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『マイアミ2017』から7年後

 昨夜、窓を開けて寝たら涼しかったのだが、日の出前に起きてからのしばらくはそのままだった。が、日が昇った途端いきなり暑くなる。ぎんぎらぎん。当たり前か。予報では昨日より気温・湿度共に高いとのこと。

 夕食の残りのエビとレタスとたまごのオイスター炒めを弁当に持って行く。

 昨日聞いたビリー・ジョエルのアルバムの最後は『マイアミ2017』だが、それは70年代初めに書かれたニューヨークについての近未来SF的な歌で、今はそれより7年も先の世界だということに思い当たる。

 https://youtu.be/isG3qkQXBic?si=XwP5D6kQibfZ7BHq

 SFと言っても歌の内容は預言的に実現してしまったところもあって、例えば"ブロードウェイは明かりが消えてしまった。エンパイヤ―ステートビルは崩壊した。<中略>でも、その中でぼくらはショーを続けた"と言う辺り。実際にコロナ禍でブロードウェイが閉鎖された時期があったし、9・11で高層ビルは崩壊した。あと何が歌われているだろうか?兎に角は今はこの歌より7年も先の世界だということ。空調服の袖に手を通したりしていてそう思った。

 昨日、雨の中、土砂、崩落土の復旧作業などしたが、仕事はまた調査的なものに復帰。住居址の平面図作成その他。

 休憩時間、面白い話を聞いて爆笑する。それはある問題とその回答。次のことばを使って文章を作りなさい。打って変って→お父さんは注射を打って変わってしまった。どんより→うどんより蕎麦が好き。ハハハ。

 帰宅してシャワーを浴び、簡単な食事をした後、火曜日なので写経。その後、息子用に茄子の煮びたしを作った。

 ガルシア・マルケスの『百年の孤独』の文庫が売れているとのニュースを見る。読み通すのが難しい本とされている、との言われ方に少々驚く。自分は何度も読んだがそんな風に思ったことは一度もない。代替わりしてもホセ・アウレリャーノと言う名前が繰り返されるので混乱するとうことか。確かめようと家にある単行本(ボロボロになってカヴァーなし)を手に取ると、内容以前に字が小さくて読みずらい。昔の本って、こんなに字が小さかったのかと思う。文庫、買おうか。

 毎日切り抜いて読んでいる東山彰良の新聞小説『三毒狩り』がマルケスの『百年~』を意識したものではと考える。どちらも冒頭、主人公が銃殺されるところから物語は始まる。作家はマルケスのファンで影響を受けていることを公言してる人。しかも『百年~』ももとは新聞小説だったとか。片や南米の歴史と一族のサーガで『三毒~』はその舞台が台湾と中国。思えば妻を亡くして以来、自分の日常もマジック・リアリズム的だ。

 そういえば娘が今日から仕事で沖縄と台湾に行くとLineが来ていた。気を付けるようにと返信す。

 今日はテレビも何も見なかった。22時半、就寝。

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