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1998年のニンニク酒

 昨夜、寝しなに息子が「あれ、飲んでも良いか?」と聞くので、あれ、とは何だ?と聞くと、台所の奥にしまってあるニンニク酒のことだった。

 平成10年(1998)とラベルにあるから今から26年前に自分と妻で作ったもの。作った当時は図書館から借りてきた果実酒の本を見て、そこのレシピにあるようにシソやゴマ、レモンなども一緒に入れたと記憶するが、何年も飲まずに放っておいたら魔女にスープのような見た目になって、「これ、どうすんの?」と常々夫婦で言い合っていた。

 それを妻の他界後に自分がコーヒー用のペーパーフィルターを使って濾したら、きれい琥珀色の液体になった。ただその時、普通に梅酒でも飲む感じでお猪口に一口、ゴクンと飲んだら途端に腹痛になってしまい、これは飲み方を間違えたら危険だと秘伝扱いにして以後今に至る。

 しかし、連日の通し勤務でクタクタの息子がついに疲れに効くならと、飲みたい旨申し出た。それで昨夜小さいスプーンに舐める程度で十分だからと言い聞かせ、ついでに自分も飲む(舐める)。子供用のスプーンの小さじいっぱいで二人とも体が内側から熱くなり、やばいやばいと言い合って寝た。

 それで今朝。普段朝はストーンズの歌の歌詞宜しく"年老いた少年"のような息子が、お目目パッチリで元気いっぱい。自分も嘘のように目覚めが良くて、何かをキメた後のように二人とも出かけたのであった。で、自分は今日から現場。

 天気予報が寒暖の差に気を付けるようと言うほどに、昨日に比べ今日は暖かかった。久しぶりに集まるいつものメンバーでやる現場はやはり良いもので、活動停止状態だったバンドが再開したような感じか。久しぶりに会う人も元気そうで何より。室内での作業よりやはり時間が経つのが早くて腹が減る。おかげで昼夜ともに飯が美味かった。

 夜は鶏もも肉とキャベツ、ピーマン、玉ねぎで炒め物。醤油、みりん、酒、酢、三温糖で作ったタレで炒め、片栗粉をまぶして中華風。本当は豆板醤があれば良かったが、冷蔵庫に瓶はあるものの空だった。

 久しぶりに動いたら、心地よい疲れで眠い。良い一日だった。今夜はニンニク酒ではなく芋焼酎のお湯割り。風呂入ってねよ。現在、22時7分。 

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