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『チキン・スキン・USA』

 昨夜、帰宅が遅かったので寝坊するかと思ったがいつも通りに起きた。この数日は決戦!のようにテンパッた雰囲気の息子だが、彼がまだ寝ているうちに弁当に親子丼を作ってやる。弁当箱ではなくやや深目の正方形のタッパーに"丼"風にした。たっぷり、と。

 昨日、鎌倉に行き、今日はまた神保町にライブを見に行くので、朝の早いうちから食材の買い出しに出かけた。買う品物ごとに例によってスーパーを数件ハシゴした。

 昼、高幡不動の喫茶「シロクマ」で、昨日に続きまたハンバーガーを食べる。以前にチェーン展開しているような店ではなく個人のお店で出しているようなご当地バーガー的なものはないだろうか?とネットで検索したら出てきた店。何度も前を通ったことのある建物の2階の店。こんなに長くここいらに住んでいるのに全く気が付かなかった。

 それで入ってすぐ、一番オーソドックスなハンバーガーを注文する。店内にスティービー・ワンダーの『Talking Book』が流れていて、スティービー信者である自分にはそれだけで好感大な店。出てきたハンバーガーもこれまでの中で一番ハンバーガーらしいルックスでばえた感じ。美味しくてしかもでかい。1個食べたら十分満腹になった。

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 その後、神保町の多目的サロン『レタス』に下村誠トリヴュートLive「BOUND FOR GLORY」vol.9 を見にいった。下村さんのバックバンドだったスナフキンによる歌と演奏。

 今日は普段やらない『チキン・スキン・USA』をやると言うので楽しみだった。この歌は1989年に自分と下村さんがアメリカを旅した時の歌で、初めすごーく長かったのを編集して今の形になったもの。BOROの『大阪で生まれた女』とか虎舞竜の『ロード』みたいに。

 サビの"ハロー"に続く様々は、多くの人にとっては歌の歌詞だが、自分にはドキュメンタリーである。ああ、あの時の、あそこでの、あの事。。。とすべてのフレーズに映像や出来事が紐づけされていて、聞くとすっかりあの夏に連れ戻されてしまう。あの頃はもちろんスマホなどないからあの旅ではほとんど写真を撮らなかった。ただ自分にはこの歌があって、歌を聞くたび特定の記憶が呼び起こされるというのは密かに自分にだけ許された特権だと思う。

 かくして文字を持たないアボリジニが部族の歴史を歌に記録するということがいかに有効なのかを身をもって知る。ソングライン。聞いて、真空パックしたものが開封されたみたいになった。スナフキンの皆さんありがとう。

 ライブが始まったのが15時で、終わったのが18時頃。友人のWさんに亡妻をイメージして描いたという絵を貰う。今度出す詩集と交換という話に以前したが、先に貰ってしまった。感謝。

 それからすぐに帰って、家には17時頃帰宅。すぐカレーを作って食べる。大河ドラマを見た。現在、22時。二日続けて出ずっぱりだったので、風呂に入って早く寝よう。3月はライブをいつもより多く見たが、ライブハウスやお店でのライブはひとまず終わり。後は来月のJ.T(ジェイムス・テイラー)モードに切り替えよう。それと貰った絵、何処に飾ろうか。

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