買わなければ
朝、おにぎり昆布でおにぎりを2個握る。天気は今日も雨でまた寒い。また寒暖差で体調を崩しそう。
先日、弟と電話で話た際、故・松村雄策氏が生前、ブルース・スプリングスティーンの当時の新作『ウェスタン・スターズ』を批判した文章について話したのだが、自分はそれを書店で立ち読みか何かで目にしたのだとばかり思っていたら家にあった。
以前プリンスの全アルバム解説がある号のロッキンオンを買ったのだがそこにあった。読むとアルバム全体を批判しているわけではなくて中の3曲が昔の西部劇映画の映画音楽のストリングス、ホーンアレンジを明らかに意識していて、何故?こんなものを作ったのか?とあった。
アムネスティの活動に参加したりして、ネイティブアメリカンの歴史をブルースが知らないわけがない。ブルース・スプリングスティーンは弱い者の側に立つ人間ではなかったのか?この3曲だけはステージで演奏しないで欲しい。もしやったらあなたはブルース・スプリングスティーンではなくなる。。。というのが文の骨子であった。今は音楽評でも何でもめちゃくちゃ褒めるか貶めるかしかのどちらかなので、久しぶりの松村節に接し、初めて読んだときは快哉を上げたもの。記事を弟に写メした。
氏が上げた3曲をさっそく通勤中の車で聞くと、うん、確かに、と思った。子供の頃、父親がカセットで西部劇音楽特集のようなカセットを持っていて車でよくかけていたが、そこにあった『リオ・ブラボー』とか『黄色いリボン』とか、なんかそんな音楽を想起させるに十分だった。アメリカで今一番苦境に立たされているプア・ホワイトと呼ばれる人たちにブルースは寄り添おうとしてこうなったのかな、と考えた。
仕事は先日終わった現場の写真整理。次の現場のメンバーが一人足りなくてどうしようかと思っていたところ、手配が付きそうで安心する。
昨夜、ネット動画で中上哲夫氏の朗読を聞いた(見た)が、今はネット上に彼の詩が少なからずあって、休憩時間、昼休みなどにひとしきり読んでしまった。メルカリだかなんだかそんなので白石かずこ氏が中上氏の詩集の帯に寄せた手描き原稿が高値で売られているのを見つけ、それも驚く。白石さん曰く"日本のケルアック"と、あった。
自分は中上氏の行き過ぎないユーモアや諧謔味のある詩がかっこよくて好きだが、確かにそれはケルアックの翻訳家だけあってケルアックのそれに通じていると思う。最新詩集が出たことを知る。買わなければ。
【新入荷詩集】中上哲夫『川の名前、その他の詩篇 2011~2021』は、とてつもなく洗練されていた|横山ゆみ/詩・よこやま書店店主 (note.com)
もうかなりご高齢のはず(現在85!)。皆、今の日本にケルアックがいるんだぞ。
夜、自分はパスタで、息子用に親子煮を作った。
0時ころ、就寝。
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