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凄いドキュメンタリー

 天気快晴。

 まだ五月というのに真夏のような暑さだった。午前中は休憩の回数を増やしだましだましやって、午後は現場がすっかり隣のマンションの影に入るので助かった。この地の利?はこれから本格的に夏を迎えるにあたっての数少ない?勝算の一つと言って良いだろう。

 帰宅して簡単に食事して夕方すぐ整骨院へ。数日、現場で指示するだけにして自分では掘らないでいたので、腰、脚から痛みは消え、大分良くなった。電気をかけ、後はマッサージなど調整だけ。定期的に通いたし。

 戻ってNetflixで凄いドキュメンタリーを見た。『カメラが捉えたキューバ』という映画。50年にわたってキューバに通い、市井の人々との交流とフィデル・カストロを撮り続けたアメリカのジャーナリスト、ジョン・アルパートの作品。

 カメラが捉えたキューバ : 佐々木俊尚 ドキュメンタリーの時代 - 映画.com (eiga.com)

 感想は色々あるが、自分はやはり前半、1979年に国連で演説するために訪米したカストロを撮った映像を興味深く見た。圧倒的なカリスマでありながら人懐っこそうな笑顔とユーモリストであるその素顔に驚く。

 「私は常にアメリカの人々の友人だと思っている。ただあなたたちの政府とは全く相いれない。」

 数限りなくある殺害予告で常に防弾チョッキを身に着けているという噂について底意地悪く聞かれると、シャツをはだけて見せ「私が常に身に着けているのはモラルというチョッキだ。強力だよ。常に私を守ってくれた。」

 また「何故、高級車を乗り回す者のため、裸足を強いられる者がいる?これは一片のパンも持てない子供たちの代弁だ。」との国連での演説。圧巻。

 映画は社会体制の比較や是非ではなく、人が生きるとはどういうことなのかという命題にまでとどいて、鑑賞後には深い余韻が残った。良い夜になった。

 0時頃、就寝。

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