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『キャラクターズ』

 朝、天気快晴。昨日と同様に風がある。

 いつものようにまた小学校から合唱の声がして清々しい。普段通りに起きて、洗濯、掃除、台所の洗い物と、その他、いつもやろうと思っていてできない様々をしていたらあっという間に午前中が過ぎた。

 午後、資源ごみを捨てに行きながら車で先日中古で買ったスティービー・ワンダーの『キャラクターズ』を聞いたらすごく良かった。発表当時は80'sの、あの打ち込みとシンセの音が嫌いであまり熱心に聞かなかったアルバム。

 世間的にも80'sは彼の低迷期と言われている頃で、自分も高校生の頃郡山で見た生のブラスセクションを従えてのあのライブを目撃した経験から、このころは肩透かしを食ったように思っていた時期。この頃も一度来日していて武道館に見に行ったが、ピコピコと機械をいじっているだけのようでつまらなく感じた記憶がある。

 今になって良く思えるのは一つには自分があの時代の音に慣れたということがあるか。その後、世間のポップミュージックは多かれ少なかれ皆同じような作りになってどれも同じと思っていたが、その中にも良しあしがあることを自分が聞き取れるようになったと言うことかもしれない。当時、評論家筋からも酷評されたアルバムだが、プリンス一人激賞していた。天才は天才を知るということか。

 そんなこともあって帰宅後、夕方ぐらいからNetflixで『ポップスが最高に輝いた日』を見てしまった。「ウィ・アー・ザ・ワールド」レコーディング時の舞台裏に迫るドキュメンタリー。「ウィ・アー・ザ・ワールド」も当時、自分は冷ややかに見ていたが知らなかった色々を見れて面白かった。

 特にスティービー・ワンダーが"アフリカを救う歌なんだったら、スワヒリ語を入れよう"とか言って勝手に歌詞を書き換えたりして問題児ぶりを発揮していたのに爆笑する。それと全くどう歌って良いか分からずほぼパニック状態のボブ・ディラン(完全に目が泳いでいる)が「スティービーに歌わせてみて。。。」と哀願し、スティービーがディランの物まねで歌い、その物まねを本人が真似て歌うシーンなど。痛々しいディランを見れて貴重。それとライオネル・リッチーを当時自分はボロクソに言っていたが、いいやつだったことが分かる。ごめんねライオネル。

 夜はカレー。昨夜、娘から映画を見てから帰ると連絡が来ていたが、夕食をどうするのか分からなかったのでそうする。必要なら勝手に食べるだろう。

 案の定、娘は遅くに帰宅。オーストラリア土産にアボリジニーアーティストがデザインしたというマグカップを貰う。

 23時半 就寝。

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