで『プロジェクトX』が始まるらしく、その番宣も兼ねていた(主題歌は『新・地上の星』でもちろん中島みゆき)。第1回はスカイツリーを作った人たちの話とか。ひいき目ではなく3.11の津波で消失した浪江の酒蔵を10年かけて再建した「鈴木酒造」と、それを助けた原発被害による避難者たちの物語は、番組の取り上げられるに相応しいと思うのだがどうだろうか。NHKに期待。

 0時近く、就寝。

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1998年のニンニク酒

 昨夜、寝しなに息子が「あれ、飲んでも良いか?」と聞くので、あれ、とは何だ?と聞くと、台所の奥にしまってあるニンニク酒のことだった。

 平成10年(1998)とラベルにあるから今から26年前に自分と妻で作ったもの。作った当時は図書館から借りてきた果実酒の本を見て、そこのレシピにあるようにシソやゴマ、レモンなども一緒に入れたと記憶するが、何年も飲まずに放っておいたら魔女にスープのような見た目になって、「これ、どうすんの?」と常々夫婦で言い合っていた。

 それを妻の他界後に自分がコーヒー用のペーパーフィルターを使って濾したら、きれい琥珀色の液体になった。ただその時、普通に梅酒でも飲む感じでお猪口に一口、ゴクンと飲んだら途端に腹痛になってしまい、これは飲み方を間違えたら危険だと秘伝扱いにして以後今に至る。

 しかし、連日の通し勤務でクタクタの息子がついに疲れに効くならと、飲みたい旨申し出た。それで昨夜小さいスプーンに舐める程度で十分だからと言い聞かせ、ついでに自分も飲む(舐める)。子供用のスプーンの小さじいっぱいで二人とも体が内側から熱くなり、やばいやばいと言い合って寝た。

 それで今朝。普段朝はストーンズの歌の歌詞宜しく"年老いた少年"のような息子が、お目目パッチリで元気いっぱい。自分も嘘のように目覚めが良くて、何かをキメた後のように二人とも出かけたのであった。で、自分は今日から現場。

 天気予報が寒暖の差に気を付けるようと言うほどに、昨日に比べ今日は暖かかった。久しぶりに集まるいつものメンバーでやる現場はやはり良いもので、活動停止状態だったバンドが再開したような感じか。久しぶりに会う人も元気そうで何より。室内での作業よりやはり時間が経つのが早くて腹が減る。おかげで昼夜ともに飯が美味かった。

 夜は鶏もも肉とキャベツ、ピーマン、玉ねぎで炒め物。醤油、みりん、酒、酢、三温糖で作ったタレで炒め、片栗粉をまぶして中華風。本当は豆板醤があれば良かったが、冷蔵庫に瓶はあるものの空だった。

 久しぶりに動いたら、心地よい疲れで眠い。良い一日だった。今夜はニンニク酒ではなく芋焼酎のお湯割り。風呂入ってねよ。現在、22時7分。 

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なんだかすごく気持ち悪い

 予想通り朝から雨。しかも結構な本降りで。昨日、明日から始まる現場の仕込みをしておいて良かった。今日は会社のガレージで砥ぎもの。スコップの他の色々な道具を砥ぐのだが、この仕事では移植ベラに刃を付ける。

 新人の頃、この移植ベラの切れ味に異常にこだわる調査員がいて、発掘屋なのか砥ぎ屋なのか分からないほど砥ぎものばかりやらされた。おかげで右用のサンダーを左で使えるようになったのだが、それだと火の粉が自分に飛んでくるので周りでそれを見ている人は驚いてしまうらしい。今日も心配そうに駆け寄ってくれた人がいた。大丈夫ですよ。

 話は変わるが、最近、気になることがあってそれはPCやスマホの広告。自分が検索したり入力したワード等からその興味に沿った広告が増えてくるのは仕組み的に分からんではないのだが、全くアクセスしていない内容、例えば部屋で息子と話したちょっとしたことに関連したものとか、たまたま古書店で見つけて読んでいるマニアックな作家の別の作品の広告とかが入って来たりする。監視されているのか?なんだかインターネットって気持ち悪いくらいに広告だらけの世界になった。PC、スマホって高度資本主義の監視装置なのだろうな。ディストピアが実現している。

 夜、火曜日なので写経。最後に日付を書いたら、はて?先週は書いたろうか?と思って調べたら、ガーン!書いていなかった。妻の初七日の日から(だから火曜日)毎週欠かさずに書いて3年目に突入なのだが、ついに一週分、抜けてしまった。去年、山形の合宿免許の時ですら書いたと言うのに。書かなかったということもそうだが、その書かなかったことに今まで気づかなかったということに落ち込む。先週、春分の日の前日が火曜日だった。週初めに祝日があって曜日の感覚が狂ってしまった。

 なんだかこういうのは気分が悪くてすかさず先週の分と思い、もう一枚書いた。実は公私にわたり不愉快なことがあって一枚目はその思いを落ちつけようと書いたのだが気もそぞろな感じだった。で、2枚目の時にようやく冷静になった。つまりは今日2枚書け、ということだったのだろうと、勝手に納得する。

 。。。。と、書き終わってPCを立ち上げると、写経の用紙やお手本だのの広告がすぐ張り付いていたりする。なんだかすごく気持ち悪い。

 明日から現場。早く寝よう。

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「慈雨」と「甦る」

  雨の月曜日。Rany days and Mondays always get me dowan.となるところ、先日、北鎌倉で見たミーワムーラのアルバム未収録の新曲(名曲)『慈雨』を思い出し踏みとどまる。カーペンターズVSミーワムーラでミーワムーラの勝ち。

 水曜日から始まる現場の仕込みをこの月火でやれば良いと先週末は余裕こいて考えていたが、今日は止み間がある小雨の予報で明日は本格的な雨とのこと。ならば今日やらねばなるまいと雨合羽を着て一日かけて道具やら何やらを揃える。足りないものは建材屋に買いに行き、戻ってきたら買い忘れたものに気づきまた買いに行き。。。などしたらだいたい一日が過ぎた。まだ完全じゃないが良い。明日もあるし。雨だけど。

 先日のミーワムーラのライブのドリンクで実は初めて今年の「甦る」を飲んだのだが例年にも増してひときわ美味かった。

 3月10日の日に、いつも行く日本のありとあらゆる地酒が置いてあることで有名な酒屋に行ったのだが、今年はまだ入っていないと言われたのだった。

 今年は能登半島地震の復興支援の酒ということになって普段より広範囲に酒が出回っているのでいつものところには回らないということなのか?それならそれで良いことなのだが。

 昨日の神保町のライブでもギターの河口君と会ってかけられた第一声が「今年の『甦る』美味しかったです!」だった(去年の秋は河口君の『LEAF』ばかり聞いていたと挨拶するのを忘れる)。それでそのことを休憩時間、電話で弟に言うと、なんでも今年は発酵の際、酒にずっと山口洋バージョンの『花笠音頭』を杜氏の大介さんが聞かせていたから、とのことだった。爆笑する。それなら美味いわけだ。

 それで帰宅時にまた例の酒屋に寄ってみたがやはり無い。鈴木酒造の代わりの酒を勧められるが前回そうしたので今回は断った。俺は『甦』りてぇーんだよ。笑。

 で、帰宅して、メッセンジャーに送られてきた友人がスマホで撮った動画のミーワムーラの『慈雨』をまた見た。この歌は少し前にも別の友人から聞き取ったという歌詞とともに動画が送られていて、だから今、メッセンジャーに動画が二つあって夜はその聴き比べなどする。

 またその時この詩をどう思うかと聞かれ、自分はこう聞いた、のような文を吉本隆明が田村隆一の詩を解説したのを真似て返信したりしたので、改めてそれも読む。それによると"喪失からの回復のうた"、というようなうんちくを自分は垂れていた。やはり俺は『甦』りてぇーんだな。

 現在、22時半。風呂入ろ。

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『チキン・スキン・USA』

 昨夜、帰宅が遅かったので寝坊するかと思ったがいつも通りに起きた。この数日は決戦!のようにテンパッた雰囲気の息子だが、彼がまだ寝ているうちに弁当に親子丼を作ってやる。弁当箱ではなくやや深目の正方形のタッパーに"丼"風にした。たっぷり、と。

 昨日、鎌倉に行き、今日はまた神保町にライブを見に行くので、朝の早いうちから食材の買い出しに出かけた。買う品物ごとに例によってスーパーを数件ハシゴした。

 昼、高幡不動の喫茶「シロクマ」で、昨日に続きまたハンバーガーを食べる。以前にチェーン展開しているような店ではなく個人のお店で出しているようなご当地バーガー的なものはないだろうか?とネットで検索したら出てきた店。何度も前を通ったことのある建物の2階の店。こんなに長くここいらに住んでいるのに全く気が付かなかった。

 それで入ってすぐ、一番オーソドックスなハンバーガーを注文する。店内にスティービー・ワンダーの『Talking Book』が流れていて、スティービー信者である自分にはそれだけで好感大な店。出てきたハンバーガーもこれまでの中で一番ハンバーガーらしいルックスでばえた感じ。美味しくてしかもでかい。1個食べたら十分満腹になった。

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 その後、神保町の多目的サロン『レタス』に下村誠トリヴュートLive「BOUND FOR GLORY」vol.9 を見にいった。下村さんのバックバンドだったスナフキンによる歌と演奏。

 今日は普段やらない『チキン・スキン・USA』をやると言うので楽しみだった。この歌は1989年に自分と下村さんがアメリカを旅した時の歌で、初めすごーく長かったのを編集して今の形になったもの。BOROの『大阪で生まれた女』とか虎舞竜の『ロード』みたいに。

 サビの"ハロー"に続く様々は、多くの人にとっては歌の歌詞だが、自分にはドキュメンタリーである。ああ、あの時の、あそこでの、あの事。。。とすべてのフレーズに映像や出来事が紐づけされていて、聞くとすっかりあの夏に連れ戻されてしまう。あの頃はもちろんスマホなどないからあの旅ではほとんど写真を撮らなかった。ただ自分にはこの歌があって、歌を聞くたび特定の記憶が呼び起こされるというのは密かに自分にだけ許された特権だと思う。

 かくして文字を持たないアボリジニが部族の歴史を歌に記録するということがいかに有効なのかを身をもって知る。ソングライン。聞いて、真空パックしたものが開封されたみたいになった。スナフキンの皆さんありがとう。

 ライブが始まったのが15時で、終わったのが18時頃。友人のWさんに亡妻をイメージして描いたという絵を貰う。今度出す詩集と交換という話に以前したが、先に貰ってしまった。感謝。

 それからすぐに帰って、家には17時頃帰宅。すぐカレーを作って食べる。大河ドラマを見た。現在、22時。二日続けて出ずっぱりだったので、風呂に入って早く寝よう。3月はライブをいつもより多く見たが、ライブハウスやお店でのライブはひとまず終わり。後は来月のJ.T(ジェイムス・テイラー)モードに切り替えよう。それと貰った絵、何処に飾ろうか。

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喫茶「ミンカ」にミーワムーラを見に行った。

 朝、午前中は雨で午後に上がるとの予報。

 ピーター・バラカンのラジオを点けるとカール・ウォリンガー追悼特集。去年の秋に山形県白鷹町のAYu:Mで山口洋さんのライブを見た時、好きな『Carry on』とメドレーにして歌われた『She'the one』を自分は知らなくて、息子がイギリスの元アイドル歌手?ロビー・ウィリアムスの歌だと教えてくれたのだが、それはカヴァーで、元々はカールの曲だということを今日知る。不勉強だった。

 一日、ボーっとする。: ペンギン・ビート急行 (cocolog-nifty.com)

 聞き終わって山口さんのブログを見ると、同じラジオを聞いていたようで、彼の曲が日本のラジオでこんなにかかることはもうないだろうとあった。スマホに番組ごと録音したので、これ案外、貴重かもと思う。ことあるごとに聞こう。

 午後はミーワムーラのライブを見に鎌倉に行った。雨予報のわりに日野の家の周囲はそんなでもなく晴れ間も見えていたくらいなので、予報が外れたと傘を持たずに出かけたが、鎌倉はしっかり雨だった。娘と娘の友人の台湾青年と鎌倉駅前で待ち合わせ。集まってすぐ小町通りのドラゴンバーガーでハンバーガーを食べる。自分のハンバーガーを巡る旅は続いている。食べたのは柚子胡椒バーガー。美味なり。

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 17時開場、18時開演のライブに15時待ち合わせで集まったので、食後もまだ時間があり、鎌倉から北鎌倉へ3人で歩いて行く。途中、鶴岡八幡宮に参拝。日本の歴史があまり詳しくないと言う青年に頼朝の時代から実朝暗殺までを娘と説明する。この頃には鎌倉も雨が上がったので良かった。

 開場時間2分前に喫茶ミンカに到着。その名の通り民家そのものの佇まいで途中の案内がなければ見逃してしまったかも。古い木造建築のカフェで雰囲気があって良い店だった。今日のライブ以後も北鎌倉に来た際には来てみようと着いてすぐに思った。

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 ミーワムーラ、ライブは言わずもがなの絶品。二人のライブでは彼らを良く知る人が盛り上がっているのも良いが、初めて聞く人が聞きながら段々と騒然としていく雰囲気も好きだ。今日も演奏中、針一本落としても響くような静けさから、歌が終った途端の破裂したような拍手がその感じを良く伝えていたと思う。最初、遠慮しがちに、曲を重ねるごとに大きく、最後には激しく。

 セットリストは 海、花、月、星、雨など、自然と交感したかのようなナンバーが続き、最後が風。4thアルバム収録『渇きのブルース』でのギター、5th(ミニ)アルバム収録『天の然り』のラストでのネイティブスキャットを聞いて以来思っていたことだが、二人は「いわき」という部族から送られたメッセンジャーのようだ。声の説得力と、人がそれぞれの「自然」に癒される時の、その再現力がいつもながらに凄いと思った。

 鎌倉からの帰りはいつも横須賀線ー横浜線ー京王線と乗り継いで帰っていたが、娘と青年に言われ「湘南-新宿ライナー」で新宿に行き、それから京王線へ。「湘南-新宿ライナー」だとボックス席があるので気兼ねなく皆でおしゃべりしていけて、移動時間の長さを感じずに済み良かった。

 帰宅は23時過ぎ。0時過ぎ。就寝。

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もう金曜日

 朝、また窓にオレンジに光る富士山。美しい。ハンバーグ、ソーセージ、レタスの弁当を作る。もう金曜日。週中に休みがあると一週間がとても短く感じる。

 通勤時にストウタカシTORIOのCDを聞く。随分前にライブを見に行った時、買ったのだが、前の車のステレオとは何故か相性が悪くて聞けなかった。それで聞かずにいたが、そう言えば今の車になってから試していないと思いCDを入れたらかかった。かっこ良くて得した気分。

 仕事は前半は引っ越し。作業用にと会社の裏のアパートの一室を借りていたが、そこを返すことにしたらしい。自分も含め今内勤の男手が4人いるのでその手でやる。思ったより物が少なくて10時前に終わってしまった。後は今までやった図面のチェックと来週から始まる現場のための準備等をする。今日も寒い。来週、暖かくなってくれれば良いが。

 夕食はスーパーの総菜コーナーにあった魚のごった煮と山形の玉こんにゃく。なめこと揚げ出し豆腐の味噌汁。息子は今日は夜遅いが夕食は作っておいてくれと言っていたが、どうなるか分からないので気楽にそうしたら、案の定、電話があってやはりいらないとのこと。量があるので残しておくからどうぞいかようにも。

 その後、娘から電話があり明日の打ち合わせ。明日、北鎌倉でいわきのミーワムーラを一緒に見に行くが、待ち合わせの時間などを決める。台湾の友人も来るとの事。その彼とは自分も以前台湾で火鍋を一緒に食べた。それ以来。娘とその彼とでミーワムーラの歌の中国語訳をやった縁もあるのでそれで来るのだろう。会うのが楽しみ。

 『不適切にも程がある』を見、録画したその裏番組『アナザーストーリー』木枯し紋次郎NS必殺・仕掛け人も続けて見てしまう。

 23時半、就寝。

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ヘボ野球

 朝、窓の外で富士山がきれい。

 おにぎりを握ろうとして具にするものが何もないのに気づき、たくあんを細かく刻んで入れる。もう何でもあり。

 仕事場に行って大谷の通訳が違法賭博が原因で解雇されたと聞く。やはりあれだけお金を稼ぐと本人はともかく、周りにいる人もおかしくなってしまうのだろうか。ギャンブル依存症とか。あれは治らんよ。

 仕事は土層断面の図をデジタルトレースしたものに各層ごとの説明を記していくのをやったが、どうしても平面図や土層の数が合わなくてさじを投げる。依頼してきたクライアントに問い合わせることを頼む。原図そのもの、解釈そのものに最初から齟齬があるならこちらがいくら頑張っても時間の無駄。ダメなところはそのままに先へ進む。

 夜はまた韓国でのメジャーリーグ中継を見る。ドジャース、山本が先発だったが、初回から5点を失い降板。ありゃりゃ、と思っていたら試合そのものが乱打戦で長い。途中まで見て、明日のニュースを見ればもういいや、となって見るのを止める。打撃戦と言えば聞こえがいいがつまりはヘボ野球。両チームともまだピッチャーが出来上がっていない感じ。翻って昨日のダルビッシュがいかに凄かったかを思い知る。

 風呂上がり、いつもなら寝る時間に、NHKで『問題作』なる番組でサリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』についてやっていたので見てしまった。 

 色々な証言があったが、中でベトナム帰還兵の人の話が興味深かった。サリンジャーは若き日に第二次世界大戦でノルマンディー上陸作戦やその他、戦史に残る戦いに参加しており、またドイツの強制収容所の数々を解放するという仕事もしている。戦争は人を永遠に変えてしまう。帰還兵が社会に馴染めない感覚があの小説には投影されているとの話だったが、なるほどそうかもなと思った。

 0時頃、就寝。

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岩槻へ墓参りのあと、マイカリー食堂。

 朝食は昨夜のチキンのトマト煮の残り。洗濯してから義父母の墓参りへ岩槻へ。

 環七で行き、途中、板橋で娘を拾い、鹿浜橋から東北道に乗って行く。去年の日記の春の彼岸のところを見るとやはり娘と行ったとある。帰り、車のラジオを点けたらWBCをやっていて、丁度、大谷ヒットのあと村上がサヨナラを打った場面で盛り上がったあの日。その後、どこでもいいや、と昼食に入った店の名が「大谷」だったあの日。そうだ、そうだった。

 村上!: ペンギン・ビート急行 (cocolog-nifty.com)

 お彼岸の日は道路が混むからと日をずらしたりして来るのが常だったが、こうして朝早くに来ればなんてことないと実感する。昔もこうすれば良かったかと思う。ただ霊園は大変な込みよう。いつもがらんとした駐車場に車がいっぱいで警備員がいるのを初めて見たかも。

 帰り、また何処かで何かを食べようと話すが車で入れるような良いところが無く、結局、娘の家の近くまで戻って、松屋フーズのカレー専門店、マイカリー食堂で食べた。千川店。欧風カレー『ソレイユ』監修。美味也。

 娘と別れた後、首都高、中央道で戻る。途中、強烈な睡魔に襲われどこかで止まりたかったが止まりようもなくて冷や汗。

 日野に着いてから、美味しいので有名なスーパー「やおこう」のおはぎを買って仏壇や遺影に供えた。その後、少し寝た。

 起きて、テレビで韓国でのメジャーリーグの試合を見た。ドジャースVSパドレス。大谷VSダルビッシュ。ドジャースの勝利。仕事だった息子は21時ごろ、一度帰宅したが、忙しくて大変な店舗があるからと、自主的にまた手伝いに出ていく。やるじゃん、と思う。

 0時頃、就寝。

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開始日27日

 昨日の、嵐のような風は止んで、普通に暖かい日だった。朝、息子が弁当用に買ってきたスーパーの総菜の幾つかから何か持って行っても良いと言うので賞味期限が近い煮物を持ってく。それと先日スーパーで見つけた一本88円のたくあんを切って数枚。

 原稿も作図の仕事も大方終わってしまい、さてどうしようかとなって、今度の現場の予定地でも下見に行こうと車を走らせたら、すぐに携帯が鳴り、正式に来週の27日(水)から着手と決まったとのこと。嬉しい。昨年末が最後だったから今回は谷間が長かった。肉体労働と知的労働の両方があるのがこの仕事の醍醐味で片方だけだとつまらない。それに体を動かさないと飯がまずい。根っから現場人間だと思う。

 昨日、宇多田ヒカルのことを色々ネットで見たせいか、帰宅して夕食を作りながらNetflixで彼女の2018年のライブ『Laughter in the Dark』をまた見てしまう。もう何度見ただろうか。見るたびにプロだなぁ~と思う。

 明日は彼岸だが墓参りをどうしたものか。いわきの墓は兄、弟、自分その他、何かにつけて出向く機会も人もいるが、岩槻の義父母の墓はもう自分しかいない。なので明日は岩槻へと考える。

 23時就寝。

 

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もの凄く風が強い日

 朝、昨日のチンジャオロースーを弁当に詰める。

 このところずっとそうだが今日はひときわ風が強かった。音だけ聞いていると嵐のよう。

 会社にいつものちびっこがやってきて以前乱暴に遊んであげたら覚えられたのか自分を見つけると興奮気味に近づいてきて可愛い。今日はミュータントファイターズというゴムでできたような人形を持ってきた。腕と言わず足と言わずものすごく伸びて、これでルフィを作れば良いのにと思った。

 今月の後半から始まると言う現場の電話がようやく来る。だがスタートの期日がまだはっきりしない。やることだけは確かなようだが。

 帰宅すると休みで息子は家にいたが、昨日、よっぽど疲れたらしく一日家で寝ていたとか。パスタを茹で簡単にパスタの素でペペロンチーノを二人で食べた。

 夜は韓国語の勉強。その後、夏に宇多田ヒカルのコンサートを見に行くことになったのでネットで色々見ていたら、彼女が『唯識三十頌』 を写経していると知る。三島由紀夫の『豊饒の海』にそれが出て来て興味を持ったからという理由らしい。自分は『般若心経』だけでまだそこまで手が出ないが。

コロナの時のような激痛ではないものの、なんだか喉が痛いような気がしてビタミンC錠剤を多めに飲んで早く寝る。

 22時就寝。

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時計を直す。

 朝、息子がいつもよりさらに早い時間に出かけようとしているので聞くと今日は町田の店舗で仕事だと言う。だが出て行ってしばらくすると家電が鳴り、人身事故で電車が途中で止またとのこと。車を出せるかと言うので、お安い御用と出動して、待ち合わせのジョリーパスタの駐車場で息子を拾い町田まで行った。

 帰りに「すき家」で朝定を食べ、帰宅してもまだ8時半。そこから洗濯機を回す。天気は今日も快晴で、初め、洗濯物をベランダに干したが、風が凄く強くて、結局、取り込んで部屋干しにした。

 京王多摩センターに時計を直しに行く。昨日、川沿いを散歩していて腕時計が止まっていることに気がついた。使っているのは20年前くらいに缶コーヒーの景品だったジョン・レノンのペアウォッチで、妻の遺品を整理していたら見つかったもの。景品のわりに狂うこともなく、現場作業でない日や休日に使い続けていた。

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 二人ともペアルックだのペアウォッチだのこっぱずかしくて生前だったら絶対にしなかったし使わなかったと思うが、いなくなって電池を入れ使うようになった。一つは自分が使い、もう一つは仏壇の隣のクマのプーがしている。クマのプーの方は動いているのに自分のは止まっているということは電池切れではなくやはり壊れたのかと思った。

 昨日の夜、芦田愛菜とサンドの『天才テレビちゃん』を見たら、偶然(最近こういうことが多い)、時計を直すテレビちゃんが紹介されていて、番組の中で70年使った家族の柱時計が壊れ、それをその少年が直すのをやっていた。直してもらった方は時計のボーン、ボーンという音を聞いて、止まった家族の時間がまた動き出した、と涙ぐんでいた。

 で、時計屋に行ってみてもらうと、腕時計は壊れたのではなくてやはり電池切れ。20分ほどで電池を入れ替えてもらうと「電池は入れて3年間は保証付きなのでその保証書があれば無料なのですが・・・」と言われる。初め、ああ、もう無いです、と答えたが、なんだかしまってあるような気もして、今、お金を払って、一旦帰って、あったら持ってくるので、そうしたらお金をバックしてくれるかと聞くと、もちろん大丈夫ですとの返事。それで一度帰って探すとあった。2022.3.19とある。ちょうど2年前ほど。それでもう一度行ってお金を返してもらった。

 時計はもう一つあり、それにも同じ時に電池を入れたのに、それは動いている。これだけが何故?と聞くと、電池は時計との相性がそれぞれにあって、長さは個体差が出るというような説明を受ける。そうか。それで、もう一つもそろそろ切れるかも、と心構えをする。

 時計が動き始めるとやはり嬉しい。さて、どんな時間が止まり、どんな時間が動き出したのか。

 夜はチンジャオロースーを作る。それとキャベツともやしの味噌汁。大河ドラマ『光る君へ』と、『さよならマエストロ』の最終回を見た。

 23時半、就寝。

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『個人的な大江健三郎』を見た

 朝、窓の外は天気快晴。今日はあまり風もなかった。朝から洗濯機を回す。せっかく天気が良いから何かしようと考えるが、無理して用事をひねり出してもろくなことはないと思い、とにかく午前中は買い出しだけして、後はドライブ、散歩をして過ごした。

 また高幡不動に行った。先日、手を合わせた直後、空から足元に死んだ鳥が落ちて来るということがあって以来、その場にまだ死骸があるような妄想にとらわれていたがその記憶を上書きしに行く。もちろんもう無かった。今日は何事もなく参拝。

 昼はマクドナルドでてりやきマックマックバーガーを食べた。セットでフライドポテトと飲み物。飲み物はこういう時はいつも自動的にコーラを頼んでいたが今日は何故かダージリンティーにした。少し前にNHK・BSで『マイ・ハンバーガー・ストーリー』なる紀行番組を見て、ご当地ハンバーガーなるものに興味を抱いたがまずは大手からと思って。フレッシュネスバーガー、モスバーガー、バーガーキング、そしてマックと、これで4大大手は制覇した。あとは個人的にやっているようなお店のものをと思うのだが、日野にそうお店あるか。

 帰りは川沿いを歩いて帰った。途中、都営住宅を囲む網の柵に軽自動車が突っ込んでいて、その策の向こうの街灯の柱までボッキリと折れていた。何故、こんなところで。

 帰宅後は録画して未見のままだった映画『コーダ あいのうた』を見た。ジョニ・ミッチェルの歌がサウンドトラックという以上の使われ方をしていて感動す。

 その後は読書。スタインベックの『二十日鼠と人間』。『怒りの葡萄』は上下二巻の大作だったがこれは薄くてすぐ読めてしまいそう。

 夜、夕食は温めるだけで良い市販のハンバーグとサラダ。

 一度、寝落ちして、息子の帰宅に合わせて起き、テレビを点けたらNHK・ETV特集で『個人的な大江健三郎』という番組をやっていてそれを見た。

 元乃木坂46の齋藤飛鳥=『飼育』、スガシカオ=『芽むしり、仔撃ち』、中村文則=『個人的な体験』、こうの史代=『ヒロシマノート』、朝吹真理子=『新しい人よ、目覚めよ』など。どの人も読みが深くて舌を巻く。中に重度の自閉症児を抱えたシングルファザーの美容師さんが語る『洪水は我が魂におよび』の感想にわが身に起きたことと重なって敬虔な気持ちになった。

 大江氏の最後の小説は『晩年様式集』。東日本大震災、福島原発事故後の世界向けられたものとか。知らなかった。読みたい。

 0時過ぎ、就寝。

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今年の桜は?

 朝、天気快晴。だか相変わらず風が強い。朝夕の冷え込みがあるものの日中は暖かくなってきた。昨日の煮物を弁当に詰める。

 3月11日の朝、いつも通る道が大渋滞して裏道へ回避して出社した件をこの日記にも書いたが、その時の事故で一人亡くなっていてことを今日知った。大型車とバイクの事故だったとのことでネットのニュースにもなっているとか。今、たくさんの花やお酒やらが交差点に手向けられているとのこと。心で合掌す。

 2月に初夏のような日があったりしながらも近頃、寒暖の差が激しくて、今年の桜の開花はどうだろうかと考える。何故かと言うと"いわき万本桜プロジェクトをやっている回廊美術館の山に、植樹した妻の(家族の)木があるからだ。去年は本当に終わる頃に行ってかろうじて花が残っているのを見れたのだが、今年はジャストタイミングで見れないものかと考える。

 去年は日帰りで行くつもりがその桜を見たら帰るのが惜しくなり、一泊することになって、その翌日が偶然に毎年回廊美術館で行われている桜まつりの日だった。夜、友人が経営しているライブハウス&バーに行ったら「せっかく(いわきに)いるなら、明日はそこに細美武士が来るから絶対に行った方が良い」と言われたのだった。

 金星(Venus): ペンギン・ビート急行 (cocolog-nifty.com)

 自分はエルレガーデンも細美武士も150パーセントくらいに全く知らなかったが、見に行って、その弾き語りを見ただけで瞬く間にファンになった。調べると今年の桜まつりは4月7日。今年は誰か来るのだろうか?

 という訳で、夜はYouTubeでELLEGARDENや細見のソロの動画をひとしきり見てしまう。『チーズケーキファクトリー』。あの日、あの山でこれを聞いたのを自分は忘れないと思う。

 ELLEGARDEN "Get it Get it Go! SUMMER PARTY 2023" ダイジェスト (youtube.com)

 それとジョンレノン・スーパーライブに出ていたことも知る。スタジアムでのエルレのド迫力なライブも良いけど彼は弾き語りも本当に素晴らしい。シャイの裏返しのようなそのステージング。ファンになってしまうわけだよ。

 細美武士(Takeshi Hosomi) Acoustic Live at John Lennon Super Live (youtube.com)


 23時ころ、就寝。

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『怒りの葡萄』を読んだ

 今日は朝から健康診断で、その後は有休を貰って休みにした。一度帰宅して午後、市のクリーンセンターに壊れた電子レンジを置きに行く。遅い昼食をバーガーキングで食べて、後は家にいた。

 ジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』を読み終わった。アメリカ、1930年代のダストボウル(大砂嵐)に端を発し、資本家(富裕層)に搾取され、土地、故郷を失った家族の物語。

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 この小説はアメリカのフォークソング、ロックミュージックの界隈で語られる事が多くて知った気になっていたが、通してちゃんと読むのは実は初めてだった。

The Ghost of Tom Joad (youtube.com)

毎日少しずつ読んでいたが、段々と、このお話、最後は一体どうなっちゃうんだろう?と、怒涛の終盤からページをめくるのがもどかしいほどになって今日一気に読んでしまった。度肝を抜かれたのはそのラスト。頭がしびれるように感動したが、翻って90~100年過ぎても全くと言っていいほどに変わっていない世界のあり方に呆れてしまった。

 ウディ・ガスリーやスプリングスティーンの歌で主人公の名はトム・ジョードだと知っていたが、本当の主人公は"母ちゃん"だと思った。また"怒りの葡萄"の意味するところをようやく知った。今(特に今の日本で)、読まれるべき一冊と思う。

 小説には貧しい食材で家族みんなの分の食事を作っている母ちゃんの描写が繰り返し描かれていて食べてみたい気持ちになった。また、それに影響されてか、夜はかなり時間をかけてじっくり料理した。煮物。

 23時半、就寝。

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スッパリ、切られた。

 朝、昨夜息子の夕食用に作った親子煮の残りを弁当に詰める。

 快晴だがまた風が強いとの予報なので洗濯物を部屋干しにしようとしたら、今日は仕事が午前中で終わりなので自分が取り込むから外に干せと息子に言われる。やはりお日様に当てたいらしい。正しい。

 仕事、また一日中、図面のデジタルトレース。2018年(平成30年)にやった新宿の現場の図面。何故、今頃になってと思う。で、先日までやっていた原稿と比べ、この作業をしていると時間が経つのが本当に早い。適度な集中力を要するのと、次々に終えていく充実感。一日中、ほぼ誰とも口を利かなかった。一日があっという間に終わる。

 一度帰宅した息子は夜、仕事とは別の会社の集まりがあるとのこと。夕食はいらないと言うので、自分だけ簡単に温野菜を包んだオムレツを作って食べた。

 昼間、集中していたのと打って変って夜はなんだか気分が散漫で、ドラマも読書も韓国語の勉強もどれも気分が乗らず中途半端。何かちゃんとしたいと思い、読まずにいる新聞小説が溜まっているのでそれらを読みながら切り取った。

 寝しなにこれを見て爆笑する↓。腹がよじれるほどに笑う。おやじギャグと言うのはなまくら刀でうたれると言う感じだが、これはすっぱり切られた感じ。笑われるんじゃねぇ、笑わせるんだよ、と、若き日のたけしに師匠の深見千三郎は言ったというが、これは笑わせてるよな。それも狙ってなく天性のもので。これは天然と言うのではなく頭が切れるというのだろう。3:30くらいから。

 いきものがかり改名!?滝沢カレンに新しい名前をつけてもらった (youtube.com)

 23時頃、就寝。

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空を飛んでいるようだった

 朝は曇り。だが予報は下り坂で午後遅くから本格的な雨になるとか。ソーセージを焼いてそれとポテトサラダの弁当を作る。

 一日中、図面のデジタルトレース。この作業は大好き。少しずつでも何かが出来上がっていくのを見るのは嬉しいもので充実感がある。

  以前自分の現場の道路を挟んだ向こう側でマンションを建設していることがあって、ワンシーズン仕事したらそのマンションが立派に完成したことがあった。こちらは知らない人が見たら何をやったのか分からない色々な穴ぼこが開いた現場が残るだけで、そして、何か月も(時に何年も)後になってから誰も読まないよいうな分厚い調査報告書が出来るだけ。なのでこういうのは些細なことがだが嬉しい。意外と向いているようで一日があっという間に過ぎた。

 予報通り帰宅時は雨。

 詳しくは書かないが、今日、ある人のSNSを見ていて歌の"志の高さ"ということを考えた。シンガーソングライターのその人は自ら書いた歌の大きさに長い間怯んでしまっていたのを、ある人にバックでギターを弾いてもらって歌ったら、何かを突き破れたように歌えたのだと書いていた。"空を飛んでいるようだった"と。これと全く同じ表現を自分は以前ある本で読んだことがあって、それはザ・バンドのリヴォン・ヘルムの自伝。バンド内の人間関係が段々とギクシャクしてきた頃、あるコンサートでアラン・トゥーサンにホーンセクションをつけてもらったら、その演奏中、"ずっと空を飛んでいるようだった"とあった。

 自分も前に朗読をした時に友人がバックでダニエル・ラノアばりのギターを弾いてくれたことがあって、その時、ふわふわと体が宙に浮いているような感じがして気持ちよかった。音楽だとあれのもっと強烈な感じなのだろうか?ミュージシャンが羨ましい。

 簡単な食事のあと、火曜日なので写経。その後、息子用に夕食を作っていると、スマホがブーブー言っているので何かとLineを見ると、娘がダメもとで応募していた宇多田ヒカルのコンサートのチケットが当たったとの事。場所は横浜。息子とは来月ジェイムス・テイラーを見に行く予定で、夏は娘と宇多田ヒカル。自分は幸せ者だと思う。

 23時、就寝。

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13年目

 3.11から13年目の朝。昨日のカレーとポテトサラダで朝食。ポテトサラダだけがおかずの弁当も作る。

 通勤時、会社の目と鼻の先まで来て渋滞で車が全く動けなくなる。なんとか知っている裏道への門まで来て曲がり抜け出したが、いつもよりやや遅い出社。バス通勤の人たちもさらに遅れてやってきて皆で何があったのだろうかと話す。後は一日中、無言で図面のデジタルトレースの作業をした。

 帰宅して思うところがあってこのブログの今は引っ込めてある2011年3月頃の記事を続けて読んだ。当時は今のように日記形式ではないし、今よりさらに書きなぐりの駄文だが、でも感情的になっている分、それはそれで生々しい。色々と思うところがあった。

 昨日の、山形へ避難し移住した人たちと地元の人達が作る酒『甦る』の試飲会は能登復興支援ライブということで配信で見た。一緒に『甦る』を飲みながらと思い、息子に買いに行かせたが、全国の地酒が何でも置いてあるので有名なその店に、まだ今年の『甦る』は入ってないとのことだった。

 それで息子が買ってきたのは同じ鈴木酒造で出している『ことぶき』という生酒。夕食時、息子とその酒で献杯す。

 23時頃、就寝。

 

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初めての職質

 朝起きて冷や飯をレンチンしようにも今電子レンジが壊れていてできないので"干しひ"で粥を作る。胃にやさしく朝はこれがいいかも。

 午前中、息子と大型家電ショップに電子レンジを買いに行く。壊れたやつも引き取ってもらおうと車に積んで行ったが、聞くと引き取れるがそれだとかかる代金が高くつくとの話。市に電話してそれ用の有料シールを買って貼り、しかるべき日にゴミとして出した方が安いですよ、と言われそうすることに決める。帰宅後も壊れたやつは車に乗せたままにして明日シールを貼って、市の廃棄物センターに電話しようと息子と話す。

 帰りがてら食事して、新しい電子レンジの設置などを息子に任せ、自分は午後はドライブへ。某大型古書店へ行き買い物し、店から出た時にそれは起きた。恰幅のいいお巡りさんと若い婦警の二人組に初めての職質を受ける。

 職場でも良く職質されたと話している人がいて、自分はされたこと全然ないけどなあ。。。と思っていた。そんなこと、この世の中に本当にあるのか?くらいに思っていた。でも、泉谷しげるの『黒いカバン』のように歌にもあるからなあ、と。なので、これかあ!と内心、好奇な気持ちに満たされる。

 何を買ったのか?から始まり、車の中を見せろと言われ、何故、電子レンジが積んであるのか?トランクを開けて中を見せろと言われ、職業を聞かれた。そこで、

 買ったのはジェイムス・テイラーというアメリカのレジェンド級のシンガーソングライターのCDで昔から好きでただこれは持っていなかった一枚で、来月、来日しそのコンサートがあってそれに行くので最近またまとめて聞いているのだ、彼は先ごろ亡くなった小澤征爾と友人同士だったのでもしかしたら日本で一日だけのコンサートというのはそれが関係しているのかと自分は勝手に思っている、電子レンジは壊れてしまい午前中新しいのを買ったところだが古いのは降ろさずにおいて指定のゴミの日にしかるべき方法で出そうとしているところだ、この年なのに車に若葉マークがついているのは去年失効してしまいまた教習所に行って取り直したからだが、それは事情があって本籍地を変えたら更新案内のハガキは来ないということを知らなかったかったからなのだ、それで山形の教習所で合宿で取ったのだが平日の地方の教習所は今色んな外国の人がいっぱいいて彼らは何語で試験を受けるのだろうか?自分はドライブシュミレーターをやると気持ちが悪くなる何故だろう?トランクに軍手や雨具やディレクターズチェアやシャベルやスコップが入っているのは自分は遺跡の発掘を職業としているからで、この多摩センター界隈はその開発時に世界でも稀に広大な敷地をやったことで有名な考古学の地なのだ云々・・・・ということをこの何倍かの量で嬉々とした目で延々諾々と話していたら、婦警の方が"やばい奴に当たった"のような顔になり、それでもう一人が自分をなだめるように「今まで千人以上に職質させていただきましたが、その職業の人に会ったのは初めてです」と言うので、多摩センター駅前に東京都埋蔵文化センターがあってそこに博物館も併設してあるのに知らないのか?と聞くと、自分はこの地にまだ赴任してきたばかりなので。。。と、言ってそそくさと退散した。ん?良く勉強したまえよ。

 帰宅して、ジャガイモが大量にあるので大量にポテトサラダを作る。それと夕食用にカレー。

 夕方、17時40分から山形長井市の兄の店からHEATWAVE・山口洋さんの能登復興支援の配信ライブがあるといので、夕食がてら息子とそれを見る。

 その後は大河ドラマ『光る君へ』、『さよならマエストロ』。

 23時、就寝。

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"ザ・サブタレニアンズ"のライブを見た

  快晴だが風が冷たい一日。

 下北沢Lownにキャリア30年の新バンド"ザ・サブタレニアンズ"のライブを見に行った。

 黒水伸一(THE SHAKES)、篠原太郎(THE BRICK'S TONE)、CROSS(the LEATHERS)という30年超のキャリアある3バンドのリーダーが集結した新バンド"The Subterraneans"(ザ・サブタレニアンズ)、デビュー! 3月8日(金)1stアルバムリリース&ティーザー動画公開! - ニュース | Rooftop (rooftop1976.com)

 下北沢には開場時間よりかなり早くに着いてしまい、羽織るものを忘れ凍えるように時間つぶしていたが、終演後は汗びっしょり。いい年して久しぶに歌ったり踊ったりして楽しかった。今、声がガラガラ。

 濃い顔立ちのイケメンのメンバーたちが生で目の前に揃うとステージからの圧が凄かった。MCで黒水氏が「昔は敵だったから。。。」と言っていたが、さながらそれは"シマ"の取り分を手打ちしたイタリア・マフィアの2代目たちといった様相。しかし、曲・演奏は個性の住み分けができているとかいうのではなく、それ以上に溶け合っていて、この人たち、本当に"組"になったのだなあと実感した。

 昨日のデヴューアルバム!の発売日は、Yahoo!ニュースにもなったというが、そのアルバムにメンバー全員のサインを貰った。宝物が一つ増えた。

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 ところで『ジェリーとMagicBox』のジェリーって誰のことだろう?一聴してジェリー・リー・ルイスかと思ったが、歌詞に"ハノイが爆撃されていた頃"とあるので60年代とするとジェリー・ガルシアかな。ジェリー・リー・ルイスだと50年代の印象が強いし。今度、聞いてみよう。


 23時就寝。

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緻密な作業につくづく不向

 朝起きて外を見たら雪。ただもう止んでいてアスファルトもねずみ色。ノーマルタイヤでの車出勤でも大丈夫だろうと理解する。

 次の現場のメンバーが一人足りないと思っていたところ、会社に行くと朝一でUさんから一人あてがあるとの申し出。自分も十分知っている人。早速に電話するとOKとのことで安堵する。その後、すぐ予定地の下見に行く。

 昼頃、納品した写真データに不備があると連絡があって対処すると話したところ、些細な不備なのでこちらで直すと言ってくれ、ありがたいやら申し訳ないやら。あんなに見直したのにとやや自己嫌悪。性格が大雑把過ぎて緻密な作業につくづく不向きだなと思う。

 原稿が終り、現場が始まるまで何してようと思ったら、図面のデジタルトレースを手伝うことに。イラストレーター。昔散々やったので望むところ。自分はタブレットを使わずマウス派。どっちもできるが。それにこれは個人的に一日中やっていても飽きない好きな作業だ。楽しい。

 夜、今日息子が夕飯がいらない予定なので、簡単にチキンライスとサラダで済ます。冷蔵庫にストックしてあるごはんを使おうとしたら、今、電子レンジが壊れているのに気づく。暖かく食べようとしたら煮るか、炒めるかしかないと思い炒める方にする。冷や飯はパラパラしているのでその方が良いと思った。美味くできる。

 夜、日本アカデミー賞の授賞式、アナザーストーリーでディラン、『不適切にもほどがある』と、珍しく見たいものが3本重なっていて、日本アカデミー賞の授賞式を途中まで見て、その後、アナザーストーリーのディランを見た。『不適切~』は録画。明日見よう。

 『アナザー~』は1965年、ニューポートフォークフェスティバルでエレキで登場したディランの伝説のステージ。そのステージを見ていたひとりが後年、ディランをノーベル賞に推したと言う話。ふーん。

 23時半、就寝。

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約束の橋

 昨日、カイロを貼って温めたからか腰痛は大丈夫のよう。ただ用心してバンドを巻いて出社。天気予報で今日は少し暖かくなるとか。

 午前中は納品の手伝い。天箱に入った古代の遺物と原図。2か所に分散して降ろしたらそれだけで午前中いっぱいかかってしまった。

 昼休み、昼食を早目に済ませ、またスーパーで食材の買い出し。本社勤務だとこれができるのが良い。肉と野菜その他結構な量を買う。置きに一度家に帰ると息子がいて、今日は夕方からの勤務とか。今週末の日曜日が珍しく休みと言うので、壊れた電子レンジをその時一緒に買いに行こうと話す。

 仕事は原稿。大方、終わる。ただ納品先には文中に使う句読点や言葉遣い、記号の大きさなどに色々と規則があって、それのチェックなどする。こういう作業は苦手ですぐ眠くなってしまう。睡魔と闘いながらの作業。月中か月末から現場が始まるので、頭の中は早くもそちらの事。メンバーが一人足りないので何とかせねば。

 帰宅してチキンのトマト煮を作る。作りながらテレビでYouTubeを見る。詩人・吉増剛造とジョナス・メカスの映画に佐野元春が音楽を担当した映画の予告のような動画。その後、放っておいたら最近の佐野のライブ動画が立て続けに流れて来てひとしきり見る(聞く)。

 丁度、午後の休憩時に料理研究家の栗原はるみ氏が前に佐野と雑誌で対談した記事を見たところ。栗原氏はご主人を亡くし傷心のところ、たまたまテレビで佐野が『約束の橋』を歌っているのを見て、こんなカッコいい人がいるのか、とファンになり、死ぬまでにやりたい100のこと、というリストに佐野元春に会うというのが入っていたとか。そのテレビを見るまで佐野元春を全く知らなかったとか。

 (愛する人の)不在を意識すること。それをどう生きるかという問いが創作の源になっていく、というようなことを佐野は対談で語ったとあった。料理しながらテレビから『約束の橋』。最近、こういうことが多い。

 食後、プレバトを見て、それからまた韓国語の勉強。

 22時半、就寝。

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またじんわり腰

 寒い朝。窓の外を見るとうっすらと雪で白くなっているところがあった。積もっていると言うほどではなくほんのうっすらと。

 洗濯機を回すだけ回してあとは今日休みの息子に任せる。それとエアコンのランプが点灯したままになっているのでそれも任せる。ある部位を取り出して清掃するようにとのサイン。出かけるのにフーディーの上にダウン。そのくらいで丁度いい程。下もズボンの上にシャカパンを履く。

 仕事場に行くと朝から訃報を聞く。20年前くらいに都内の有名な某古墳を調査した時に一緒に仕事した方。自分は今室内で原稿だが、現在わが社でやっている現場に先日現れて元気そうだと聞いていたところ。定年して再雇用で働いていたが、それも今月いっぱいで終わりになると話していたとか。あまりに突然のことでその時現場にいたメンバーも言葉を失っていた。R.I.P。

 今月の半ばか終盤に始まる現場のためにちりじりになっているメンバーを集めているが一人はどうしても戻せないよう。誰か別の手を探さなくては。

 夕方、帰り際に息子からLineがあり、いつも通っている耳鼻科にいて、夕食のことを何もしていないとのこと。了解と返信す。帰宅して簡単に豚生姜焼き。肉ばかりになってしまうと自分には良くないのだが。

 今週末に下北沢でサブタレニアンズのライブがあって、予約しなくてはと思っていたらWさんから連絡あり。席がもう残り少ないが来るか?とのとのこと。すかさず行くと返信する。メンバーに連絡してくれてゲストチャージで入れてくれるとの事。嬉しい。楽しみ。

 急に寒くなったせいかまた腰がじんわりと痛み始めた。前回のような激痛と言うものではなく、じんわり。風呂上がりに湿布ではなく貼るカイロを貼る。この場合はまだ炎症がないので温めなければ。前回の時、教わった通り。

 夜、今夜もJ.Tを聞く。ライブ。

Amazon.co.jp: James Taylor (Live): ミュージック

 音楽の多幸感がスティービーワンダーのそれと同じなのを発見する。こちらも早くも楽しみ。

 23時半、就寝。

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Dad love’s his Work

 朝、家を出る時は薄曇りの天気だったが、昼頃から弱い雨が降り始め、段々本降りに。寒い一日。

 週末大きな買い出しに行かなかったので冷蔵庫が品薄。なので昼休みに買い物していったん帰宅し、切れている灯油缶を積む。これは帰宅時に買って帰るため。本社勤務だとこういうことが出来るので良い。

 仕事は午前中先週校正が戻ってきたデータを直し、午後からその納品のためにDVDに焼く作業。枚数が多いのとデターが重いのが重なってそれだけで結構な時間がかかる。午後はなんだかんだでそれでつぶれてしまった。

 昼に積んでおいた灯油缶に灯油を買って帰宅。18リットルが1980円もする。少し前の2倍近い値段。少し前に夏日のような日もあったが、今日のように寒いとまだ必要だろうと思う。これが今季最後とはならないかしら。

 帰宅して火曜日なので写経。その後、料理。自分は揚げ物はしないのだが、冷蔵庫にずうと残っている唐揚げ粉があってそれを使って鶏ももを焼く。フライパンに油を多めにしてちょっと揚げ物風に。唐揚げもどき。まあまあ旨くできた。

 食後は韓国語のお勉強。今日、弟からスマホに英検2級に受かったとのLineがあって大いに刺激を受ける。自分も韓国語検定でも受けようか。

 チケットが手に入ったので俄然盛り上がってYouTubeでジェイムス・テイラーの動画をいくつも見てしまう。中にいつも聞いている臼井ミトンのラジオで80年代のJ.Tを語ると動画あってそれも見た。この回、ラジオ、聞かなかったな。

 アメリカでのそれに比べ、日本での人気のなさ。どうりであっさりチケットが買えたと思った。動画を見ると(聞くと)アルバム『ダディーズ・スマイル(原題・Dad love’s his Work)』を20枚持っているとの熱烈なファンぶり。日本では70年代の昔懐かしの人のような印象で語られることばかりが多くて確かに彼が憤慨しているのも分かる。

 『ダディーズ・スマイル(Dad love’s his Work)』は自分も個人的に思い入れのある一枚。寝るまでそれをすっかり聞いてしまった。

 James Taylor - Hard Times (youtube.com)

 23時半、就寝。

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J.T

 昨夜、結婚式に行った息子が未明になっても帰宅しないので心配でまんじりとせずなんだか寝たりないよなう目覚め。結局は帰ってきたのだが。式が終わった後、娘(妹)のところに行ったのだとの事。なあんだ。

 昨夜の野菜炒めで弁当を作る。仕事では使っているPCがついにダメになって新しい(古い)のと変える。自分はほぼ文章を書くだけの仕事なのでその分だけ動いてくれれば十分だ。

 写真は昨日、鳥が降ってきた一件後に電話した際、実は娘に勧められていた一冊。レターパックで郵送してあげる、と言っていたが、息子が行ったので託されて帰ってきた。こういうのは本来、父から娘に勧めるもののような気がするが。

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 早速少し読んだが内容はなんとなくいつも思っていたことが言語化されている小気味よさ。お金といのちについて考察した一書。こういうのは普段全く読まないのだが、読むと腑に落ちること多々あり。

 と、この本に背中を押されたという訳ではないが、このコンサートチケットを購入した。楽しみ。

 JAMES TAYLOR - ウドー音楽事務所 (udo.jp)

 0時頃、就寝。

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空から血まみれの鳥が落ちてきた日

 朝、朝食は昨日の煮物。毎度のことながら朝の方が味が沁みていて美味い。食後、すぐ洗濯機を回して干す。

 今日は息子が友人の結婚式に行くと言うので一緒に家を出る。昼めしがてら高幡不動のモスバーガーに行くつもりだと言うと、息子も食べたいと言うので二人で予定より少し早めに行って食べる。てりやきバーガー。美味。

 で、それが起きたのは息子と別れ一人で高不動に行ったその境内でのこと。お賽銭を入れ、手を合わせ、中で行われている護摩の般若心経に耳を傾けていると、足元にボトッと音がして何かと思って見たら、毛がむしられ血だらけの、見るも無残な鳥の死骸だった。

 一瞬、何が起きたか分からず、空を見上げるとトンビ?が3~4匹いて上空で旋回しているので捕食した鳥の奪い合いでもして落としたのだろうとすぐ理解した。が、場所も場所、手を合わせた直後のこと、あまりに不吉に思ってその場を離れた。起きたことが余りにシュール過ぎて信じられない気持ち。

 動揺を抑えるようにしてすぐ駅中の書店で立ち読みなどするが気分は晴れぬまま。そして書店を出ようとしたら今度は娘からスマホに電話があり、誰かに話したほうが良いと思い、起きたことをすっかり話すと、娘も、えーーー!!と驚いた様子。

 しかし、PCの前に座っていたようで、すぐに何かを検索して、鳥の死骸に遭遇することの意味のようなことが書かれたスピリチャル系のページを読んでくれた(それにしてもインターネットってありとあらゆることがアップされていて呆れるやら感心するやら)。

 それによると、それは古い価値観の自分が終り、新しいステージに進むサインで、門出のような意味があるのだとか。「体を失って、魂だけの存在になってから何かを伝えようとしたら、そういう方法しかないんじゃない?」と娘。母(妻)のことを言っているらしい。それを聞いて少し動揺が収まる。そうだとしてもう少し違う方法で伝えてくれないものか(笑)。

 帰宅して、韓国語のお勉強。だが少しして眠くなってしまい、横になって眠ると今度は金縛りのようになってヘンな夢を見た。昨日突然、電子レンジが壊れたり変な週末。起きて、気を取り直して買い出しに行った。

 今日は息子は夕食はいらないと言うので、夜もまだ残っている煮物で済ます。スマホで夕方に録音したラジオ『ボイス・ミツシマ』を聞く。今日のゲストは坂本美雨。彼女の『サンダンス』という曲を聞いて少し元気になる。

 sundance (youtube.com)

『サンダンス』ってネイティブアメリカンの儀式だが曲はケルト調。それにしてもネイティブのメディスンマンや長老(エルダー)たちだったら今日のような出来事に一体何と言うのだろうか?

 ドラマ『光る君へ』、『さよならマエストロ』を見る。現在22時半。

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電子レンジが壊れた

 朝、昨日と同様、天気快晴成れど肌寒し。

 息子が仕事に行き、朝食の準備に温めものをしていたら電子レンジが壊れた。歯磨きしながらテレビを見ていたら、ビビッ、ビビッ、とやや大きな音がして、なんだなんだ?と思ったら、電子レンジの中が激しく点滅していて、スイッチを切り開けると、もわわ~~んっと、煙が出てきた。終了。。。ガックリ。

 その後すぐ床屋に行った。実は昨日の夕方に行ったのだが人がいっぱいでやめたのだった。今日は自分が一番乗りだろうと思っていたが先客がいた。持参した本を読んでゆっくり待っていようと思って読み始めたらすぐに声がかかったので良かった。

 その帰り、いつも行くスーパーが至近なので切らしていたインスタントコーヒー、牛乳などなどを買う。それと仏花。仏壇の備え付けの花瓶に余るほどだったので、それとは別の花瓶も用意する。仏前が普段より華やかになった。

 あとは一日ずっと家にいた。韓国語の勉強と読書。ラジオ、Tverでドラマなど。午後の遅く娘と電話。まだ先の話だが7月の連休に韓国に行かないかと誘われる。

 夕方、冷蔵庫にあるものでじっくりと煮物を作る。鶏もも、人参、ジャガイモ、ごぼう、玉ねぎ。しらたき(あるいはコンニャク)、キノコ類も入れたいところだが、あるもので、と思って、特に買いに行かなかった。それとキャベツの甘酢漬け。

 帰宅した息子に電子レンジが壊れた件を話す。いつ買った電子レンジか自分は覚えていなかったが、息子は覚えていた。彼が小学校五年の時だとか。今はスーパーヤオコーになっている場所は以前はヤマダ電機でそこで買ったと言う。

 自分も昔のことを細々覚えている方だが、息子はもっとすごい。嘘だろう?と思うような幼児(赤ん坊)の頃からの記憶がある。聞くと今のが壊れる前の電子レンジの色や形もすっかり覚えていた。

 夜、NHK・BSで『ヒマラヤに見た夢・天空の"秘薬"を求めて』という番組を見る。

 ヒマラヤに見た夢 〜天空の“秘薬”を求めて〜 - NHK

冬虫夏草というアジア、特に中国で珍重される薬草がヒマラヤにあって、それを取りに行く親子のドキュメンタリー。中国では始皇帝の頃より不老長寿の薬として珍重され、今、富裕層の間ではモノによっては金より高値で取引されているのだとか。貧しさから抜け出すためと、父親に連れられて初めて行く16歳の息子は道中、ノートに詩を書きつけ、鼻歌で作曲していて最後にその歌が流れたが、ウディ・ガスリーか弾き語りの時のスプリングスティーンのうたのようだと思った。

 0時頃、就寝。

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味噌煮込みうどんを作った

 今日から3月。空は晴れているが肌寒い。

 夢に妻と義父母が出てきた。和室にいてそれそれの前にお膳があって何か料理が乗っている。向かい合って座っていて、義母がニコニコしているので自分が肩を揉んでやる。自分は生前の義母に一度しか会ったことがない。揉んでいる途中で目が覚めた。

 昨夜のキャベツのごまみそ炒めの残りをタッパーに詰めて、おにぎりを2個握る。

 朝、通勤中に車のラジオを点けるとDr.Johnの『アイコアイコ』。数日、Dr.Johnをトリガーに書いたり聞いたりしていたのでタイムリー。最近こういうことが多い。臼井ミトンの番組で今日はピアノロック特集とか。

 昨日の夕方、校正を頼んでおいたものが出来たと連絡をもらったので午前中それを取りに府中に行った。それを受け取った帰り、スマホを見ると、昨日のこのブログの記事の英語のスペルが間違っていると山形の弟からLineあり。返信メールではなくせっかくなのでコンビニの駐車場から電話して話す。

 午後は受け取ったものの直し。PCに向かっていると、会社に電話があって新しい現場のお話。自分のチームに是非と言う依頼らしいが、今、皆よその現場に出払っている。そこからまた引っこ抜いて良いものかどうか。バラバラのメンバーを集めるブルースブラザースの気分。今月の第3週か4週目くらいからとか。

 夜、昨日息子が作ってくれようとして食材を買いに行っていたところ、入れ違いに帰宅した自分が先に違う料理をし始めて棚上げになってしまった味噌煮込みうどんを今日こそ作る。少し前の息子の名古屋土産。ただ昼が少なかったのか、作り始める直前、すごく空腹で自分だけ先にスーパーの食材のぶりの照り焼きで食べてしまう。その後、ゆっくりうどんを作る。鶏肉、ネギ、キャベツなどを投入。食べ方、の欄にあるように水の量やらなにやらを計って忠実に作ったのに、出来上がって味見すると凄くしょっぱい。なので水を足す。

 詳しくは書かないが今日の昼間、弟と話していて第十一代目・市川團十郎を思い出した。今の團十郎のおじいちゃん、第十二代目のお父さん(って当たり前か)。十一代目の当時の人気はすさまじく、そのため妻子は世間から完全に隠された。少し人間的に難しいところもあった十一代目とそれを陰で支えた奥さんの、この壮絶な愛情物語を自分は以前、宮尾登美子の小説『きのね』で読んだのだが、そうせねばならない悲しみが二人にはあって、そのことが逆に十一代目の芸を鬼気迫るものにする。

 「きのね」~天からの合図: ペンギン・ビート急行 (cocolog-nifty.com)

 病院に行ったら父親が誰か言わねばならないので、主人公が家で出産するシーンが壮絶。あの十二代目はそのように誕生した。どんな人間ドラマが裏にあるのか表からは分からないと言う話。

 『不適切にもほどがある』の第6回を見る。23時半、就寝。

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